平岩弓枝のレビュー一覧

  • 御宿かわせみ28 佐助の牡丹
    今回もどれも粒揃いの短編だ。毎晩寝る前に一編ずつ読んで寝ると不思議と気持ちよく眠れる。特に良かったのは『あちゃという娘』。ラストの東吾との井戸場での会話のシーンがたまらなく切なくて強く印象に残った。
  • はやぶさ新八御用旅(五) 諏訪の妖狐
    内容(「BOOK」データベースより)
    築地本願寺脇の水路に紫水晶の観音像を抱いた女の死体があがった。不審な水音をきいたという裕福な商人もその後、同じ場所で死んでいた。そして内藤新宿でも甲府勤番の斬殺死体が見つかる。背筋をこおらせるような不可解な事件は、新八郎を甲州路へと駆りたてた。シリーズ屈指の謎が...続きを読む
  • はやぶさ新八御用旅(四) 北前船の事件
    内容(「BOOK」データベースより)
    谷中感応寺。江戸の三富のひとつが行われている最中に、男が殺された。身元不明である。かたや、どこかの藩の船が忽然と消えてしまったという。この二つの事件、どうやら過去の北前船の出来事に関わりがあるらしい…探っていく新八郎だったが、なんと女中・お鯉がさらわれてしまう。...続きを読む
  • 新・御宿かわせみ
    全巻読んで、明治からのシリーズも読んでいます。
    一巻から読むと、江戸時代の生活が生き生きと垣間見れる小説です。江戸の町を探索しているかのような気持ちになります。叶うなら東吾さんを明治でも出して欲しい!
  • 新装版 はやぶさ新八御用帳(八) 春怨 根津権現
    作品紹介・あらすじ
    三河以来の直参旗本、森川家は金に困って遠縁に当たる山崎家から養子を迎えた。道楽者と評判の山崎直三郎は三十半ば、妻となる久代は急逝した先代・兵太郎の娘で、まだ十四歳だった。祝言を間近に控え、直三郎が一服盛られた!? ご存じ南町奉行の懐刀・隼新八郎が解きあかす江戸の怪事件。表題作をは...続きを読む
  • はやぶさ新八御用旅(三) 日光例幣使道の殺人
    内容(「BOOK」データベースより)

    東照大権現となった神君徳川家康公の命日を祭るため、朝廷より毎年遣わされる例幣使。京都から日光へ向かった例幣使一行を、人間消失と謎の殺人が襲う。救いを請う書状を受け、江戸を発った新八郎にも次々と異変と危険が迫り来る。初めての日光で彼を待ち受ける意外な人と真相は?...続きを読む
  • はやぶさ新八御用旅(二) 中仙道六十九次
    内容(「BOOK」データベースより)

    主君の命によって上った京の町で、禁裡の向こうを敵に回す難事件を解決した新八郎。江戸への帰路は、薄幸の母子を信濃まで送り届けるため、中仙道を辿ることに。だが、街道の先々に胡乱な影が待ち受け、卑劣な罠が仕掛けられていた。さらに新八郎に振りかかる、思いも寄らぬ女難と...続きを読む
  • 新・御宿かわせみ5 千春の婚礼
    力をもらえる、そんな気がした読後感。何でかと振り替えると、周りがみんな味方だからか…
    麻太郎の人柄故だし、誰もが皆同じじゃないのは重々承知の上でも、この「ホーム感」は読んでる間中なんとも心地のよい安心感を与えてくれた。
    読むだけなので、私は平岩弓枝さん大好きです
  • はやぶさ新八御用旅(一) 東海道五十三次
    内容(「BOOK」データベースより)

    身分を隠して江戸を発ち、国許へ向かった大名の姫君をお護りせよ。主君根岸肥前守の密命を受け、東海道を西進する隼新八郎。箱根では五人の追手が斬りかかり、宇津ノ谷峠では虚無僧姿の刺客が現れる。容易ならざる道行きには意外な結末が待っていた。大人気「はやぶさ新八」シリー...続きを読む
  • 御宿かわせみ
    帰任した会社の人にもらった一冊。久しぶりの時代小説面白かった。時代が変わっても、人間の業は変わらない。
  • 新・御宿かわせみ
    久しぶりの平岩弓枝さん。
    過去には平岩さんが好きで、たくさん読んだ記憶がある。が、今ウィキペディアで著作リストに目を通したが、どれを読んだのか記憶が定かでない…情けない。
    強く生きる女性が主人公の物語だったような気がする。
    この「御宿かわせみ」シリーズは知っていて手を出さなかったことを記憶している。...続きを読む
  • 千姫様

    歴史に触れて

    幼いころに、よく千姫様の映画やテレビ番組があった記憶があり、今ひとつ千姫様のひととなりがわかりませんでしたが、今回、じっくり読みまして、豊臣時代から徳川時代への変遷に翻弄されながら、凛と生きられた様が分かりやすく表記されており、再確認出来ました。現在の軽薄な?生活様式とは大きく違い、言葉使いに始まり...続きを読む
  • 御宿かわせみ

    御宿かわせみ いいですね。

    テレビで観た東吾やるいとは違う若さがあり、新鮮でした。大変楽しく、一気に読んでしまいました。また購入します!
  • 新装版 はやぶさ新八御用帳(二) 江戸の海賊
    内容(「BOOK」データベースより)

    “この頃、お江戸に流行るもの 地震、大水、船幽霊”本所、深川に貼られた怪文書の探索に出た隼新八郎。時同じく伊達藩の御用船が海賊に襲撃される。船上に幽鬼のごとき女を縛り、鬼火が舞っていたという海賊船。怪文書に込められた怨嗟、海賊船の正体とは?水路の町「江戸」に蠢...続きを読む
  • 御宿かわせみ
    素晴しい江戸情緒。一話完結のミステリーあり、人情物あり、恋模様あり。とても多彩なストーリーが盛りだくさん。贅沢な時代小説だと思いました。まだ12巻までしか読んでないので、先の楽しみが長いようです。
  • 御宿かわせみ9 一両二分の女
    このシリーズの登場人物たちはよく「ぼんのくぼ」をかく。ドラマなんかではこんなしぐさを見たような気がするけど、現実に人がこういうことをやるかと言うと私も含めてやらない、、、たぶん。
  • 御宿かわせみ4 山茶花(さざんか)は見た
    今回もおもしろく読みました。よくこれほどストーリーを考えられるなあと感心する。平岩さんは天才なのに違いない。
  • 御宿かわせみ
    御宿かわせみシリーズが好き。東吾さんが素敵。姉さん女房のるいさんが素敵。ずっと続いて欲しかったなぁ。
  • 御宿かわせみ4 山茶花(さざんか)は見た
    連作短編。
    御宿かわせみ二冊目。この話がものすごーく好き!という話はないんだけど、雰囲気や言葉選びが好みだなあと思う。話のとっかかりや、題材も、いい感じに興味をそそられて、非常に読みやすい。捕り物話なので全体的には物悲しさが漂う。
    『ぼてふり安』はどうなることかとハラハラしたし、『人は見かけに』は胸...続きを読む
  • 新・御宿かわせみ

    東吾がいないのは寂しい

    前シリーズからの神林東吾がいないのは寂しいですねえ。明治4年というからまだ町方は旧幕時代の気分を残して警察が十分機能していないのでかつての町方の与力、同心が事件解決に手を貸していたのかは実際を見ていないので何ともいえませんね。面白いけど。ところで名前の付け方なんだけど例えば江利香って明治4年1871...続きを読む