山本文緒のレビュー一覧
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緩和ケアを選んだ後、亡くなるまでの日記。
文章量も少なく、日記なので、たぶん2時間くらいで読めてしまう。
けれど、この本はできるだけ1人で、ゆっくり、一言一言と向き合って読みたい。
文緒さん、よく頑張りましたね。Posted by ブクログ -
人生において、「もしあの時、別な選択をしていたら? あの人を選んでいたら?」
それを知ることが、幸せなのだろうか?
メビウスの輪のように表が裏で、裏が表になる自分自身への問いかけの物語。
自分と、もう一人の自分 そんな2人の主人公を通じて心を痛め、想いや後悔があればあるほど、つのる気持ち、、 そんな...続きを読むPosted by ブクログ -
蒼子Bが出てきたところから面白くて引き込まれて読んでしまった。もしあの時ああしていれば、という妄想は時々するが、実際に起きて出会ってしまうところがよかった。でも別の人生を歩いていても、結局自分のずるいところ悪い性格も当然相手も持っていて、対面したらうんざりするよなぁと納得。隣の芝は青いけど、今の自分...続きを読むPosted by ブクログ
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こういう日記、今ではブログでのつぶやきでしょうか。
人の生活を覗き見しても、とくに笑えるわけでも、泣けるわけでもなく、共感するというほどのことでもなく
そうなんですね、でした。
246ページからの
「そして私は飲まなくなった」
ここからだ。
2007年晩秋として、書かれいていたこと。
胆嚢の摘出...続きを読むPosted by ブクログ -
読んでいて悲しくなったりむかついたりするシーンもあったが、すごく現実的でそれゆえに辛さもあった。
作品名が「ブルーもしくはブルー」だが、「隣の芝は青い」という意味も込められているのかな?と読んでて感じた。Posted by ブクログ -
久々の山本文緒さん作品を完読。リアルっぽい話の中で、引き込まれて行く感じが、やっぱり好きです。
地上波ドラマを見たので再読。
『恋愛なんて楽なわけないですよ、人間どうしの感情のぶつかり合いですからね』
『そんなに幸せになろうとしなくていいのよ。幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せな...続きを読むPosted by ブクログ