山中朝晶のレビュー一覧
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全3巻の1巻目。
アメリカの諜報組織に属する十万人以上の諜報員を日夜監視する極秘機関。この機関に採用された私は、過去を消し、偽りの身分で活動してきた。あの9月11日までは……引退していた男を闇の世界へと引き戻したのは〈サラセン〉と呼ばれるたった一人のテロリストだった。彼が単独で立案したテロ計画が動き...続きを読むPosted by ブクログ -
具体的事実の情報の積み重ねが分厚い文章のかたちになっている。連想ゲーム状に話がコロコロ変わる。テンポがいい。海外のエンタメはたまに回りくどいけど、もしかしたら母語では回りくどくないのかもしれないけど、日本語の翻訳ではたぶん回りくどさが異国情緒のようなものを醸し出すせいで、かえってブランドになっている...続きを読むPosted by ブクログ
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チャーリー・マフィンものの新作ではなく、ニューヨークに住む元KGBの調査員が自身の過去に深いかかわりを持った巨悪に挑むクライム・サスペンス。ただでさえ複雑な人物相関に加え、覚えづらいロシア人名の多さは難点だが、ユニークな人物設定と展開の速さが良い。Posted by ブクログ
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みなさんの高評価に感化され、
読んで見ました。
事前情報は最小限に留めた為、タイトルと
表紙からもっと太平洋戦争開戦に起因する
事件かと勝手に想像してしまいました。
個人的には戦中の香港〜東京の場面は
どハマりしましたが、ホノルル〜結末は
ちょっと微妙かなぁという感想です。
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面白くないことは無いのですが、正直前評判がかなり良かったので、期待し過ぎちゃいました。
なんとなく話全体を通して、主人公のキザさが強めな感じがしました。そこが良いところではあるのですが、私にはちょっと合わなかったです、、、Posted by ブクログ -
国家というか米国大統領について、道義とか倫理で採点する。
段階的には、意図、手段、結果についてどうだったか。
まあ、道義倫理といっても、米国人目線だから。
ウッドローウィルソンて、倉山満先生が、世界を地獄に叩き込んだ大悪魔って評してる人だよね。倫理全開にしてるけど。
フランクリンルーズベルト?
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なんでもないなあ。
読み終わった感想。
潜水艦戦に迫力があるかと言えば、あんまり現実味もない気がする。兵装とか、そう言うのは詳しいんだろうが、なんつても、骨格になる展開とかがあんまり中学生が書きそうなレベルなんで、現実味がなくて。
原作がこれなら、映画もあんまり印象に残らなかったわけなのか。
ち...続きを読むPosted by ブクログ -
潜水艦が好きなので。
当初の潜水艦戦は、まあ面白かったのだが、今のところ、肝心の政治ドラマとかが、あんまり薄すぎて、興醒め中。
映画も見たけど、あんまりいい印象残ってないなあ。
下巻へ。Posted by ブクログ -
やはり収束はこうなるか。今までの緻密な構成からすれば、物足りなさと期待外れ感を拭い得ないのも事実。とはいえ、それまでの内容も正当に評価されるべき。Posted by ブクログ
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改めて、ストーリー構成の緻密さに驚く。まるで映画の脚本をト書き無しで一々文章化した様な描写力(彼は著名な映画脚本家でもあった)。そしてここまで細かく書けば、物語が中々進展しないのもうなずける。かと言って、退屈を感じさないのは、作者の力量でしょう。
とにかく、あの悪夢の9.11同時多発テロでの身元不明...続きを読むPosted by ブクログ -
テンポが肝のスパイ小説に、じっくり読ませる濃厚さ、小説冒頭の事件が第25章でようやく繋がる(文庫3巻の1巻目の終わりの方)というスケール感。これは、新しいスパイ小説の登場です。Posted by ブクログ
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後編
核魚雷を北朝鮮がどこかに売るという情報を入手。
SEALsを北朝鮮に潜入させるが空振り。
南シナ海で浮上航行していた原潜が海賊(フィリピンのテロリスト)に強奪。
テロリストは東京への核攻撃を計画。
北朝鮮はテロリストに売る魚雷の核弾頭をすり替え、メッカとインドで爆発させることを計画。
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前編。
・フィリピンのイスラム原理主義テロリスト
・北朝鮮の軍人
がロシアの各魚雷を売買し、テロに使おうとする。
・中国の麻薬王
・中国の麻薬王の娘
この二人がイスラムテロリストと絡むのだが、若干の無理やり感ありPosted by ブクログ