竹本健治のレビュー一覧

  • 狂い壁 狂い窓
    何事もそうであるように、精神病患者が増えるほど、世の理解も深まるんでしょうなぁ。日本でも、世界的にも、どんどん精神病患者は増えるだろうし、いずれ社会システムが対応していく時代が来る(といいね)。
  • トランプ殺人事件
    2018年49冊目。ゲーム三部作通して言えることだけど、キャラクターは良いのに事件そのものが今一つハマり切れない。魅力的な謎には明快な解答が欲しい身としては、満足の行くものではなかったと言わざるを得ない。
  • 涙香迷宮
    評価
     サプライズ ★☆☆☆☆
     熱中度   ★★☆☆☆
     インパクト ★★★★☆
     キャラクター★★☆☆☆
     読後感   ★★★☆☆
     希少価値  ★☆☆☆☆
     総合評価  ★★★☆☆

    ● サプライズ ★☆☆☆☆
     菅村悠斎と榊美佐子を殺害した犯人は小峠元春。ミスディレクションとなるような人物も...続きを読む
  • 閉じ箱
    氷雨降る林には★★
    陥穽★★★★★
    けむりは血の色★★★★
    美樹、自らを捜したまえ★★★
    緑の誘ない★★★
    夜は訪れぬうちに闇★
    月の下の鏡のような犯罪★★★
    閉じ箱★★★★
    恐怖★★★
    七色の犯罪のための絵本★
    実験★★★
    闇に用いる力学★★★
    足音★★★★
    仮面たち、踊れ★★★★
  • せつないいきもの~牧場智久の雑役~
    〇 メモ
    〇 青い鳥,小鳥 ★★★☆☆
     ヒロインである武藤類子の友人,如月拓也は耳が悪い姉がいるので読唇術を学んだことがある。その如月拓也は,電車の中で犯罪計画を喋っていた二人を見た。その二人を,武藤類子の剣道の大会の祝勝会をやっていたファミレスで見かける。二人が計画していのは拉致・監禁。今も犯罪...続きを読む
  • 囲碁殺人事件
    囲碁をよく知らないのでいまいちよく理解できなかったが、 囲碁が分かる人には非常に楽しめる小説。天才少年牧場智久が事件に巻き込まれ、大脳生理学者・須藤が事件の真相に迫る。チェス殺人事件も挿入されている。
  • 将棋殺人事件
    詰め将棋のくだりは面白く読めたけど、将棋と事件を無理矢理繋げようとした挙げ句の果てに、風呂敷を畳みきれなかった印象を受けてしまった。⌈オセロ殺人事件⌋は題材と絡めて、シンプルにまとまっていたので、余計に惜しまれる。
  • 将棋殺人事件
    竹本作品三作目。ゲーム三部作、第二弾。真相としては普通だけれど、そこまでの過程が面白い!魅せ方が巧いよね^^ 詰将棋がいくつか出てくるけど、駒の動かし方くらいしか分からないから、その点が凄く残念…。
  • 狂い咲く薔薇を君に~牧場智久の雑役~
    「涙香迷宮」を読み、久々に牧場君と類ちゃんの話が読みたくなった。ちょうど未読だった雑役シリーズが文庫で再販されたので購入。

    類ちゃんに憧れる後輩の海人君の視点なので、何人も人が殺されているというのにその雰囲気は妙に軽い。
    そして知らない人から見た牧場君というのはこんなに得体の知れないよく分からない...続きを読む
  • 囲碁殺人事件
    囲碁を知っているかいないかで、面白さがかなり変わるんだろうな、という印象。主人公もこの作品だけでは魅力的とは言い難かった。とはいえ、首切りの発想は興味深かったし、トリオの絡みは良かったので、ゲーム三部作は読んでみようと思う。
  • 将棋殺人事件
    文庫書き下ろしの「オセロ殺人事件」目当てに購入。
    「将棋殺人事件」の方は既読なんだけどすっかり内容忘れてたので読んでて新鮮でした。都市伝説+詰将棋の話だったか。
    竹本作品独特の、フワフワした空気感(匣っぽいと言えば良いかなぁ)を堪能。調査を進めるにつれ明らかになる事実から着地点が全く見えず、カットバ...続きを読む
  • しあわせな死の桜
    第三短編集(連作短編集を除く)。
    犯人当てや幻想ミステリーやシリーズの番外編など、様々な趣向の作品が並んでいる。やはり犯人当てが面白かったが、かなり異色な『漂流カーペット』のアイデアに惹かれた。割り切れない話が数編入っているのはいつもの事で、それでもこの短編集は分かり易い方だろう。全部ひっくるめて満...続きを読む
  • せつないいきもの~牧場智久の雑役~
    天才囲碁棋士、牧場智久シリーズ。短編3つ。「青い鳥、小鳥」はオチが早くわかってしまったり、「せつないいきもの」はオチや動機が少しガッカリ。「蜜を、さもなくば死を」はタイムリミットのある中での暗号解読でおもしろかった。どれも主人公である牧場智久の出番がほとんどないのが残念…と思っていたらサブタイトルが...続きを読む
  • 囲碁殺人事件
    『匣の中の失楽』に続き、竹本作品二作目。ルールの件が複雑過ぎて全くわからなかったけれど、楽しく読めた。『匣の中〜』同様、真相の部分は謎なのね^^; 殺害動機には意外性があり、被害者?の心情には、なんというか、ま、プロだったらそうなってしまうのも判るかなぁ…。
    「チェス殺人〜」は、ポーの超有名作品の真...続きを読む
  • しあわせな死の桜
    掌編から長めの短編まで12編。寄稿や既存のシリーズ(キララ、探偵す。など)の番外編などが集められていてバラエティにはとんでいる。涙香迷宮はあんまりそそられなかったんだけど、せっかくだからと読んだ。幻想的で綺麗な場面もあるけど、投げっぱなしなのか余韻を楽しんだり推理を楽しんだりすればいいのかいまいちう...続きを読む
  • 囲碁殺人事件
    天才棋士、智久くんの若いときのはなし。探偵役は姉の上司。
    囲碁しらなかったけれど解説があるので割と平気によめる。
    C0193
  • 囲碁殺人事件
    <内容紹介より>
    山梨で行われた囲碁タイトル戦・第七期棋幽戦第二局二日目、<碁の鬼>槇野九段が、近くの滝で首無し屍体で発見された。IQ208の天才少年棋士・牧場智久と大脳生理学者・須堂信一郎は事件に挑むが、犯人の魔の手は牧場少年にも襲いかかる。ゲーム三部s買う第一弾開幕!
    文庫特典:短編「チェス殺人...続きを読む
  • 囲碁殺人事件
    「囲碁殺人事件」
    ゲーム3部作。第1弾。


    本作は、ゲーム3部作シリーズの第1弾に当たるものです。竹本健治によるシリーズで、天才囲碁棋士の牧場智久と大脳生理学者の須藤信一郎が難事件に立ち向かうミステリーであり、将棋殺人事件、トランプ殺人事件が続きますが、3部の中で最もミステリーちっくらしいとのこと...続きを読む
  • 囲碁殺人事件
    1980年のゲーム三部作第一弾が復刊。ミステリ自体としては軽さ、甘さは否めないが、囲碁を真正面からテーマにする意欲が本作を特別なものにしている。著者自ら漫画を描いた同シリーズ「入神」も面白い。7.0
  • トランプ殺人事件
    暗号、精神病、フィクション、、、これらを掛け合わせるとなんとも奇妙な話ができるんだなと。
    どこまでが想像でどこまでが事実で、、不思議な空間にとらわれる感覚でした。