感情タグBEST3
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シリーズ138
オクタヴィアがケイロニア皇帝に即位するところ
お気に入りは、花売りの少女と、
切れ者商人兼グインの配下リュースのエピソード
上の方の地位の人の話だけじゃなくて、
市井の人々の暮らしやエピソードがあると、
世界が広がるのよね
あとは、製鉄工場へ赴いたマローンと、
煤かぶり姫の出会いもいいし、
遠のりしちゃうタヴィアとトールのコンビや、
ポーラスターな巫女とシリウスのくだりも
ドッキドキ
そして、グイン!
さらに、頑張っちゃうドルニウスと、
秘めたる力のベイビー!
盛りだくさんな内容で、
あっちもこっちも一気に進み始めたよー
Posted by ブクログ
良いねえ、グインを中心としたケイロニアの陰謀のはじまりはじまり。オクタビアの即位に合わせて起こる阻止派との戦いに魔道の力が及ぶ。またシルビアの子供のシリウスが今後どのように関わっていくか。 うーん、今日一気読みしてしまったのはもったいなかったかな。
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ケイロニアの未来を担うであろう3人の子供。シルヴィアの子、シリウス。ヴァルーサの子、アルリウスとリアーヌ。あとオクタヴィアの子、マリニアも。担うよりは、争いの予感しかしない4人。
パロの王位継承権を持つ父と、アキレウスの後を継いで即位した母を持つマリニア。
父は知れずとも、ケイロニアの正統な血統であるシルヴィア(継承権は失効)を母に持つシリウス。
圧倒的な人気と尊敬を集める英雄グインを父にするが、愛妾であるヴァルーサを母に持つ双子のアルリウスとリアーヌ。
血統が重視されるグインの世界観からすると、マリニアとシリウスが次代のケイロニアを背負う立場にあるのだろうけど、民意というもの考えると、これ以上ない人気者のグインの子供という後光は無視できない。
マリニアはパロの方もあるし、聾唖という障害を抱えてもいる。シリウスはシルヴィアの評判と、父親の出自不明〈選帝侯の一人との密通という話があるけど)という評判の悪さ。
ほら、お家騒動の未来しか見えないや。
ま、中原3か国どこも似たり寄ったりですけどね。
パロはレムスの子供はアモンだし。リンダはいまだ処女で、ナリスとの間には子供がいない。マリウスの子供はマリニアです。
ゴーラはアムネリスの子供のドリアンと、フロリーの子供のスーティ。両親から愛されていないドリアンと、今のところ完璧超人にしか見えないスーティ。
どこも爆弾抱えてます。
ただ、未来に想いを馳せるよりも先に、現在の困難をのり越えないことには始まらない。
そのきっかけは一向に見えないですな。
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オクタヴィアが皇帝になるケイロニア。選帝侯たちは、ちっともひとつにまとまってない。黒い蝶が魔道を呼ぶ。
パロからの魔道師登場。ケイロニアのために仕える感じ。
戴冠式だというのに、不穏な気配を感じたグインは兵を率い。
間一髪のところで、シルヴィアちゃんの子シリウスを助け出す。あれ、まだ助けてないっけ。しかし、グインはそうでないと。宮廷の中であれこれよりもね。
しかし、栗本氏亡きあと、2名によって書かれているが、なんで二人とも体調不良なのか? あとがきの体調不良ネタ見ると、またかよと思う。体調不良にもめげず、書き続けてほしい、とエールを送る。
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久しぶりのグイン・サーガ。来週、地元で開催される、中島梓さん、つまり栗本薫さんの追悼対談会に聴衆として参加するので、一旦読むのを止めていたグイン・サーガに再び没入することに。
今回はオクタヴィアの戴冠までが描かれ、政治的には一枚岩で清廉であったはずのケイロニアにも、陰謀の魔の手が伸びている、なかなか薄昏い印象の一巻でありました。
こちらがしばらく離れていたせいで、忘れていたエピソードや伏線があり、あれはどうだったかな?と読むには、いささか人名や舞台があっち行きこっち行きして解りにくかったので星は3つ。ですが、ケイロニア国内の、今まで触れられなかった地理や産業などが描かれているのがとても興味深く、精錬所の場面は迫力がありました。
ロンザニアはエミリア姫がいるから大丈夫な気もしますが、ランゴバルド侯ディモスの動向のほうが私は気がかり。どうなりますやら。
サーガのお約束である、英雄と悲運の幼い王子のゆくたては、これはもう、シリウスも幸せになってほしい。シルヴィアが息子に手を取られて、幸せそうに笑う姿がみたいのは、私だけでしょうか。
次の巻は五代ゆうさんのはず。最新刊も出たところですし、明日までにもう一冊読んでしまいましょう。
Posted by ブクログ
ケイロニアに新皇帝。内容は濃かったが、局地的な話。そろそろ中原すべてを巻き込んだ騒動に発展してほしい。何巻で終わるんだろうかね。150? 200?