酒井順子のレビュー一覧

  • 負け犬の遠吠え
    面白かった。文章が上手いなと思った。所々、上手い例えや言い回しにニヤけながら読んだ。
    自分の人生の今のタイミングで読めて良かった。今の時代、結婚しようがしまいが正直どっちでも良いと思うが、私は結婚しようと思いました。
    負け犬に痛快に寄り添ってくれる、良い本です。
  • うまれることば、しぬことば
    エッセイストらしい言葉の分析。たまに「そうかなぁ」と思うところもないわけではなかったけど、それはエッセイだから問題ない。
  • 家族終了
    『負け犬の遠吠え』で一躍ブレイクした著者の家族エッセイ。
    ご両親、なかなかのツワモノでした……。

    お母様は確かに世間一般の「母親像」からは、逸脱する部分もあるけど、著者との相性は良かったんだろう。
    行動だけ見れば毒親とも取れるが、それでも毒にならないのは偏に親子の相性が良かったからではないか。

    ...続きを読む
  • うまれることば、しぬことば
    時代と言葉の本。
    しんでいった言葉や、おそらくこれからしぬ言葉など、時代の流れを考えつつ、こうなるのではと考えが綴られている。この時代背景があったから、この言葉はいきてるだったり。
    身近にあることばを題材にまとめてある。
    言葉の面白さを感じた。

    何となく気になって読んでみたが、よかった。
  • 家族終了
    酒井さんの家族や結婚に関するエッセイ。
    偏った意見もあるけど、
    ちゃらんぽらんな私でも
    このままでいいんだ〜
    と思える。
    興味のある、同意できる章のみ
    読みました。
  • 家族終了
    衝撃の書名である。事実婚はしているものの、祖母、親兄弟に死に別れ、直系の子孫が著者で終わるという事態から端を発したエッセイ。従来の家族:法律婚による男女の結びつきに基づき子孫を生むことから、新しい家族の形を模索する提案書でもある。本書の趣旨とは逸れるが、「自分の中の祖母成分」での紙ケチの性分を読んで...続きを読む
  • 家族終了
    しみじみと、年を取ったなあと感じた。これが同世代のありがたいところだ。自分では書けないけど、言語化してくれる稀有な著者。ケアされることをこの人がどう描くか、楽しみ。
  • この年齢だった!
    歴史に名を残した著名な女性たちの、人生の転機となった年齢とそのエピソードを綴った一冊。
    酒井さん独自のツッコミやコメントも光る。

    レディガガ、オードリー・ヘップバーン、与謝野晶子、松田聖子、金子みすゞ、清少納言、ダイアナ元イギリス皇太子妃、キュリー夫人、アガサクリスティー、持統天皇、ベアトリクスポ...続きを読む
  • たのしい・わるくち
    何の役にも立たないけれど、面白く笑ってしまう。
    出版されたのが最近の本ではなく、結構前の本なので「トウが立つ」などは初耳で馴染みがなく、理解し難い部分でありました。

    「褒められた経験の少ない人ほど自慢をしたがる」
    「本当に『持てる者』は自慢をしない。自慢をするのは『持たざる者』である」
    というとこ...続きを読む
  • 男尊女子
    自分でも気付かないうちに男女差別をしているし、女性はそれを無意識で活用していたりもする。納得。何となく、自分の責任やめんどくささ逃れのために、これは男性がやるべき〜とか思ってしまっている自分。

    メモ
    女子校だからリーダーでも何でも女子がし、何でも自分でできると思っていたが、大学に入学するとアメフト...続きを読む
  • 平安ガールフレンズ
    平安時代を生きた5人の女性を和歌や随筆と生い立ちをヒントにその人柄を紐解いていくという1冊。
    古文はもともと苦手で自分ではまともに訳して読むこともできませんが、現代の人々に置き換えて解説してくれるので非常にわかりやすいです。
    まず、歴史の教科書に載っている人物たちに会ってみたいという感覚を自分が...続きを読む
  • 負け犬の遠吠え
    2002年に連載されたエッセイを編集したもの。現在にも続く「勝ち組、負け組」のさらに前に出現し、話題となった「負け犬」についてのエッセイ集。

    筆者曰く、「どんなに美人で仕事ができても三十代以上、未婚、子ナシ」は負け犬と定義している。筆者自身がまさにその定義に当てはまっていた頃で、自虐・自戒も含め「...続きを読む
  • 携帯の無い青春
    バブル未経験なので、当時の価値観を掘り下げた話は新鮮だった。
    肩肘張って背伸びをしていたあの時代があるから、昨今の「ありのまま」流行があるのかも。
    熱に浮かれたように装飾過多な流行を皆で楽しんだバブル。
    読みながら、私もこの熱を体験してみたかったなぁと思いました。
  • 甘党ぶらぶら地図
    いずれも地味な和菓子系なれど、旅情と相まって、どれも美味しそう。
    これらを食べに行くだけの旅に出たい。。。
  • 男尊女子
     男女平等が叫ばれるようになって久しい現代でも、男尊女卑的な思想は世間のそこここに転がっている。そのルーツを辿ったとき、男尊女卑的な思想を持っているのは、必ずしも昔ながらの価値観を引きずる男性だけとは限らない。中には、男が上で女が下、という価値観を自ら選び、実践している女性もいる。彼女たちは煙草や酒...続きを読む
  • 枕草子/方丈記/徒然草
    「古典は、まず原文に当たるべし」などという原理主義的な考えにとらわれていた自分を恥じた。どんな作品なのかを知ろうと思ったら、「まずは口語訳から当たる」べきである。そうして、興味を惹かれた文章があれば、そのとき初めて原文に当たればよいのだ。もっと早くこのことに気づけばよかった。
  • ananの嘘
    とても面白かった!酒井さんの的確で冷静なツッコミに何度も笑いました。特に1990年代から一貫性のなさが目立ってきてからはキレッキレのツッコミです。笑

    an・anには正直スピリチュアルと恋愛とアイドル、の雑誌イメージしかなく、ほとんど手に取らなかったのですがこうして創刊から見るとan・anはいろいろ...続きを読む
  • 男尊女子
    久しぶりの酒井順子さん。健在でいらっしゃる!

    実際私が男尊女子なのである。一方で自称フェミニストであるものの、三歩下がってついていきたい九州女なのである。学歴もできれば収入もあわよくば身長も、彼氏の方が上がいい。

    だから、結局私は年上の男性が好きである。結局ファザコンなのかもしれない。実家は典型...続きを読む
  • 朝からスキャンダル
    酒井節、最高❣️再読後も、また楽しめる言葉の操り方と言いましょうか、物書きの師匠‼️と、勝手に呼ばせて頂きます✨
  • 「来ちゃった」
    エッセイストの酒井順子と『今日の猫村さん』の漫画家ほしよりこによる旅行のエッセイ集。決して有名ではない観光地を訪れる興奮と人々の出会いが素晴らしい。旅の醍醐味に触れた作品。

    雑誌「Precious」に2007年から2010年に連載された作品。
    女子鉄で知られる酒井順子の紀行文。独特のですます調はあ...続きを読む