平岩弓枝のレビュー一覧

  • 御宿かわせみ11 二十六夜待(にじゅうろくやまち)の殺人
    面白かったです。この巻は女性の事件が多かった印象です。女の女に対する嫉妬が引き起こす… というような。
     るいが東吾との子を望んで願掛けをするところが可愛いなぁと思いました。源さんのところも幸せそうだし、少しほのぼのとした巻でした。
  • 御宿かわせみ10 閻魔(えんま)まいり
    この巻では、源さんにお嫁さんがきて幸せいっぱい、読んでいるこちらまで頬が緩みました。
    反して話の方は『蜘蛛の糸』のように無常感漂うものが多かったような印象でした。
  • 御宿かわせみ9 一両二分の女
    手堅い。ものすごくおもしろい、という訳ではないがはずれがない。それぞれの題材が面白い。
    『一両二分の女』が興味深かった。安囲いの女というのははじめて聞いた。メモしておこう。『川越からきた女』はちらっとお医者の先生が再登場。『黄菊白菊』は嫌い。虫唾が走るレベル。『藍染川』も一見切ない終わりに思えるけど...続きを読む
  • 御宿かわせみ6 狐の嫁入り
    かわせみシリーズ三冊目。
    ちょっと勢いがおちたかな、と思いつつも、表題作「狐の嫁入り」や「梅一輪」は一風変わってて面白い。悲しい中にも心が温まる話が多かったように思う。
  • 御宿かわせみ3 水郷から来た女
    ほんと日本人って風呂好きで清潔な国民なんだ。東吾はかわせみに来るたびに毎回ひと風呂浴びてる。

    三巻目とかもなると流石にげっぷが出そうになる。
  • 女の家庭
    人から勧められた日本の女性作家さんの中に平岩弓枝さんがいたので、一冊読んでみようとおもってこれを読んでみた。

    どひゃー。
    って、なんども声が出ちゃうぐらいの男性主体の時代の「出来たお嫁さん」のお話。
    昭和51年の作品だから、わたしの親よりも上の世代の「結婚生活」が描かれてる。

    夫はエリート。
    ...続きを読む
  • 女の家庭
    すっきりとはしない、けれど現実的にはこれが理想なんじゃないかなという結末。
    書かれたのが昭和51年辺り、なら「夫の家族は他人」という考えをすっぱり表明して見せたこの小説は、相当前衛的なものだったんじゃないだろうか。
    何にせよ、夫が「自分の家族は妻と子」と思ってくれるのは幸せなことですね。
  • 御宿かわせみ6 狐の嫁入り
    前まではイヤだなぁと思っていたるいの東吾への媚び、いえ、媚びというのとは違うのかもしれませんが、そのるいの女心に共感出来なかったのですが、本作では気にならなくなりました。シリーズものだから慣れたのかもしれません。
    『梅一輪』『狐の嫁入り』が良かったです。東吾がもてもてで、るいが焼きもちをやく、という...続きを読む
  • ちっちゃなかみさん 新装版
    小学生の頃。当時お母さんが読んでいて、読みやすいから読んでみたら?と勧められて読んだ本。読みやすくて、内容も面白くて、あったかい気持ちになれたのを覚えている。
  • ちっちゃなかみさん 新装版
    某塾が実施した小学生模試(5年生国語)に使われていたのをチラッと見て、その前後が気になり購入。
    実際に読んでみると、問題に使われていた部分からは想像できなかった”前後”のストーリーがあり、「なるほど〜そういうことだったのか」と。話の最後も想像とは違っていて(←いい意味で)一気にこの話が好きになった。...続きを読む
  • 御宿かわせみ4 山茶花(さざんか)は見た
    シリーズも4冊目ともなると、お馴染みの主要キャストの活躍ぶりも板についてきて、東吾とるい、東吾と源三郎、そして嘉助らの阿吽の呼吸の展開がなかなか頼もしい限りです。相変わらずこのシリーズの本を読むと、テレビシリーズの配役のまんまの姿と声でイメージしてしまいますね。(笑)
    本書には短編8編が収録されてい...続きを読む
  • 新・御宿かわせみ4 蘭陵王の恋
    登場する人が、良い人と悪い人とに完全に分かれているので読んでいて楽。
    主人公が代替わりしているはずなのに、以前のかわせみと同じような気分にさせられる。安心するけどね。
  • 新・御宿かわせみ
    放映されていたテレビドラマ原作を読みたいと
    思っているうちに江戸から明治に変わっていて。。。
    シリ-ズ1から読むのは諦めた
  • 御宿かわせみ3 水郷から来た女
    シリーズも3作目になると、こなれてきて読み易くなりますね^^ この巻の話はどれも面白かったです。表題作の「水郷から来た女」が一番好きです。 
  • 結婚の四季
    さすが、平岩先生の安定感ww。
    安心して読めるわーって感じ。
    出てくる困ったチャンたちにイライラしつつも
    最後は大団円。
    よかったよかった。
  • 新・御宿かわせみ4 蘭陵王の恋
    10月12日~16日

    るいの娘・千春に待望のお婿さんが!

    麻太郎の親友・凜太郎から恋心を打ち明けられた千春。凜太郎が亡兄の未亡人から再縁を求められる騒動の中、二人の気持ちはひとつに。
  • 御宿かわせみ
    書き手が女性だからか、全体が柔らかい優しい気がします。
    るいと東吾についての書き方もそうだし、事件も女の哀切さが際立つような印象です。
    藤沢周平さんや池波正太郎さんの「鬼平」とは、また違った味がでていて、これはこれでいいなぁと思います。
    『卯の花匂う』『江戸は雪』は特に良かったです。
     るいと東吾の...続きを読む
  • 新・御宿かわせみ4 蘭陵王の恋
    麻太郎君が立派に成長して、とても頼もしく感じます。かわせみの人たちが、いつも東吾と重ね合わせるのが、ちょっと可哀相な感じさえしますが、これからの活躍が期待されます。
  • 新・御宿かわせみ4 蘭陵王の恋
    この本に関しては
    親戚の安否を気遣うようなもの。

    しばらく会わなかったけどお元気で何より。
    子供だと思っていたらもう結婚ですか!
    なんて・・・・

    それにしてももう東吾の事はあきらめなければならないのね。
    るいと東吾の切ない恋の頃がなつかしい。
  • 御宿かわせみ
    ライト時代劇人情ものシリーズ。淡々としたシンプルな文体が読みやすい。「卯の花匂う」では王道と思いつつほろりと来ます。
    時代劇ものは読んでいて背筋が伸びるのがいいですね。
    そして作中に現れる料理が食欲をそそりすぎる。思わずシリーズムックの東京下町散歩を買ってしまったくらい。
    青菜の胡麻あえに、蜆の味噌...続きを読む