眠れるラプンツェル
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眠れるラプンツェル

550円 (税込)
275円 (税込) 5月23日まで

1pt

昨日も暇だった。明日もたぶん暇だろう。結婚6年目、専業主婦。子どもはいない。退屈でない暮らしなど、考えただけでゾッとする。多忙な夫は今夜も家に帰らない。この緩やかな生活に、猫と隣家の息子が飛び込んできてから、何かが崩れ始めた。封印したはずの衝動。少年との、二人だけの秘密。嘘は次第に周囲を巻き込んで――。マンション住まいの主婦の平凡な生活が一変する様を、ドラマティックに描いた傑作恋愛長編小説!

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眠れるラプンツェル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月26日

    孤独に追い込まれ、麻痺して狂う女性を描くのがうますぎる。

    山本さんの著書を読むと、
    働き、居場所と対価をもらうことは
    自由なのだと痛感する。

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    購入済み

    またまた夢中で読み終わり!

    2022年09月29日

    「あなたには帰る家がある」の登場人物がこのお話に出ていると分かってすぐ読みました!
    山本先生の本は、毎回、読むのが止められなくてあっという間に読み終わってしまいます(^^)
    文章がとても上手で、汐美の気持ちを分からされてしまう感じです。殺人事件とかミステリー、ファンタジー要素のような強烈な刺激は...続きを読む

    #感動する

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    Posted by ブクログ 2023年07月23日

    以前、江国香織さんの『スイートリトルライズ 』を読んだときと同じように、数ページで主人公と自分がダブっていくのがわかりました。おかげでするするする〜〜っと読めました。仕事で忙しくなかなか帰ってこない旦那さんのいる専業主婦が主人公です。私と違って子供もいないので、全く「飼われている」ような状態。そこに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月20日

    「絵空事だと思ってるんだろう」
    「ネバーランドの子供が言ってるから。想像すると本当になるって」

    2023/10/23-10/26

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    Posted by ブクログ 2024年04月22日

    平成や令和の女性は昭和の女性より、圧倒的に結婚しても働きたがるし、外に出たがる。経済的に安定していたとしてもだ。私もその一人だが、社会から離れたお姫様になると、心が不健康になりやすく、いずれあっという間にお姫様ではなくなることを知っているからだろう。知恵をつけた現代の女性は強い。今の時代の夫婦も、昔...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月20日

     なぜか癖になる山本文緒作品。人とあまり関わらず、社会とつながっていないとおかしくなってくる感覚はわかる。独占欲を感じるほど誰かを好きになったことがないので、やはり主人公に感情移入はできない。28歳でそこそこ綺麗な専業主婦、清楚ファッションなど文章から人物像が浮かび上がりそうなのに今ひとつ上手く想像...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月27日

    28歳専業主婦の汐美と、13歳年下の隣の家の中1ルフィオと、ルフィオの義父の43歳ダニー。

    寂しい思いに気づかないふりをしてきた汐美の心が動きはじめると、少しずつ少しずつ人との関わり方が変わってくる。
    恋に年齢は関係ないって言うけど、たしかに本人たちには関係ない。でも世間がそれを許さないのも現実で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月23日

    主人公の女性に共感出来てと思ったけれども結末にそうきたかと。
    子供達が凶暴すぎてちょっと怖かった。
    感想を書くのがちょっと難しいです。

    作者の方自身が闘病されていた事も初めて知りました。
    人の感情のものすごく深いところまでも書かれていて読んでいるととても引き寄せられます。

    本だけではなく作者さん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月14日

    約27年前の作品だけど、全然時代を感じさせない、むしろ、現代にありがちな物語だと思った。
    主人公の汐美の閉ざされた世界。
    そこに現れた15歳も年下の中学生ルフィオ。
    ルフィオに恋愛感情を持ち始めてしまった汐美には、共感部分はない、孤独な世界を自ら選んでいるように思う。
    でも、本当は誰かを求めていたの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月18日

    1995年の作品ということもあって少々時代を感じさせる描写がむしろ心地よく。絶対にありえないほどのおかしい生活なのにあえて目をつぶり孤独の中でもがきながら葛藤する主人公。わかりあえる同志に巡りあえるも歯車が狂っていくさまは切ない。ラストに向けて悲しみをこらえての別れは希望があるのだろうか。

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