小林泰三のレビュー一覧

  • ドロシイ殺し
    シリーズの中で1番最後まで犯人が読めなかった、し1番謎解きって感じ
    3作目だけどよくもまあこんな世界観とグロい殺し方思い付きますわね
  • クララ殺し
    【ページ数】  357頁
    【読み応え】  〇
    【ストーリー】 〇   }少し難しめ
    【伏線回収等】 〇
    【グロ表現】  低
    ✎ メルヘン殺しシリーズ2弾

    前作がとても面白かったので即買いしました

    前作とは違い今回は井森(ビル)が主役!
    そして、登場人物が凄く増えた気がする。

    途中誰が誰だとやや...続きを読む
  • 杜子春の失敗~名作万華鏡 芥川龍之介篇~
    小林泰三さんワールド全開!!芥川龍之介の名作「杜子春」「蜘蛛の糸」「河童」「白」をモチーフにしたホラー(?)。(説明にはミステリーとあるけど、これはもうホラーといって過言ではない)

    意外にハッピーエンドで終わるけど、特に「河童」と「白」はグロめの描写が多め。とはいえ「河童」は結構好き。
  • 大きな森の小さな密室
    表題になっている、大きな森の小さな密室と言う短編作品から始まる、
    ミステリー短編集。 7作品・7種類のテイストの違うミステリーが
    短編として収録されている。

    表題作の大きな持ちの中に建てられた別荘に用があり尋ねた人たちが
    主の面会を順番に待っている間に起きた殺人事件。
    他、6作品ある。

    7作品は...続きを読む
  • 人獣細工
    大丈夫かな、この作者の頭の中…と思わせるところが好き。
    タイトルになっている作品は、残酷だよね。下手なグロ系よりも残酷。
  • 殺人鬼にまつわる備忘録
    【設定の勝利】
    どうも!ぶろろぐです。
    18冊目読破になります。

    表紙のインパクトが凄すぎて書店で手に取り、数ページ読んで買うことを決意しました。(文庫本の黄色文字でかでかと書いてあるVer)
    ゲス殺人鬼超能力者を記憶障害の一般人が追い詰めていくお話です。
    続きが気になりページをめくる手が止まりま...続きを読む
  • 失われた過去と未来の犯罪
    あることがきっかけで新しく記憶が出来なくなって、外部記憶装置を使うようになった世界の話。

    最後の展開はあまり飲み込めなかったけれど、「死」について考えさせられた。

    他人の記憶を体験するのは三雲岳斗先生の「忘られのリメメント」を思い出した。
    メモリの挿入で時間が飛ぶのにはAppleTVの「セヴェラ...続きを読む
  • 玩具修理者
    ・玩具修理屋
    淡々と話を進めていくから不気味さがあった。
    「クリーピーパスタ」にある「おチビちゃん」を思い出した。
    最初に修理屋に行くところがグロかった。

    ・酔歩する男
    話の始まりからは想像できなかった展開になって面白かった。
    タイムトラベルに対してのイメージが明るいものから暗くなった。
  • わざわざゾンビを殺す人間なんていない。
    全ての生物は、死ぬとゾンビになってしまう。
    そんな世界で、ある研究者が部屋の中でゾンビ化しているのが発見される。しかし、その部屋は、出入り口に鍵がかけられた密室となっていた。
    特殊設定本格ミステリ。
    ミステリとしてもホラーとしてもSFとしても楽しめる作品だと思う。
  • 脳髄工場
    短編が11篇収録された小説。
    特に気に入ったのは、この2つだった。
    ペットも子供も機械だったら食事も排泄の世話も何もしなくていい。けれどいつかは終わりがきてしまう「綺麗な子」
    弟から届く手紙の一通一通を読んでいくと、どうにも様子がおかしくて……?という「タルトはいかが?」
  • ティンカー・ベル殺し
    井森の結末の構想も考えられていたようで、最後まで読み届けることが出来ず非常に残念。
    シリーズ通して有名な児童作品の世界とリンクしたちょっとグロめのミステリー。
    登場人物の繋がりを考えながら事件を解決していく過程はとても面白かった。
  • 人獣細工
    ・気味が悪くゾッとする雰囲気だが、ただ読者を怖がらせるのではなく、どこか"教訓"めいたものを訴えるような内容だった。
    ・どの話も分かりやすい結末はなく、匂わせて終わるところが、読者の想像力を掻き立てる。
    ・「吸血狩り」が個人的に一番のお気に入りだった。
    ・最後の解説も含めて良い本だったと思う。
  • 脳髄工場
    ・世にも奇妙な物語や意味がわかると怖い話みたいな話の短編集
    ・タイトルと表紙からグロいのを想像していたが、あくまで気味の悪さを演出する程度のグロさで、不快にはならなかった。
    ・ホラーやSF、恋愛など、話のジャンルのバリエーションが豊富で驚いた。
    ・好きな話は「友達」と「停留所まで」
  • 安楽探偵
    事務所から一歩も出ずに事件を解決する探偵
    連作短編集
    読者をミスリードして最後にひっくり返すストーリーで、冒頭の前フリが事件のミスリードとリンクしていくパターンが一貫している。
    最終話だけは、それまで解決してきた事件自体が謎になり連作短編集として纏められています。
  • 人獣細工
    3話収録の短編集。どれも面白かったが、グロい、エグいと聞いて覚悟しすぎていたのか、どれも思っていたほどのグロさではなかった。
    話としては「本」が面白かった。
  • 玩具修理者
    小林泰三の小説は以前から拝見したく、ウズウズしていたのですが、ズルズルと先延ばしし成人の会を、超えてようやく手に取って読むことができました✌️
    本書の「玩具修理者」は、短編の「玩具修理者」と小長編の「酔歩する男」の2部が一冊になったもので彼の嗜好による名状し難き理論に引き込まれてサーっと時間の流れを...続きを読む
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション
    岩井志麻子と澤村伊智がよかった。

    岩井志麻子先生、バラエティ出てきた時文章との差にぶっ飛んだもんな。今回も硬くて陰鬱な空気感。読み慣れるまでちょっとかかる。

    学校は死の匂い。うん。好意、真っ直ぐ返ってきてほしいよね。古市くんがいい人格付与されてるなぁ。
  • 安楽探偵
    部屋から一歩も出ない探偵と助手らしき人。各章掴みどころのない不思議な設定で、全体を通じて不思議な世界観だった。最終章ではじわじわと相手を追い詰めつつも真相は読者の想像に任されて非常にもどかしかった。
  • 玩具修理者
    ホラー小説の中でも特に好きな一冊です。表題作の玩具修理者もそうですが、酔歩する男が最高に面白い。高校生のときに読んで衝撃を受けた本。
  • 玩具修理者
    表題の『玩具修理者』はかなり短いけど気色悪くて面白かったけど描写がグロテスクなので人は選びそうな感じ
    もうひとつの『酔歩する男』は頭使うけど面白い、しっかり気持ち悪い、行きすぎた愛情は人を狂わせます