【感想・ネタバレ】二千七百の夏と冬 : 上のレビュー

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久しぶりに読書。

荻原浩氏の『二千七百の夏と冬』
縄文・弥生時代のあいだくらいの少年の物語。
ほんとに、久しぶりに夢中で読んだ。
これ、ほんとに面白いよ。

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2022年02月03日

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おじいさんのおじいさんの…とたった30世代遡っただけの、縄文時代と弥生時代の狭間のお話。
150年しか人が生きていない私の街と違って、日本中のあちこちにきっとこんな物語があったんだと思う。

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2018年05月26日

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現代で見つかった古い時代の人骨を記事にしようとする香椰の物語と縄文時代の少年ウルクの成長の物語。

ついウルクの物語にのめり込むと、ふと現代に引き戻されるようなありさまだった。

縄文時代は当然、文献が残っているわけでもなく、個人的に興味があることも手伝って夢中になって読み進めた。描写も細かく、ひとつひとつの単語も現代の言葉に近い単語になっているため情景が想像しやすく、頭の中に映像が広がる。

ウルクの物語と香椰の物語がどうつながって行くのか、次の巻も楽しみ。

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2017年07月16日

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現在と縄文時代を行ったり来たりでお話が進みます。
最初はちょっと読みにくそうな本かなと思いましたが、話が進むうちに引き込まれていきました。
現代で見つかった二体のミイラの出会いのお話です。

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2022年11月21日

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縄文時代と弥生時代に生きる少年の今までありそうでなかった斬新なテーマ設定。
ピナイの村で呼ばれる動物や植物の名前から、現代のもので何なのか想像しながら読むのがなぞなぞのようで楽しい。
ウルクはどのような最後をとげるのか、遺跡として発見される経緯は何だったのか、下巻に期待。

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2020年10月08日

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ネタバレ

 あまりにも壮大な物語の始まりに、戸惑い、読み切っていけるか不安だった。登場人物も多く、名前も難しく、なかなか頭に入ってこない。発掘現場を中心とした現代と3000年近く前の縄文時代、この二つの時代が交互に語られていく。
 縄文人のウルクは子供から大人に変わっていく年頃だ。父親を子供のころに失っているので、母や弟のために狩りで獲物を捕らえるという重大な責任があるが、まだ若く経験もほとんどない。村の中でも少数派の力のない一族のため弱く、つらい立場だ。
 村のおきてを破り、幻のように語られている金色の毛を持つクムゥを探して、南の森へ足を踏み入れてしまう。その結果、村を追放されてしまうが、秘かに「コーミー」という実を手に入れることができたら、村へ戻ってくることが許されるのだ。その旅立ちの序章で上巻が終わる。
 私もしっかり物語の中に入っていくことができ、縄文時代の風景を思い描きながら下巻も楽しみたい。

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2020年07月09日

H

購入済み

わくわくしますが、・・・

古代と現在を行き来することで、国家論、国家と個人の関係を述べたいのであろうと思いますが、この点はうまく書けていません。古代の話だけで充分にわくわくさせてくれますので、それに特化していればと思い、星を一つ下げました。

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2020年03月01日

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ダムの工事現場で発見された「縄文人」と「弥生人」の人骨、二体は男女でお互いに手を重ね向き合っていた。三千年近く前、この男女にいったいどんなドラマがあったのか?

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2017年08月28日

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題名に惹かれて買いました。

ダム工事で見つかった古代人の骨!何故かその骨は手を繋いでいた!?
新聞記者と大学の教授が現代でそれを解説してくれるA面

縄文時代から弥生時代への時代の転換期、ヒナイの村に住む少年ウルクの物語がB面!

縄文時代の生活様式が読んでいてワクワクさせられるのと、現代の言葉ではなく仮想古代の言葉を使う事で読みながらコレはコレ、ソレはソレと分かっていく。

今まで、この時代を取り扱った小説に出逢った事は無い!

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2017年08月14日

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荻原さんの本は好きなので、書店で見かけて「あ!」と思って手に取りましたが、あらすじを読んで「うーん、縄文人……」と思って一旦はやめた本です。
パラパラと見るとカタカナの名前の羅列だし、苦手なタイプだあと思って。
「でも荻原さんだし、いずれは絶対読むな」と今回買ってみたら、あーおもしろい。
カタカナの名前も、すぐに区別がついたし、何よりとても興味深い。
イーとかカァーとかが何のことかもすぐわかったし。フキの名前の由来って、ほんとにそれなの?
モノの名前とかが一体どこまでが荻原さんの創作なのだろう……と考えてしまいました。全部創作だとしたら、説得力ありすぎ。
少し前に「クマもの」の話にはまっていた私ですが、この話にもクマ、出てきます。
縄文時代とか弥生時代とか、授業で習ったけど、なるほど確かに私も、「ある日突然、はいっ、今日から弥生人が登場しまーす!」みたいな感覚だった。よく考えたらそんなはずはないんだよね。
上巻ではまだウルクとカヒィがちょっと出会っただけだったので、これからの展開が楽しみ。

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2017年07月16日

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直木賞受賞作家の山風賞受賞作。個人的には、荻原作品初挑戦はこれしかないって感じで、文庫化を待って早速ゲット。日本史でありながら、まだまだ解明されていないことだらけの時代。研究に励む現代人をとっかかりに、物語は一気に悠久の古代へ。遊牧から定住を表のテーマに、井の中の蛙を裏のテーマに、山奥でひっそり暮らしていた若者が、数少ない他部族との邂逅を契機に、新しい世界の模索を始めていきます。現代といかにクロスするのか、村を出た主人公はどんな未来を手に入れるのか。後半にかけての期待が高まります。

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2017年06月21日

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なかなか面白い。なんか原始的な生き方ってやつに憧れるというか、興味を持ってしまうんだよな。多分便利すぎる現代にいる自分をどこかでダサいな思ってる。

縄文時代と弥生時代のグレーゾーン。いい視点。
村を追われたウルク。先が気になる。

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2022年05月09日

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3,000年前と思われる人骨が発掘されたダムの工事現場。
それを取材しようとやってきた香椰。
そんな過去と現在が交互に語られる。
紀元前、ピナイの村に住むウルクの生活に、引き込まれてしまう。

2018.1.3

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2018年01月04日

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荻原浩 「 二千七百の夏と冬 」

縄文時代と 3.11直後の現代を いったりきたり

神は 縄文人とって畏怖の存在→必ずしも幸運をもたらすものではなかった

「勇気のない者ほど人の勇気を笑う。誰かを侮ってないと自分の愚かさと勇気なしが人に知れるから」

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2017年12月20日

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久々の荻原作品。

現代と縄文時代の話を交互に織り交ぜて、物語は進みます。
縄文時代の小説を読むのは初めてで、作者がつくった造語に慣れるのに少し時間がかかりましたが、そこをクリアしてからは一気に読むスピードが上がりました。

まず縄文人の狩。躍動感があって、一緒に狩に同行している気分になりました。ハラハラする。
現代人より確実に知恵があるだろうし、限りなく神さまと近い場所で生きていたんだろうな、と想像する。

現代と縄文時代がどうリンクするのか、下巻が楽しみです。

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2017年11月19日

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縄文時代を描くって難しいよね〜
言語がどのくらい発達していたかわからないしね

この中では、イーとかカーとか
これは犬なんだろうなとか鹿なんだろうなとか
想像しながら読まなければならない。
ちょっと疲れるけど、縄文人のウルクの目線だから仕方ないか(笑)

この巻ではウルクがひとり立ちするまでなので
後半に期待。

でも、人間90歳まで生きるとして、縄文時代から30回生まれかわれば2700年後の現代になるって変に納得してしまった(笑)

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2017年08月03日

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物語は、ピナイ(比内地か)という、山に囲まれた小さな集落で狩りをしながら生活する少年の話を主にしつつ、彼と、彼の番と見られる女性の遺骨の調査が少しづつ進む現代が交差しながら進みます。
仲間たちとの交流・狩り・諍いの日常から、コーミー(米)という未知の作物を求めて旅立つまでが上巻です。
当時の言葉らしく単語を創作しているので、言葉遣いに慣れるまで、少し時間がかかりました。
歴史小説のような異国情緒を感じられるほど近い過去でもなく、完全な神話ファンタジーでもない、とにかく読み物としては不思議な印象です。

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2017年07月29日

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縄文時代の日常が活写されており、想像力をかき立てられる。ストーリー的にはこれからというところで「つづく」。冒険小説的であっても、ファンタジーではないところが良い。

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2017年07月28日

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あらすじ(背表紙より)
ダム工事の現場で、縄文人男性と弥生人女性の人骨が発見された。二体はしっかりと手を重ね、互いに向き合った姿であった。三千年近く前、この男女にいったいどんなドラマがあったのか?新聞記者の佐藤香椰は次第に謎にのめりこんでいく―。紀元前七世紀、東日本。谷の村に住むウルクは十五歳。野に獣を追い、木の実を集め、天の神に感謝を捧げる日々を送っている。近頃ピナイは、海渡りたちがもたらしたという神の実“コーミー”の噂でもちきりだ。だが同時にそれは「災いを招く」と囁かれてもいた。そんなある日、ウルクは足を踏み入れた禁忌の南の森でカヒィという名の不思議な少女と出会う。

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2017年07月21日

Posted by ブクログ

発見された人骨は二体。生きていたのは二千七百の夏と冬が過ぎる前の時。ウルクの成長が見えるけど香椰さんの存在が良く分からない。

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2017年07月06日

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