二千七百の夏と冬 : 上

二千七百の夏と冬 : 上

572円 (税込)

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ダム建設工事の作業中に、縄文人男性と弥生人女性の人骨が発見された。二体はしっかりと手を重ね、互いに顔を向け合った姿であった。三千年近く前、この男女にいったいどんなドラマがあったのか? 新聞記者の佐藤香椰は次第にこの謎にのめりこんでいく――。時代のうねりに翻弄された悠久の愛の物語。

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二千七百の夏と冬 のシリーズ作品

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  • 二千七百の夏と冬 : 上
    572円 (税込)
    ダム建設工事の作業中に、縄文人男性と弥生人女性の人骨が発見された。二体はしっかりと手を重ね、互いに顔を向け合った姿であった。三千年近く前、この男女にいったいどんなドラマがあったのか? 新聞記者の佐藤香椰は次第にこの謎にのめりこんでいく――。時代のうねりに翻弄された悠久の愛の物語。
  • 二千七百の夏と冬 : 下
    572円 (税込)
    紀元前七世紀、東日本――ピナイ(谷の村)に住むウルクは十五歳。野に獣を追い、木の実を集め、天の神に感謝を捧げる日々を送っている。近頃ピナイは、海渡りたちがもたらしたという神の実“コーミー”の噂でもちきりだ。だが同時にそれは「災いを招く」と囁かれていた。そんなある日、ウルクは足を踏み入れた禁忌の南の森でカヒィという名の不思議な少女と出会う。

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二千七百の夏と冬 : 上 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年02月03日

    久しぶりに読書。

    荻原浩氏の『二千七百の夏と冬』
    縄文・弥生時代のあいだくらいの少年の物語。
    ほんとに、久しぶりに夢中で読んだ。
    これ、ほんとに面白いよ。

    0

    Posted by ブクログ 2018年05月26日

    おじいさんのおじいさんの…とたった30世代遡っただけの、縄文時代と弥生時代の狭間のお話。
    150年しか人が生きていない私の街と違って、日本中のあちこちにきっとこんな物語があったんだと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2017年07月16日

    現代で見つかった古い時代の人骨を記事にしようとする香椰の物語と縄文時代の少年ウルクの成長の物語。

    ついウルクの物語にのめり込むと、ふと現代に引き戻されるようなありさまだった。

    縄文時代は当然、文献が残っているわけでもなく、個人的に興味があることも手伝って夢中になって読み進めた。描写も細かく、ひと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月21日

    現在と縄文時代を行ったり来たりでお話が進みます。
    最初はちょっと読みにくそうな本かなと思いましたが、話が進むうちに引き込まれていきました。
    現代で見つかった二体のミイラの出会いのお話です。

    0

    Posted by ブクログ 2020年10月08日

    縄文時代と弥生時代に生きる少年の今までありそうでなかった斬新なテーマ設定。
    ピナイの村で呼ばれる動物や植物の名前から、現代のもので何なのか想像しながら読むのがなぞなぞのようで楽しい。
    ウルクはどのような最後をとげるのか、遺跡として発見される経緯は何だったのか、下巻に期待。

    0
    購入済み

    わくわくしますが、・・・

    H
    2020年03月01日

    古代と現在を行き来することで、国家論、国家と個人の関係を述べたいのであろうと思いますが、この点はうまく書けていません。古代の話だけで充分にわくわくさせてくれますので、それに特化していればと思い、星を一つ下げました。

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    Posted by ブクログ 2017年08月28日

    ダムの工事現場で発見された「縄文人」と「弥生人」の人骨、二体は男女でお互いに手を重ね向き合っていた。三千年近く前、この男女にいったいどんなドラマがあったのか?

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    Posted by ブクログ 2017年08月14日

    題名に惹かれて買いました。

    ダム工事で見つかった古代人の骨!何故かその骨は手を繋いでいた!?
    新聞記者と大学の教授が現代でそれを解説してくれるA面

    縄文時代から弥生時代への時代の転換期、ヒナイの村に住む少年ウルクの物語がB面!

    縄文時代の生活様式が読んでいてワクワクさせられるのと、現代の言葉で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月16日

    荻原さんの本は好きなので、書店で見かけて「あ!」と思って手に取りましたが、あらすじを読んで「うーん、縄文人……」と思って一旦はやめた本です。
    パラパラと見るとカタカナの名前の羅列だし、苦手なタイプだあと思って。
    「でも荻原さんだし、いずれは絶対読むな」と今回買ってみたら、あーおもしろい。
    カタカナの...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年06月21日

    直木賞受賞作家の山風賞受賞作。個人的には、荻原作品初挑戦はこれしかないって感じで、文庫化を待って早速ゲット。日本史でありながら、まだまだ解明されていないことだらけの時代。研究に励む現代人をとっかかりに、物語は一気に悠久の古代へ。遊牧から定住を表のテーマに、井の中の蛙を裏のテーマに、山奥でひっそり暮ら...続きを読む

    0

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