殺人鬼にまつわる備忘録

殺人鬼にまつわる備忘録

763円 (税込)

3pt

見覚えのない部屋で目覚めた田村二吉。目の前に置かれたノートには、「記憶が数十分しかもたない」「今、自分は殺人鬼と戦っている」と記されていた。近所の老人や元恋人を名乗る女性が現れるも、信じられるのはノートだけ。過去の自分からの助言を手掛かりに、記憶がもたない男は殺人鬼を捕まえられるのか。衝撃のラストに二度騙されるミステリー。

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殺人鬼にまつわる備忘録 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年10月19日

    面白いです。
    ほんとに面白いです。
    現実に起こり得ないこと(私の知る限り)が交えてある為
    好き嫌いは分かれるかもしれませんが、
    私にはどハマりでした。
    既に3回は読みました。
    小林泰三先生の文章が読みやすいことと、ストーリー展開が追いつきやすいので、とても読みやすいのだと思います。
    ぜひ読んでくださ...続きを読む

    0

    記憶破断者の文庫版

    2018年10月09日

    題名が変わっているのでわかりづらいですが、同作者の「記憶破断者」の文庫版です。
    面白さは保証しますが二重購入にご注意を。

    1

    Posted by ブクログ 2022年10月02日

    前向性健忘症を患った男が主人公「失われた過去と未来の犯罪」にも繋がるようなテーマです。主人公がすぐに忘れてしまうという状況で、よくもこれだけの物語を紡げるものだと思います。ラストはちょっとむずむずする感じ。すっきりとした後読感ではないです。

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月01日

    初読みの作家さん、書店のポップに惹かれ購入、読み応えのある佳作であった。


    特殊設定が前提にある、主人公は前向性健忘症なる精神疾患があり、記憶が数時間しか保持できない、ということ。つまりは夜眠って起きたら昨日の記憶は全くない!とのことである。そして悪役には超能力が備わっている、他人の記憶改竄が可能...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月14日

    記憶できない男と記憶を改竄できる男(殺人鬼)の対立劇。相変わらずの微グロシーンと、いい意味で気持ち悪いセリフのやりとりが小林泰三さんらしさ。
    自分の頭の中にある記憶と、ノートに書かれている記録とどちらが「真実」なのかも考えさせられる。雲英の能力もいいように使えば、すごく役に立つ能力なんだろうけど。

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    Posted by ブクログ 2020年08月10日

    これは読む人によってラストの解釈が違ってしまう話という認識で良いのだろうか。

    前向性健忘症で、数十分しか記憶がもたないという二吉。
    備忘録をノートにメモしているのですが、ある日、記憶を改竄できる超能力を持った殺人鬼、雲英光男(きらみつお)に出会います。

    この殺人鬼の能力と、二吉の健忘症との相性が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年11月09日

    「自分の記憶は数十分しかもたない」
    衝撃の警告文から始まる本作は、新しい記憶を長期記憶に移行できない前向性健忘症の主人公の物語だ。そして彼は今、記憶を改竄する超能力を持つ殺人鬼と戦っている。
    ……とこの時点で抜群に面白い設定だが、最強の殺人鬼とその能力に最も相性が悪い健忘症の主人公という組み合わせが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年10月25日

    *『記憶破断者』改題*

    小林泰三作品を読むのは3作目。
    他人の記憶を改ざんできる力をもつ殺人鬼という有り得ない設定ながら、数十分しか記憶がもたない男vs記憶を操作できる男という構図が面白い。

    過去の自分が書いたノートだけを頼りに、人智を超えた能力をもつ殺人鬼をジワジワと追い詰めていく様子に引き込...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月11日

    2018年122冊目。記憶が数十分しか持たない主人公と、他人の記憶を自由に操れる殺人鬼との対決。字面でもう面白いし、実際面白かった。それだけにラストにはもう少し説明が欲しかったところ。

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月17日

    かなり面白い。
    田村頑張れ、みたいに読み進むのだけど、色々と謎が残されて話が終る。シリーズ化に期待。

    0

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