山中朝晶のレビュー一覧

  • マンハッタンの狙撃手
    数学(天文学)の天才的頭脳を持つハンディキャップのあるFBI捜査官が狙撃手の犯人を追跡するストーリーは捜査の進展に沿って淡々と語られていくが、中盤に至っていきなり衝撃的な展開となり一気にギアを上げていく。作者は事件を巡る報道(FOX、CNN)や関係者(反イスラム、反銃規制)のおぞましさも容赦なくさら...続きを読む
  • ハンターキラー 最後の任務 上
    「ハンター・キラー 潜航せよ」の前日譚。「潜航せよ」が面白かったので、さっそく購入した。
    こちらもなかなかスリリングな味わい。南米の麻薬王と米海軍の対決は見もの。本作に登場する
    「スペードフィッシュ」は老朽化した原潜だが、麻薬組織との闘いに、退役直前の老朽艦を投入
    するあたりが、いかにもエンタ...続きを読む
  • マンハッタンの狙撃手
    ニューヨークで起きた狙撃事件は、すでに引退した元捜査官ルーカスの相棒が標的だった。二度と戻らないはずだった捜査現場に復帰することになったルーカス。大雪に見舞われる大都会で狙撃を続ける犯人の狙いは?

    読みやすい。面白かったです。
    よく見かける性格の悪い主人公笑、のようでいて、実は強い信念と公正な判断...続きを読む
  • マンハッタンの狙撃手
    超感覚で弾道解析ができる主人公。
    相手の考えを予測できる相棒捜査官。
    極寒の地に何日でも潜伏できる狙撃手。

    一見非現実的な人物設定ですが、そんなことを感じさせないほど良く練られたプロットと心理描写が物語にのめり込ませます。

    そしてお約束のどんでん返し(笑)

    犯人の動機や犯行に対する主人公の言動...続きを読む
  • マンハッタンの狙撃手
    記録的な寒波に見舞われるマンハッタンで連続狙撃事件が発生。天才的な空間把握能力を持つ元FBI捜査官の物理学者ルーカスは、かつての同僚の要請で捜査の前線に舞い戻る。犯行が移動中の被害者の頭部を正確に撃ち抜いた長距離狙撃であることを突き止めるがその直後、さらなる犠牲者が出てしまう。犯人に関する憶測が飛び...続きを読む
  • ハンターキラー 潜航せよ 下
    勧善懲悪のシンプルなストーリーではあるが、ほどほどにワクワクして後味も悪くない。大分読み進むまで、「ハンターキラーって潜水艦、いつ出てくるんだろう。」と思っていたが、出てこなかった。途中、一度無人飛行機の名前で出てきた気もするが、なぜタイトルにこのワードがあるのかは理解できず。
  • マンハッタンの狙撃手
    パッと見「リンカーン・ライムシリーズ」だが、中身は「ジョー・ピケット」寄りの
    淡々と捜査していく
    欧米社会の暗部が根底にある物語

    海外ドラマ好きで
    海外のスリラー読んでみようかな?
    という人にはうってつけ。
    慣れてるひとには
    「あらこのパターンね」という感じの本

    雪の吹き荒れるマンハッタンで
    ...続きを読む
  • ハンターキラー 潜航せよ 下
    映画『ハンターキラー 潜航せよ』の原作。

    この映画が予想以上に面白かった為、原作を手に取ったが、
    映画以上の面白さだった。実際の評価は、★4.5。

    上下巻ものだが、物語のスケールが映画よりも大きく、よってダラダラせずに、緊張感を持って最後まで進む。

    逆に物語のスケールが大きすぎて、映画が端折っ...続きを読む
  • ハンターキラー 潜航せよ 上
    映画『ハンターキラー潜航せよ』の原作。

    上巻を読み終わった感じでは、やはり原作のほうが映画よりも面白そう。また、映画とは大分内容が異なっていて、原作のほうがよりスケールが大きい。

    上下巻ものは基本、展開が遅くなりがちで好きではないが、この本についてはいまのところ気にならない。

    下巻に期待。
  • ハンターキラー 潜航せよ 下
    ハラハラドキドキがあって面白い。
    SEALの活躍が少し現実離れしすぎ。これでは007と同じだ。翻訳がよかった。
  • ハンターキラー 潜航せよ 上
    ロシア領海内で新鋭ロシア原潜と、その原潜を追尾していたアメリカ原潜が相次いで沈没。ロシア政府はアメリカ原潜による撃沈であることを公表し、米露の武力衝突の危機が高まります。しかし2隻の原潜の沈没の裏には、凋落するロシアの復権を企むロシア軍部の企てが蠢いていました。
    沈没したロシア原潜から奇跡的に生還し...続きを読む
  • 眠る狼
    「帰ってきてほしい」10年前に故郷を離れ海外で軍務に就いていた主人公バンのもとに、ずっと音沙汰の無かった祖父からの手紙が届く。プロの泥棒である祖父の弱気な手紙に胸が騒いだバンは急いで帰郷した。だが、到着した彼を待っていたのは頭に銃撃を受けた祖父の姿だった...。人事不省の祖父を前に事件の真相を追う決...続きを読む
  • 眠る狼
     舞台のシアトルは、イチローのいたマリナーズやスターバックスなどでなじみはあるが、他の海外ミステリーなどでシアトルが舞台の小説は読んだことがなく、どんな土地であるかはよく分かっていなかった。この小説で、海に面して、カナダ国境が近いことを改めて意識した。
     小説は、ミステリ新人賞三冠受賞に違わず、停滞...続きを読む
  • ピルグリム〔3〕 遠くの敵
    面白くて一気読み。
    本当に24のようだった。
    24りよも事件はあっさりと終わってしまったけども。
    映画やドラマではとことんカッコいい諜報機関のエージェントだけど、本作では別人になり、日々精神をすり減らし、自分をさらけ出せない孤独な生き方も丁寧に描かれており、ドキドキハラハラ以外も味わえ良かった。
  • ピルグリム〔2〕 ダーク・ウィンター
    いやー面白い。
    ところどころ、過去の事件に戻ったりするのでわかりにくくなったり、まどろっこしくなるのだが、きっとすべては一点に集約されるのだろうと期待をこめ、星は四つ。
  • 黒い波 破滅へのプレリュード
    ゾワゾワ感を味わいたいひとはぜひ! 有川浩の『海の底』を思い出すパニック小説でした。続篇も翻訳して欲しいです。
  • ピルグリム〔3〕 遠くの敵
    意外と楽しめました。
    終盤のサラセンと対峙するところは、出てきちゃうのと思ったり、電話一本で形勢が一気に逆転したり、早すぎる展開においおいと思ったりはしましたが。
    それにしても主人公はよく生きて脱出できたなぁと感じていたところ、続編があるとのこと。どんな大作になるのか期待が膨らみます。
  • ピルグリム〔2〕 ダーク・ウィンター
    1巻目の最初に書かれていた事件との繋がりがようやく理解できた。
    一方でまた違う事件が出てきて、そちらの話の比重が大きくなり、鬱陶しく感じはじめたところ、関係者が本題との関連性を見せてくる。
    結構おもしろいかも。
  • レッド・スパロー(下)
    ドミニカはネイトを誘惑する。が、CIA側は彼女がSVRの諜報員であることを突き止め、ネイトは彼女を寝返らせるよう指示される。だが、二人の関係は思わぬ方向へ。やがてワーニャはCIAに内通するスパイを暴く策略を講じるが、CIAも米国内に潜伏するロシアのスパイをあぶり出す作戦を展開する。そして、ドミニカと...続きを読む
  • レッド・スパロー(上)
    たぐい稀な美女ドミニカはバレリーナを志すが、足を骨折して夢を絶たれた。父が急死すると、彼女はSVR(ロシア対外情報庁)の高官である伯父ワーニャによって、その美貌を利用した企みに加担させられる。その後ドミニカはSVRに入り、標的を誘惑するハニートラップ要員となった。やがて彼女は、命を受けCIA局員のネ...続きを読む