井上ひさしのレビュー一覧
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"きみは世界でたったひとり、だれともとりかえがきかない。
だから、だいじ。
一人ひとり、みんなだいじなのです。"
"広い宇宙のなかで、生物がすめる星が、いったいいくつあるでしょう。
その数少ない星のひとつである地球で、たくさんの試練のつみかさねから人間が生まれました。
まさに、きせきです。
その人間...続きを読むPosted by ブクログ -
話すように書け、透明な文章がよい、オノマトペは使うな・・・などなどの、文章法の「常識」に次々と疑問が投げかけられる。
代々の文豪や学者の言説が、一つ一つ取り上げられ、検討されていく。
猛烈な勉強に裏付けられているため、議論に迫力がある。Posted by ブクログ -
井上ひさしさんが、日本国憲法の前文、そして9条を「日本の国のかたち」として、いわさきちひろさんの絵と共に、子どもにもわかるような言葉で解説しているこの著者。書かれているのは簡単な言葉で書かれた憲法の前文と9条条文なのに、なぜか胸がじーんとして涙が出そうになってしまったと言ったら、信じてもらえないかも...続きを読むPosted by ブクログ
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もう少しロシアの事、戦時の日本について勉強して読んだら更に面白いのではないか。
登場人物のキャラが非常に分かりやすく、その掛け合いも見事。
いつの間にか引き込まれていた。Posted by ブクログ -
舞台を見てから読んだからか、情景がどんどん浮かんできて、舞台の復習になりました。笑 よく聞き取れなかったところ等あったので、理解が深まった気がします。もう一回舞台みたい!Posted by ブクログ
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100年後の皆さんへ、作家で劇作家の井上ひさしさんからのメッセージ。創作の原点。含蓄のあるメッセージがたくさん。例えば…本とのつきあい方(情報をどんどん入れて知識に、知識を集めて知恵を作っていく)、笑いとは何か(笑いとは、人間が作るしかないもの それは一人ではできない 人と関わって、お互いに共有しな...続きを読むPosted by ブクログ
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goole mapとwikipediaを見れば、だいたいのことは分かってしまう世の中だけど、それが完全に思い込みであることを教えてくれる1冊。
目の前にいる人は、人間なのか、獣の類なのか。
ここからあそこへは、近いのか、遠いのか。
全ては、やってみなきゃ分からないんだ。Posted by ブクログ -
氏の講演を聴いたのは数回しかないが、あんな感じでこんな風に語っていたのだろうなあ、ということを偲ばせるものであった。
彼の考えることばの起源、「原縄文語→前期九州縄文語→琉球縄文語→琉球諸方言」などについて、もっといろいろ聴きたかったな。Posted by ブクログ