【感想・ネタバレ】鬼煙管――羽州ぼろ鳶組のレビュー

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Posted by ブクログ

期待通りの一冊。長谷川平蔵(初代)からの依頼で京都に行った主人公たち。またしても巧妙な罠に嵌められ悪戦苦闘するが、仲間の協力で危機を乗り越えるというもの。いつものストーリーといってしまえばそれまでだが、当時の民衆の状況や街の様子などがとてもリアルに描かれていて、生々しい。そして時代はちゃんと移っていくわけで、このへんの繋げ方も秀逸。次が楽しみ。

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2024年01月10日

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今作もアツアツ、父と子の関係についてドラマが濃い…

主人公源吾と相性バッチリの強力な味方とともに怒涛の終盤戦
そして「あぁ…まさか…!」となる終盤戦
他の方も書かれてましたが少しばかり心にぽっかり穴が残りそう。
この穴をどうやって埋めるか、次作をすぐ読むしかない!

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2023年12月24日

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【羽州ぼろ鳶組4】
えーーーっ! 嘘でしょ⁈ なんで、どうして⁈ と、叫びたくなった終盤。。。
哀しみとその後の感動に嗚咽が止まらなかった。

今回の舞台は京。長谷川平蔵の要請で、源吾は星十郎と武蔵を連れて京へ赴く。
青坊主、火車という、妖怪の仕業と噂される珍事件を解決する為だ。

平蔵の息子の銕三郎(てつざぶろう)、火消し道具職人の水穂、京の火消し:弾馬と新キャラも登場。

しっかし、ポッカリと胸に空いた穴がなかなか埋まりそうもない(◞‸◟)
終章を読んでから、序章に戻るとまた泣けた(T . T)

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2023年11月10日

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ネタバレ

2023/7/28
鬼平が!!!鬼平が…ってへこんでたら息子も平蔵になってあれ?と調べると犯科帳の鬼平は息子の方らしい。
今までずっと鬼平だと思ってたのにね。まあ鬼平なんだけど。
いやあもう容赦ない。
史実に合わせるとこうなるからフィクションの方が好きなんだよね。
最後の方は銕三郎ばっかりだったけど中盤によく出てた京の火消し蟒蛇野条様がいいよ。
「弾馬」「源吾」って呼び合うの萌える。
また会える日を楽しみにしてます。
牢にいる野狂惟兼も気になるね。

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2023年07月28日

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京都で起こる、人が発火する事件。
事件のトリック。
容疑者、真犯人。
『探偵ガリレオ』か『名探偵コナン』か…

歴史だけでなく、理化学にも精通している素晴らしい作品。

親子愛は胸が熱くなる。

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2023年03月03日

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ここまでのシリーズで、最高作じゃないだろうか。

シリーズ未読の人は、是非1巻から読みはじめ、この4巻「鬼煙管」を手に取ってほしい。登場人物の背景が理解できるとより物語を楽しめる。

本作「鬼煙管」は、火消し、親子、兄弟、男女の様々な人間模様が京都で起きる怪事件を通して緻密に描かれている。
彼らの愛と友情を目の当たりにして、終盤は涙しながら完読した。

ストーリーの詳細は伏せるものの、間違いなく感動し、読後に満足できる素晴らしい小説。

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2023年01月30日

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京都が舞台のシリーズ4冊目。今回も熱い!歴史に疎い私も楽しめる時代小説。長谷川親子の関係、嘉兵衛の想い、弾馬と源吾の出会いなど、見どころならぬよみどころたくさん。

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2022年10月17日

購入済み

大好き

この本に出会えて良かったと思いました

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2022年10月07日

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久しぶりに面白いぼろ鳶!
京都を舞台に源吾と星十郎先生、武蔵が大活躍!
寅さん、彦弥、新之助の出番がほぼ無いが、平蔵、銕、蟒蛇さん等、魅力的な人物が代わりに活躍。
1巻が最高であることに変わりは無いが、本作も中々奇怪な手口の火付が暗躍する。最後の見せ場、およびエピローグにて感動する場面もあり。

は2.3巻を飛ばしてもいいのか、と言われると、個人的に3巻は飛ばしても2巻は読んでおきたい。しかし面白さで言うなら、1から4を取りたいところ。

ただ、この作者さんはエピローグはどの巻も良い。
問題は、敵方の火付手口もそろそろそこを尽きるのではないかと言うところ。
今後の巻が改めて楽しみになった。

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2022年09月01日

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京都の平蔵の応援にいく源吾たち。
江戸とは勝手が違うながらも奮闘する彼らに、新たなキャラクターも加わり、京の人々を救うために力を合わせて立ち向かう!

今回のタイトル鬼煙管のとおり、平蔵がメイン。
もうめちゃくちゃ格好良くて、そして泣いた…!
まさかこんな展開になるなんて…
終章でも涙腺を刺激される
人として、父として。
なんて素敵な人間なんだろう。

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2022年07月31日

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「羽州ぼろ鳶組」の4冊目。

今回は、都を混乱に陥れている火を用いた奇っ怪な事件を止めるため、京都西町奉行長谷川平蔵が頼りとする源吾を京に呼ぶところから始まるお話。
櫂五郎が操る船で大坂を経由して星十郎、武蔵とともに京都に入った源吾らに、平蔵とその息子・銕三郎の関係、火消道具を扱う絡繰り師「水工」利兵衛の秘めた謎などが絡み、いつもとは異なりじりじりと話が進む。中盤までは、弓矢を引き絞りギリギリまで解き放たない、そんな緊張感。
そして、それが解き放たれるや否や、またしても怒涛の展開だが、下手人と対峙する武蔵の姿に火消しの第一義を思い出す源吾の姿が白眉。
と思っていたら、その後の思いもかけぬ平蔵の姿はそれを上回り涙を誘う。終章の挿話がまた泣ける。

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2022年06月25日

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平蔵〜〜(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
カッコ良すぎる!もう号泣‼︎

序章&終章が良すぎて全部持ってかれた‼︎
何なの?どんどん面白くなるんですけど?

また今日も寝不足です(_ _).。o○

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2022年06月19日

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やりやがった!

謎多き火付け「火車」と対峙する京都西町奉行長谷川平蔵を助けるべく星十郎と武蔵を伴に京へと旅立つ源吾

大好きな深雪殿と新之助が江戸で留守番とあっては今作は期待出来ないなという拙僧の予想を軽く覆してきました!

新たな魅力的な登場人物と共に京のまちを舞台に暴れまわる命を護る火消し源吾を待ち受ける驚愕のラスト!
父と子の想い出の向こう側に見える鬼の平蔵こと長谷川平蔵宣雄の生き様に魂が震えるシリーズ第4巻!

羽州ぼろ鳶組『鬼煙管』!!

刮目せよ!!!(ババーン)

(次回予告か!)

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2022年06月16日

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舞台は江戸から京都へ。
火にまつわる不可解な現象ということで、京都西町奉行長谷川平蔵に火消しの源吾らが呼ばれた。

本作では、これまでの江戸の活躍とはひと味違った活躍が見れました。
個人的に、星十郎の謎解きが毎回楽しみ。
田沼様、平蔵さんのお人柄も好き。お二人とも素敵すぎます!
本作も手に汗握る展開でハラハラし通しでした。さて、これからどうなるのやら…。
涙、涙でハンカチを片手に読みました。
今後がますます楽しみです。

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2022年04月04日

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ネタバレ

現代のタバコは嫌いだけど、煙管って粋だなあ
ひたすら男たちがかっこいい…
手紙でしか登場しない深雪もぐっとくる。
源吾が、町中で料理のにおいから深雪の手料理が食べたくなるシーンが好き。

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2022年02月20日

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京都で火車の仕業だと恐れられる連続不審火
謎を解くため平蔵は源吾達を呼んだ

これはあかん!泣きながら読んだ
平蔵様の子を思う気持ち
人を守る優しさに胸を打たれた
子供の素直な言葉が胸に刻まれる

弾馬と源吾の相性もよくて気持ちがいい

深雪さんの2通目手紙は面白くてでも切なくなった

読んだ後にもう一度序章と終章を読むとすごくくるものがある(ノ_<)

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2022年02月13日

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内容(「BOOK」データベースより)
「人も同じ、身分は違えども煙草の銘柄ほどのもの」煙管の吸い口を見つめ、平蔵は人の儚き生を思い、正義と悪との境を憂えていた―。京都西町奉行長谷川平蔵は、火を用いた奇っ怪な連続殺人を止めるため、最も頼りにする江戸の火消、松永源吾を京に呼ぶ。源吾は平蔵の息子・銕三郎と真相に迫るが、やがて銕三郎が暴走し―。勇壮な男たちが京の街を駆け抜ける!

令和3年11月18日~21日

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2021年11月22日

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今回は京都が舞台。町奉行所なども絡むせいか、読むスピードが早かった。年を取ったからかわからないが、熱血主人公よりも脇役たちに惹かれてしまう今日此の頃である。

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2024年04月12日

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4作目は江戸を離れて京の都へ。ここでも江戸の一橋同様にひでえことをするやつらが裏にいる。寅、彦弥、新之助の出番はないが、京でも魅力あるメンバーが脇を固める。そして、平蔵に重大な出来事が・・・

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2023年09月19日

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さて、今回は…
京で『人が燃える』奇怪な事件が発生!
京都西町奉行・長谷川平蔵は松永源吾を呼び寄せ、事件の謎に迫ります!
京でも源吾は大暴れ〜!

今回は平蔵の愛息子の銕三郎も登場。
それぞれの心に愛あり涙あり、感動あり!です。

今回も楽しませていただきました^ ^

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2023年08月01日

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この度の舞台は江戸ではない。
舞台が京都に変わっただけで、事件もさることながら、登場人物の京言葉も手伝ってか怪しげな雰囲気が醸し出されておどろおどろしいところが、作者の巧さを感じさせる。火事が起こってそれを消すという江戸時代の話が、こんなにも奥深く描かれる事に脱帽なのだ。しかも毎度題名にも納得させられるのもなぁ。

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2022年12月14日

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コロナ陽性。発祥して8日目。

平熱で症状は安定してきた。
鼻詰まりと軽い頭痛くらい。喉の痛みは殆ど無くなったが、喉の違和感はまだ残る。

明け方、ついにカミさんが発熱と咳。もう大丈夫かと思ったが、やはり同居では逃げきれなかった。

私も受診した近所のクリニックへ。最近、代がわりして親の跡を継いだ女医先生。先代の時は子供達が世話になった。跡継ぎ先生も親身に話を聞いてくれ信頼できる。

抗原検査は陰性。PCR検査結果は明日夜判明。

経緯からみて陽性の可能性は高いだろうと先生に言われる。もし陽性だとすると、カミさんは9/11まで自宅療養となる。

私から感染したことで間違いないだろうから、私は濃厚接触者にはならない。隔離せず一緒にいてもよいとのことであった。陽陽同居だ。

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カミさんは今日から数日が辛いと思うので、家事は回復基調の私の出番だ。

夕食は豚しゃぶを作ろうと思って、白菜とピーマンと玉ねぎを切った。
薬味に小ネギを刻んでいたら、
カミさんが起きてきてジーっと見て、

パパ、それニラでしょ、と一言。

めげずに小ネギを刻み直す。

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今村翔吾 羽州ぼろ鳶組シリーズ第4弾「鬼煙管」を一気読み。このシリーズは2017年以降、僅か5年の間に12冊が出版されている。

この本とは偶然の出会い。カミさんが読書好きの知人から聞きつけてきた。最近読んだ本では断トツに面白い、涙と感動のエンターテイメント時代小説だ。

シリーズ4作目のこの本は、序章と終章が秀逸。
最初に序章を読んだ時は、何のことだろう?とピンとこないが、最後まで読み進めて終章に辿り着くと、そういうことだったのか!と大きな感動に包まれる。

終章の挿話が素晴らしい。余韻たっぷりの情緒ある風景が目に浮かんでくる。この小説は親子愛が大きなテーマなんだけど、涙せずには読めなかった。

続きも楽しみだが、他に読みたい本が沢山あるので、
月一冊くらいのペースでゆっくり読んでいこう。

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2022年09月02日

Posted by ブクログ

今回の舞台は京都。久しぶりの平蔵と源吾のコンビ。平蔵がカッコいい!ほかにも弾馬など、新たな魅力的なキャラも登場し、いつもの面々は出番はなくても、楽しく読めました。布石があったことから、なんとなく予感はしつつも、なんともやりきれないラストを纏ったストーリー。でも、新たな絆ができて、今後の展開がさらに楽しみになりました。終章のエピソードも、なんかじわっとくるもので、いい余韻に浸りました。

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2022年08月11日

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奇怪な事件を解決するのを手伝って欲しいという長谷川平蔵の依頼に応えるために京都へ行く源吾たち。
現代でも充分驚くようや化学知識を使った火付けに手を焼くものの、この背後には哀しい出来事と醜い魂胆があった。
それにしても長谷川さん格好つけ過ぎですよ、と言いたい。

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2022年07月01日

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シリーズ4作目は京都が舞台。
これまでで一番スピード感があり一気読み。
関西人なので、源吾と弾馬の掛け合いの
微妙にかみ合わない感じがおかしかった。
笑いあり、涙あり。
プロローグとエピローグも秀逸。

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2021年10月22日

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09月-04。4.0点。
羽州ぼろ鳶第4弾。襲大鳳のため再読。
京都にいる長谷川平蔵、源吾に出張火消し依頼。平蔵の息子と反発し合いながら捜査していく。。

再読しても面白い。ラスト50ページは一気読み且つ感涙。

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2021年09月06日

Posted by ブクログ

〈羽州ぼろ鳶組〉シリーズ第四作。
今回は京都出張編。

京の街で突然遺体や建物が火を吹いて燃える事件が連続して起こる。
…と聞くと、個人的には乃南アサさんの『凍える牙』を思い起こしてしまう訳だが、当然こちらは展開が違う。
京都西町奉行の長谷川平蔵に請われて〈羽州ぼろ鳶組〉頭の松永源吾は、星十郎と武蔵を連れて京へやって来た。
江戸とは勝手の違う中、源吾は少しずつ事件の真相に迫るのだが、予想をはるかに超えて奥深く大規模なものだった。

ぼろ鳶組メンバーが総出演ではないので寂しいかと思いきや、京にも愉快な火消しがいた。
野条弾馬というその男は酒飲みだし言動もとても都人とは言えない荒っぽさだが、火消しに掛けては頼れるし、何となく源吾に似ている。つまり粋なのだ。
また平蔵の息子・銕三郎(後の鬼平)が登場。何故か源吾とは反りが合わずほぼ別行動ではあるものの、銕三郎は銕三郎なりの正義で走り出す。そこがまだ青くハラハラする。
そしてもう一人、火消し道具作りの達人・平井利兵衛。六代目利兵衛を継いだのは何とまだ若い娘・水穂。武蔵は竜吐水(今で言えば放水機?)を始めとする様々な道具に魅せられると同時に水穂にも魅せられたようだ。

突然人や建物が火を吹く原理については成る程と思った。少し前に見たテレビ番組で、かのツタンカーメンのミイラに焼け跡があるのもこれが原因と聞いた。
しかしこれだけ簡単に火を点けられるということはもっと危険なことも出来る訳で、源吾や平蔵らの緊張は高まるばかり。
それにしても黒幕の思惑には驚かされる。価値観が違うと言われればそれまでだが、そのためにここまでするのか。

今回は非常に物語が練られていて、親子、夫婦、家族の良くも悪くも強い絆を感じたし、それがゆえに人は前を向いて歩ける一方で悪い方へ突き進んでしまうこともあると改めて知らされた。

長谷川平蔵が京都西町奉行時代に突然亡くなることは歴史上分かっていたことではあるものの、まさかこのような形でとは思わなかった。
別れがある一方で新たな出会いもある。銕三郎が今後江戸で源吾とタッグを組むのか、それも楽しみだ。
そして辛いシーンが続いた武蔵だが、最後にはかわいらしい一面も見せる。今後が気になる。
源吾の妻・深雪は今回は出番が少なかったものの、良いタイミングで届く手紙は源吾の心を癒し励ましてくれた。

読後調べたら、黒幕は後々の時代に断絶するらしい。ちょっと溜飲が下がる。

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2020年06月14日

Posted by ブクログ

平蔵は人の儚き生を想い、正義と悪との境を憂えていた、京都西町奉行・長谷川平蔵は、火を用いた奇怪な連続殺人をとめるため、最も頼りにする江戸の火消し、松永源吾を京に呼ぶ。勇壮な男たちが京の街を駆け巡る。

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2024年04月24日

Posted by ブクログ

ぼろ鳶にすっかりどハマりしているわたしですが、この巻はちょっと、、、囚人たちが外に出たらそりゃあこうなるやろーと、予測できてしまったため★3つで。引き続き面白いし、シリーズ史上最も泣けると帯に書いてあったからもれなく感動して泣いてしまったのだけれど苦笑。
大好きな深雪さん、新之助、寅次郎さんの出番が少なく、このまましれっと、菩薩花へ突入。

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2023年02月13日

Posted by ブクログ

長谷川平蔵親子の話に涙。どこかで聞いた名前と思って、wikiで調べたら、息子の方が鬼平なんですね。武蔵と水穂のことが気になるけど、ちょっと遠恋すぎるかな。

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2022年08月28日

Posted by ブクログ

長谷川平蔵(鬼平の父)が京都奉行に昇進し、そこの不審火に手を焼いて源吾と星十郎に助けを求めた。よってこの巻は京都が舞台となる。後の鬼平になる鐵三郎や蟒蛇こと弾馬や武蔵などの活躍の中、長谷川平蔵が殉死する。

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2021年10月15日

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