4度にわたりドラマ化された人気医療マンガ『医龍』!
教授に気に入られた者が出世する腐った封建社会と化した大学病院を変えるべく、教授選に出馬する加藤晶(かとうあきら)。しかし、女性の加藤では教授選での票の獲得は見込めない。
そこで教授選を勝ち抜くために天才外科医の朝田龍太郎(あさだりゅうたろう)を迎え入れ、大学病院の頂点を目指すが…。
この作品はとにかく登場人物たちにもの凄い魅力があります。
患者の事を第一に考え、圧倒的な技術で難しい手術を成功させていく朝田。医局内で自分が生き残ることしか考えていなかったが、朝田と出会い成長していく研修医の伊集院。大学病院の改革を目指し、女性初の教授を目指す加藤。
彼らバチスタメンバーが患者の命を救う為に奮闘する医療マンガとしての側面は勿論のこと、教授選を勝ち抜くために行われる心理戦や派閥争いといった人間ドラマも必見です!
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匿名
冷静なミキと加藤の策
みんな(特に伊集院)が動揺してるなか、淡々と朝田の指示に従うミキがカッコ良かった。
そして加藤の考えた、みんなが処分されるのを回避する言い訳もいい。教授を上手く丸め込めたね。
・「…頼む…君しかいないんだ…!!」「…は…はいっ」
・「さっきは殴ったりして…ごめんな」
・「…頼む、加藤。俺にとって、チームとは、共に命を追う大事な仲間だ。
一人でも命を諦めない者がいれば、俺は何があっても共に前に進む。
ここに戦っている仲間がいる限り。俺たちにできる戦いは、妥協を許さないという事だ」
・(朝田の毒気に当てられて、こんなとこまで来ちまった。
僕自身、気づかないうちに朝田に感化されていたのか?人を殴ったのも初めてだ」
無茶ぶり
伊集院が本当に無茶ぶりばっかりされてかわいそうw
だけどなんとかやり遂げるのがすごいw
朝田は手術の成功のためなら看護師にまで違法行為させる。
加藤もなかなかの策士。
保身と支配欲と
バチスタ手術、意外に早く終わりました。ただ、かなり裏技的な大技で一度に複数の処置を同時並行で進め、他の冠動脈バイパス手術も一緒にしたりで。
ミキさん、さすがにずっと朝田医師とコンビを組んでいるだけあって、手抜かり等はありませんでしたし、倫理委員会に関しては、加藤さんも話で何とかなったようです。
ま、看護師同士の足の引っ張り合い、もあるのでしょうが……。
メインお2人の過去編、家庭の諸事情と、地方での医師や男尊女卑の現実みたいなものも垣間見えるエピソードで、秀才バカっぽいミキさんの実兄(母親違い)とかの描写も分かりやすかったです。
ちょっと以前の巻に書き忘れた件ですが、原作者、日本学術会議が嫌いなようですが、菅義偉みたいな政治家が真っ当な学者の任命拒否をしている現実までは知らぬうちに亡くなっていますので、ちょっと余計な注釈でした。
面白い
Batista手術は日本国内でも保険が適用されていますしポピュラーになりつつあります。この『医龍』は話題がちと古いなーと感じるんですが主人公の朝田先生がいいですねえ。読者を飽きさせません。
私も次が見たいです。