4度にわたりドラマ化された人気医療マンガ『医龍』！
教授に気に入られた者が出世する腐った封建社会と化した大学病院を変えるべく、教授選に出馬する加藤晶（かとうあきら）。しかし、女性の加藤では教授選での票の獲得は見込めない。
そこで教授選を勝ち抜くために天才外科医の朝田龍太郎（あさだりゅうたろう）を迎え入れ、大学病院の頂点を目指すが…。
この作品はとにかく登場人物たちにもの凄い魅力があります。
患者の事を第一に考え、圧倒的な技術で難しい手術を成功させていく朝田。医局内で自分が生き残ることしか考えていなかったが、朝田と出会い成長していく研修医の伊集院。大学病院の改革を目指し、女性初の教授を目指す加藤。
彼らバチスタメンバーが患者の命を救う為に奮闘する医療マンガとしての側面は勿論のこと、教授選を勝ち抜くために行われる心理戦や派閥争いといった人間ドラマも必見です！
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教授会と並行してのバチスタ手術
教授会の駆け引きも相変わらずで、密告するあたりが木原医師っぽいです。作劇上、フツーの医師にしているからなのでしょうが。
選挙制度改革案、一定のところで妥結はしそうで、これの成否が同時並行で進んでいる3例目のバチスタ手術とリンクしている辺りはかなり巧みでした。読んでいる側としては緊迫する手術の場面の方がケレン味たっぷりですが、大学附属の総合病院、を描くとなると、教授会等、もいるのでしょうし。
担ぎ込まれた急患がマザコン木原医師の実母で、事故で瀕死の重傷はちょっと因果応報っぽいですが、結局、緊急手術が2箇所で同時進行に。
助手2人(加藤・伊集院)に確認しつつ、最終的にはトリアージして急患の方にも駆けつけて何とか脳死の危機を脱したあたりはBJっぽかったです。〆切の迫った3作品の原稿を同時進行で描き上げたというのは手塚治虫御大の伝説で、ちょっとそんなのを思い出しました。
僧帽弁の手術は加藤・伊集院のお2人で先に進め、やはり伊集院君、だいぶ伸びているようですし、朝田医師の腕前、加藤助教授から見ても正に神技のようです。
始まりました
バチスタと教授会。駆け引き多過ぎて疲れる会議とか、権力にとりつかれ過ぎ。手術は見学が多くて、普段はどれだけお偉いさんに遠慮してるのかと。バチスタの成功も勿論、その他の要素も色濃くて、止まりません。
一気に読ませる面白さがある
白い巨塔にも勝るとも劣らないストーリーだと思う。神懸かりすぎると片付けることもできるけれど、そんな難癖を吹き飛ばすほど物語に引き込む強い力を持っている。私は10巻まで一気に読んでしまった。
・「二つの大動脈が、この冠状動脈を圧迫して、血流を止めてしまうなら、新しい道を俺が作る」
・「あいつらがいなければ、俺はここへは来れなかった」
・（今は、医局の誰よりも、あなたが頼もしい！）
・「･･･一緒に家に帰ろう」
・「礼はいらねえよ。母さんを引き戻したのは俺の手じゃねえ。あんたの手だろ」
木原
交通事故で運び込まれたのは木原の母。
あれだけ蹴落とそうと必死だったくせに朝田に母を助けてと懇願する木原。
同僚たちの前でママ連呼ｗｗ
飽きずに読みました
息つく間もなく一気に1巻から10巻まで完読しました。 天才心臓外科医の朝田龍太郎君の破天荒な活躍を医療現場にメスを入れるというタッチで描かれていて拍手です。 大病院に渦巻くドロドロさに果敢に立ち向かっていく朝田先生や加藤先生，内藤先生の姿に感動します。
