作品一覧 2023/11/07更新 新装版 匣の中の失楽 値引きあり 試し読み フォロー 囲碁殺人事件 試し読み フォロー 囲碁殺人事件 試し読み フォロー 新装版 ウロボロスの偽書 試し読み フォロー ウロボロスの基礎論 試し読み フォロー ウロボロスの純正音律 試し読み フォロー ウロボロスシリーズ 全6冊合本版 試し読み フォロー かくも水深き不在(新潮文庫) 試し読み フォロー 角川ホラー文庫ベストセレクション 試し読み フォロー 【合本版】パーミリオンのネコ 試し読み フォロー 狐火の辻 試し読み フォロー 凶区の爪 試し読み フォロー キララ、探偵す。 試し読み フォロー 狂い壁 狂い窓 試し読み フォロー 狂い咲く薔薇を君に~牧場智久の雑役~ 試し読み フォロー クレシェンド 試し読み フォロー クー 試し読み フォロー 将棋殺人事件 試し読み フォロー トランプ殺人事件 試し読み フォロー ゲーム3部作 合本版 試し読み フォロー これはミステリではない 試し読み フォロー しあわせな死の桜 試し読み フォロー 将棋殺人事件 試し読み フォロー 瀬越家殺人事件 試し読み フォロー せつないいきもの~牧場智久の雑役~ 試し読み フォロー ツグミはツグミの森 試し読み フォロー 筒井漫画瀆本 試し読み フォロー 閉じ箱 値引きあり 試し読み フォロー トランプ殺人事件 試し読み フォロー 話を戻そう 試し読み フォロー 汎虚学研究会 試し読み フォロー パーミリオンのネコ 試し読み フォロー 風刃(ふうじん)迷宮 試し読み フォロー フォア・フォーズの素数 試し読み フォロー 腐蝕の惑星 値引きあり 試し読み フォロー 闇に用いる力学 合本版 試し読み フォロー 妖霧の舌 試し読み フォロー 緑衣の牙 試し読み フォロー 涙香迷宮 試し読み フォロー 1~39件目 / 39件<<<1・・・・・・・・・>>> 竹本健治の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 涙香迷宮 竹本健治 『狂狂』に続き、竹本作品七作目。本格ミステリ大賞受賞作。ミステリィとしても勿論面白いのだが、それにも増して、いろは歌の数々に圧倒された…こんなにたくさん作れるものなのかと!? その中でもある二首(一首?)には驚愕せざるを得ない。まさに超絶技巧。日本語の無限の可能性を感じる、そんな一作です。星四つ半。 Posted by ブクログ 新装版 匣の中の失楽 竹本健治 これは、ストレートなミステリーではない。 ミステリーとしてではなく、一種の文学として読むべきだ。 溢れる蘊蓄、幻想的な世界観、メタ的趣向にアンチミステリー。 と、日本三大奇書のエッセンスを凝縮したような作品である。 冒頭から不確定性原理を全面に押し出していて、入れ子細工になった構造も美しい。 好...続きを読むみを分ける作品だとは思うが、一生に一度は読んでもらいたい。 最後に、 これを読んだ時には「虚無への供物」は未読だったのだが、文庫版解説でまあまあなネタバレを喰らった。初読の人には注意していただきたい。 Posted by ブクログ これはミステリではない 竹本健治 20年くらい前にミステリーランドで「闇のなかの赤い馬」を読み、なんだか印象に残る作品で続きが出ないかなと思っていたら、10年くらい前に「汎虚学研究会」が出て更に続きが気になりすぎ、遂に「これはミステリではない」を読んで、まだ続きが読みたい作品。私はとても好き。 匿名 狐火の辻 竹本健治 最初は不気味かつ断続的な話が続いて少し混乱するが、それが段々と結び付き、最後に筋が通るのが面白かった。 初めは心霊やオカルトかと思った部分が伏線になっているのも驚きがある。 Posted by ブクログ 涙香迷宮 竹本健治 ★5 暗号ミステリーの名作! 明治の鬼才作家、黒岩涙香が残した「いろは歌」の暗号を解け #涙香迷宮 ■あらすじ 囲碁の世界では有名な老舗旅館で殺人事件が発生した。主人公であるトップ囲碁棋士の智久は、刑事とともに事件解決を図っていく。 一方、明治時代の作家、翻訳家である黒岩涙香の山荘が発見される。そ...続きを読むこには「いろは歌」に関する暗号が隠されたいた。主人公、暗号解読の猛者、研究者たちが難解な暗号に挑戦するのであった。 ■きっと読みたくなるレビュー こいつはすげぇ… 暗号ミステリーの名作ですね。 バケモノ感が満載、しかも楽しく読めて勉強になる、素晴らしい作品です。 まず本書の特徴としては、文学、ミステリー、いろは歌、囲碁や連珠など、様々なウンチクが盛りだくさんなんです。古いアナログゲームや文学の研究書を読んでるみたいなの。 暗号ミステリーは『黄金虫』や『踊る人形』あたりは有名で読んでますが、他の作品についてもいろいろ紹介がされていて、興味深く読ませていただきました。 また『五目並べ』は知ってはいますが、『連珠』なんて名称は知りませんよ。しかもこんな深いルールや歴史があったなんて勉強になるなぁ。そして昔の人はスゴイ。 最近話題にもなっているは『ウミガメのスープ』も登場します。今はデジタルゲームが主流ですが、アナログな遊びやゲームも、残り続けてほしいですね。 そして本書のメイン「いろは歌」ですよ。 マジかよ、おいっ!て内容で、もう驚愕でしかありません。天才なのか変態なのか、あまりのすばらしさにド肝を抜きます。しかも終盤に出てくる奴なんてね… もうなんも言えねぇっす なお、物語としてもミステリーファンが納得する内容になっていますね。 少しずつ不穏な空気になり、ついにはクローズドサークルに… 特にお気に入りは、犯人の動機ですね。この作品だからこその動機で、すっかり感服しました。 ■きっと共感できる書評 現代はAIの時代で、これからもどんどん発展していくでしょう。 チェスや将棋などの戦略ゲームの解析はもちろん、言語生成、画像や映像生成まですべて機械処理で可能です。 それは素晴らしく便利で画期的ではあるのですが、どんなに情報整理が巧みになっても得られないものがある。人生を豊かに生きるには、個々人の経験や体験に勝るものはありません。 いろは歌でも、囲碁でも、将棋でも、なんでも夢中になれることはホントに幸せですね。さて、今日も本を読もう。 Posted by ブクログ 竹本健治のレビューをもっと見る