荻原浩のレビュー一覧
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この作家さんは、ものを書くために生まれてきた天才なんだと思います。
読み終えた時、あまりの切なさに胸が締め付けられ、涙も勿論出たのですが、鳥肌が立ちました。
人の儚さ、弱さ、したたかさ。そして、強さ、優しさをここまで文字に表せるっていうのは、この作家さんの根底に、人に対する愛があるからだと思いました...続きを読む -
最高に面白かった
まさか最後まで犬を探すとは思わなかったけど笑
荻原浩は二作目だけど、やっぱし面白いな~
最後はホロリときちゃった
二人とも似てたのね、本に影響されるの
読みかけとか、、あー愛を感じる
登場人物みんなの憎めないとことか、主人公の独白とかがだいすきでした
クスッと笑っちゃう感じがね...続きを読むPosted by ブクログ -
おじいさんのおじいさんの…とたった30世代遡っただけの、縄文時代と弥生時代の狭間のお話。
150年しか人が生きていない私の街と違って、日本中のあちこちにきっとこんな物語があったんだと思う。Posted by ブクログ -
荻原浩久しぶりの一冊。
短編8編それぞれに荻原ユーモアがたっぷり。
解説者の藤田香織氏も書いていますが、全く同感です。
解説を読み、それぞれの本編を読んでも十分楽しめる一冊Posted by ブクログ -
縄文時代を生きる少年ウルクの物語が完結。
2700年も前の縄文時代がどんなものであったかは想像するのも難しいけれど、荻原さんの描く物語は頭の中にリアルな映像が浮かび上がってくる。
この時代の、この物語の中の出来事は現代にも通じるものがある。
そういうことも含めて、最後はとても切なくて涙がこぼれた...続きを読むPosted by ブクログ -
現代で見つかった古い時代の人骨を記事にしようとする香椰の物語と縄文時代の少年ウルクの成長の物語。
ついウルクの物語にのめり込むと、ふと現代に引き戻されるようなありさまだった。
縄文時代は当然、文献が残っているわけでもなく、個人的に興味があることも手伝って夢中になって読み進めた。描写も細かく、ひと...続きを読むPosted by ブクログ