竹本健治のレビュー一覧
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再読です。高校時代に読み「竹本健治天才!!」と絶叫したこの本は心からのオススメです。推理小説でこんなドキドキするんだと感動しました。この方の作品は難解らしく好みも有ると思いますが。智久君は永遠のアイドルです。Posted by ブクログ
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日本における第四の奇書と言われているこの小説は、1978年に発売された著者のデビュー作です。
約800ページと、かなりの長編です。
専門的な話が出てきますが、基本的にはテンポよく読めました。
どんでん返しの要素もあり、本格ミステリでしたが、奇書と言われるだけのことはありました。Posted by ブクログ -
名作の寄せ集めなのでもちろん良い
ただ半分は読んだことある作品だった
読んだことなくて面白かった作品が収録されてる短編集を買うことにしたPosted by ブクログ -
上巻が面白かっただけに、広げた風呂敷をさらに広げたままで終わってしまったのが残念。
作者がやりたかったのは、そんな、小説的整合ではないことはわかっているけれど、それでももやもやを抱えながら立ち尽くす身としては、細部まできっちり作り込んだうえでのバカミスなり、トンデモ本なりを求めてしまう。
そもそも...続きを読むPosted by ブクログ -
こりゃ参りました。奇数章と偶数章で小説内の現実と作中作である虚構が入れ替わり、しかもどちらが現実かも判然としないという構成からして度肝を抜かれますが、自然科学、人文科学からカルト論までジャンルを超えて繰り広げられる目くるめく知的対話に圧倒されっぱなしでした。
推理小説マニアの大学生・曳間(ひく...続きを読むPosted by ブクログ -
岩井志麻子と澤村伊智がよかった。
岩井志麻子先生、バラエティ出てきた時文章との差にぶっ飛んだもんな。今回も硬くて陰鬱な空気感。読み慣れるまでちょっとかかる。
学校は死の匂い。うん。好意、真っ直ぐ返ってきてほしいよね。古市くんがいい人格付与されてるなぁ。Posted by ブクログ -
どれも面白かった。
『リング』著者の鈴木光司の作品は初めて読んだが、リアルな生々しさがあった。
特に好きだったのがビルとビルの隙間に落ちる『五月の陥穽』。
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角川ホラー文庫約30年の遺産!90年代から現在までの最恐セレクション。
1993年4月の創刊以来、...続きを読むPosted by ブクログ -
小林泰三『人獣細工』、怪奇趣味的でもありSF的でもあり。
すごいなこれ。惜しい人を亡くしたって改めて思った……
他の作品もどれも良かったけど恒川光太郎『ニョラ穴』が特に好き。
程よく謎が謎のまま残ってて余韻のゾワゾワ感ヤバい。やっぱホラーはこういう読後感が残ってこそですよね!
ジワジワ怖い、ゾッ...続きを読むPosted by ブクログ -
どっちが現実でどっちが虚構なのか。
現実と劇中劇がぱたぱたと入れ替わる複雑な構造だけど、ちゃんと「今、どちらなのか。どちらの事件の話をしているのか」を明確にしてくれる文章だから余計な混乱しなくて意外とノンストレス。
最終的に「現実」とされたサイドは本当に現実なのか。実は書かれてないだけで「……という...続きを読むPosted by ブクログ -
棋幽戦第二局1日目を妙手で終えた槇野九段が、二日目の朝首無し屍体としてなって発見された。
囲碁の世界を舞台としたミステリ。囲碁にまつわるあれこれで構築された謎を、ミステリの手法で解き明かす。両者が持つ純粋さが絡み合いできる美しさを堪能した。Posted by ブクログ