山中朝晶のレビュー一覧

  • 真珠湾の冬
     1941年の真珠湾攻撃より前の日に起こった連続殺人事件から1945年の終戦を経て、ホノルル警察の刑事であるマクレディが謎の人物であるジョン・スミス正体を暴く過程が一人の男が恋人や職業などの大切なものを失いつつも真相にたどり着く過程が重厚なハードボイルドを呈してて引き込まれた。また、ラストで日本で出...続きを読む
  • 真珠湾の冬
    こんなにも日本の描写があると思わなかった。
    2章からの展開がとても好きで、とても楽しめた。
    翻訳版の表紙はもうちょっと…
  • ハンターキラー 潜航せよ 上
    同じタイトルで映画にもなった作品。

    やっぱり、“潜水艦モノに外れなし”ですね。映画も見ているので、本を読んでいると映像が浮かんでくるようです。

    とはいえ、原作の本書と映画では、設定が若干異なる様です。
  • ハンターキラー 潜航せよ 下
    映画では、映像的な盛り上がりを期待することもあって、本書とは異なる設定になっています。話的には、本書の方がスリリングに感じますね。でも、映像で見たら、映画の方が盛り上がるんだろうなぁ。
  • ピルグリム〔3〕 遠くの敵
    いやー面白かった。スピード感、直接対決の迫力、怒涛の伏線回収、登場人物の背景とエピソード、どれもお見事。
    愛は強さであり弱点でもある。
  • 真珠湾の冬
    ヒデミス2023の中で読みたかった2作目ですが、こちらの翻訳は癖が無くて読みやすかったです。ただ、一つだけ文句を言わせて貰うと邦題が酷い…。素晴らしい大作なのに真珠湾攻撃を書いたチープな作品と勘違いされません…?お陰で友人に「まーたそんなん読んで!前世は兵士やったんか?!」と突っ込まれました。輪廻転...続きを読む
  • 真珠湾の冬
    とにかく壮大なストーリー
    いつの時代も私達は、大切な人とささやかな日々を過ごしたいだけなのに…
    戦争は人生を大きく変えてしまう…


    “ホノルル警察の刑事・マグレディを主人公にした警察小説”
    といった雰囲気で始まるこの作品。
    しかし、時は1941年11月26日。
    太平洋戦争を背景にしたこの作品は、警...続きを読む
  • 渇きの地
    川が干上がるオーストラリアのリバーセンドという街で、牧師が突然、銃で5人を殺害する事件が発生。その1年後にジャーナリストのマーティンが事件のその後を取材に訪れた。マーティンはそこで新たに発生する事件に巻き込まれながらも牧師の大量殺人の真相に迫る。ジャーナリストと警察と諜報機関が入り混じって、何が真実...続きを読む
  • 渇きの地
    ★5 豪州で発生した銃乱射事件を取材していくと… 愛情と正義、業と欲望を重く描いた傑作 #渇きの地

    ■あらすじ
    オーストラリア内陸部にある街の教会で事件が発生。牧師であった男が銃を乱射し、住民五人を殺害。犯人も射殺された。
    一年後、主人公である新聞記者のマーティンは、事件の取材するために街を訪れる...続きを読む
  • 渇きの地
    はい、というわけでハヤカワ・ポケット・ミステリ70周年記念作品第一弾となるオーストレイリア発ミステリ『渇きの地』です


    ハヤカワ・ポケット・ミステリとは?

    早川書房初代社長の故・早川清が、GHQの兵隊がペイパーバックを尻ポケットに挿して持ち運んでいるのを見て、気軽に楽しめる大衆文学を届けたいとい...続きを読む
  • ピルグリム〔3〕 遠くの敵
    テリー・ヘイズ。かつて諜報員だった男が復帰し、大量殺人を目論むテロリストを追う話。
    はじめはホテルの殺人事件から始まり、過去の回想を含めてすべてが現在に繋がっている。テンポよくストーリーが進み、登場人物もそう多くはないので三冊の長編だがスイスイ読める。
  • 真珠湾の冬
    ジェイムズ・ケストレル初読。おそらく初翻訳?
    別名義の作品があるらしく、もしかしたら別名義の作品はあるのかも。

    ミステリ、警察小説、ロマンス、戦記、ロードノベルなどなど、色々な要素がこれでもかと詰め込まれた贅沢で重厚な作品。
    根っこにあるのは、ホノルルで若い男女が拷問されて殺された事件が起こり、そ...続きを読む
  • ピルグリム〔3〕 遠くの敵
    ピルグリム最終巻。

    スピード感がぐっと増し、まさに手に汗握る展開。
    無理か?無理なのか⁈とハラハラさせておいて
    ギリギリのところでつながりホッとしたり、
    痛い痛い、もうやめてー!と叫んだりと、
    忙しい最終巻。
    映像にしたらさぞかし映えるだろうなぁ。

    緊迫した中でも愛嬌を感じるバトルボイや
    ダウン...続きを読む
  • 真珠湾の冬
    ミステリ、文学、戦争、大河ロマン、ハードボイルド等色々と詰まった満足度満点、数年に一度しか出会えない様な大作小説でした。
  • ピルグリム〔3〕 遠くの敵
    物語はあの9.11同時多発テロが発端となっています

    主人公『ピルグリム』は、「最高の諜報員」と評されいましたが、アメリカ本土への大規模テロを防げなかったことを諜報機関の完全なる敗北と捉え30代の初めにも関わらず引退を決意します

    一方彼のパートナーとなる、50代のニューヨーク市警の警部補ベンは、い...続きを読む
  • ピルグリム〔2〕 ダーク・ウィンター
    つまりは第2巻です

    『ピルグリム』とは名前のない男に与えられたコードネームでした
    ふと『I am Pilgrim』という原題が目に留まる
    うん、知ってたよ、『ピルグリム』って主人公のことに決まってるじゃん!なんだろう?なんて一瞬たりとも思わなかったよ(認めない人)

    はい、物語はじっくりコトコト進...続きを読む
  • 真珠湾の冬
    邦題が良くないな〜

    なんかお金儲け臭がね
    ま、お金儲けは当然のことなんで、そのために知恵を絞った結果なんだろうけど
    ちょっとセンスないかも
    「真珠湾」のネームヴァリューに頼りたい気持ちも分かるんだけどね
    中身にあってないと思うんですよね

    はいじゃその中身です

    第二次大戦中の物語なんですが、その...続きを読む
  • 真珠湾の冬
    スケールの大きさに圧倒された。
    犯罪だけを追う警察小説だけではない、スパイ絡みであったり、恋愛などの要素もある。
    それが戦争を挟んで繰り広げられる。
    国を行き来しながら…である。
    しばし、物語の世界に没入してしまい何も手につかないほど。
    まるで予想がつかないラストは見事。


    1941年、ハワイで惨...続きを読む
  • 真珠湾の冬
    フォローしている方が絶賛されていたので。
    ホノルル警察の刑事が惨殺された事件を追い香港へわたる。そこで真珠湾攻撃から大戦に突入した状況のもと、ままならない日々の中でも、犯人探しの執念を抱き続ける。
    兎に角主人公マグレディがカッコ良い。常に筋が通っていてブレない。
    香港、日本の描き方もとてもリアルでそ...続きを読む
  • 真珠湾の冬
    鬼★5 戦争とは人間とは何か? 命のやりとりを壮大なスケールで描く歴史冒険ミステリー #真珠湾の冬

    ■あらすじ
    第二次大戦が始まる頃、ハワイにてある白人男性と日本人女性が殺害される事件が発生。主人公であるアメリカ人の刑事は、犯人を捜すため奔走するも、捜査はウェーク島や香港にまで及んでしまう。彼が香...続きを読む