ダン・シモンズのレビュー一覧
-
話がますます大きくなって行きアクションも激しく、特に中盤の戦いのシーンは延々と続く。メラニー対保安官+ナタリー+ソール+黒人ギャング対FBIという熾烈な戦い。ただ文章だと何が何だか分かりにくい。それにいい加減バンバイアは簡単に死なないと分かってるんだから、狙撃すればいいのに、とか突っ込みが…。
なん...続きを読むPosted by ブクログ -
一気に最後まで読んだけ、面白かった。
ただあまりにも多くのエピソードが並行して進むし、その場面転換が頻繁なので物語がぶつ切りの印象は否めない。4人位の主観で描くのだが、一つのシーンはそれをそれぞれで描くから重複してしまうし、却って物足りない。何より本質に関係のない細部描写が多いし、このヴァンパイア共...続きを読むPosted by ブクログ -
ああ、やっぱりすごいよ、ダン・シモンズは。
この物語を丸呑みしてインドを知ったつもりになってはいけないと思うけど、圧倒的な描写にクラクラして、本当にインドにさまよいこんだ気持ちになりました。
読み終わってすぐ、最初から読み返して、ああ、やっぱりすごい。そして、このラスト。
すばらしい。Posted by ブクログ -
学者の話は今日ではよく見る設定だけど、グッと来た。
個人的にサイバーパンクが好きだから、女探偵の話は楽しく読めた。サイバーパンクならではの小ネタも仕込んでて思わずニヤける。
まだ序章で謎はまだまだあるから、忘れないうちにさっさと次に行かないと・・・Posted by ブクログ -
SFという枠を超えた名作。『ハイペリオン』の枠構造物語で各人が語った物語で示された様々な謎と、その連関が人類最大の危機が到来する短い時間の中で一気に解決する緻密な構成と筆力に感嘆する。Posted by ブクログ
-
連邦ウェブの全面戦争を仕掛けたのはアウスターではなかった。詩人キーツが知るコアの真意。ハイペリオンで明かされる真相。生まれるのは人類の神か、人工知能たちの神・究極知性か。話が多岐にわたり読みにくいし、ロジックが強引すぎてわかりにくいのだが、最後まで読まざるを得ない緊張感。すごい筆力。Posted by ブクログ
-
長い物語の終わり。
さわやかで満足な読後感がある一方で
「共感の刻」を与えられたわけでもないのに
全身が痛い。
あの若い娘が受けた拷問と火あぶりの苦痛に
僕は読み終えた今でも苛まれている。
苦しみも快感も痛みも幸せもすべて混ぜあわせたスープの中に
放り込まれたままなんだ。Posted by ブクログ -
いわゆるメタSF。いろいろな文体とジャンル。作者の芸風の広さを感じる。はたしてどういう結末を迎えるのか(1人ずつ死んでいったら楽しいな)。続編を待つ。Posted by ブクログ
-
再読。10年ぶりくらいか。
やっぱり面白い。
先日の『イリアム』→『オリュンポス』は苦しかったけど、今回はするすると読めるのです。話の筋もどうにか追えるし(笑)。Posted by ブクログ -
学生時代に読みかけだったのをやっと読み終えた。感無量。
ボリュームたっぷりのハードSF。
最後のエピソードは結構しんみりする。
そして、没落へ続いていくのか・・・Posted by ブクログ