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Posted by ブクログ 2021年06月09日
文章読本として三島丸谷はじめこき下ろしてるくせにその実用性は足元にも及ばないという感想を見受けたが、そもそも井上ひさしは文章読本など書く気はまるでなく、文芸作品として他の文章読本をいじり倒し、茶化し、弄び。そしてそれらを書いた作家たちを最大限にリスペクトを現してしているのだ。特に丸谷才一版の多岐にわ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月02日
想像していたよりも難しい内容だった。
「文章読本」は、谷崎、三島、丸谷など大家が著しておられる。本書井上本はそれらも引用しながら展開されてゆく。
しかし文章の形態を定義づけたり、日本語との関連、そして書き手側と読み手側の違い……。
このような本を書ける作家は、文章や日本語を本当に真面目に考えていると...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月22日
若干読みづらさがあったけど、文章の書き方の本質を書いた作品であったと思う。文章読本系はこの本が初めてだったが、日本語の特徴であったり、表現方法の工夫などを学ぶことが出来て、三島由紀夫など他の作家の文章読本も読んでみたくなった。
また、文章のみに関わらず、映像、デザインなど、表現全般においても参考にな...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月03日
人は、読書により過去とつながり、文章を綴ることで未来へとつながろうとしている、という言葉が一番、印象的だった。
文体や修辞、擬音語などなど、さまざまな角度から、日本語と文章というものについて分析がなれていく、というのが主な内容。学問的な色合いがやや強く、正直なところ初めは少しとっつきにくかった。
し...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月04日
フォロワーさんが読んでらしたので、気になって手に取りました。三島由紀夫、谷崎潤一郎の文章読本を批判しながら、より「文章」の根源的な部分に迫る。三島と谷崎の文章読本は以前読んだことがあるけれど、それらに比べて本書の方がより説得力を感じることが多く、勉強になった。これを機に三島や谷崎の文章読本を再読した...続きを読む
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