酒井順子のレビュー一覧
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現在活躍している作家による現代語訳。
正誤についてはわからないが
読み物として親近感を持って、大いに楽しめた。
古典文学を楽しいと感じられたのは初めてで
貴重な体験になった。
清少納言はインフルエンサーで
フォロワーが何万人もいそう
鴨長明はみうらじゅんみたいだし
吉田兼好は筑紫哲也のイメージ。
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お嬢さんとして有名な酒井さんの意外な火宅事情にビックリ。事実婚するなら結婚したほうが良いなあと思う私はちょっと古いのかも。でもさまざまなパートナーシップが日本でも結べるようになればいいのにという点は同意。Posted by ブクログ
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ユーミンはあまり聴いたことがなく、リアルタイムなバブル世代ではないため、著者との感覚と思い入れの違いはあったものの、ひとりのシンガーソングライターの歴史と移り変わりを追った好著だと思う。中学生の頃、ユーミンのオールナイトニッポン聴いていました。なつかしい。Posted by ブクログ
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『徒然草REMIX』が面白かったので、こちらも読んでみた。
ずっと前に『枕草子』を読んでみたことはあったけど、その時はさほど面白いとも思えず。でも、これを読んだら、俄然また読んでみたくなった。
-枕草子というのは、女子高において自然発生しがちな極私的回覧雑誌と、とてもよく似ているのです。
古典文...続きを読むPosted by ブクログ -
古典の代表的な作品の3作品。
これをこのようにならべてみると、日本の古典で
誰もが知る作品。特に冒頭の部分はだれでも
知っているけれど、内容として全部読んだのは
あまりいないのではないかと思われる随筆。
清少納言の枕草子”春はあけぼの・・”
鴨長明の方丈記”行く川のながれは絶えずして・・”
吉田兼好...続きを読むPosted by ブクログ -
新聞歌壇の事、芸能人の事、写真修正の事、社員食堂の事などなど、短いエッセイが詰まっています。
”写真修正の効能と副作用”は笑いました。”歌舞伎座を建て替えるのであれば”は歌舞伎座(今のも昔のも)知らない私にはとても興味深かったです。あと”新聞歌壇のコミュニケーション”。ホームレス歌人やアメリカの刑...続きを読むPosted by ブクログ -
*中年ではあるが、おばさんではない──と思いたいバブル世代。同窓会で会ったかつての美人が壮絶に老けているのにほくそえんだり、若者目線を気にしたり。中年女性の奥底を鋭く考察するエッセイ集*
ああもう、なんでこんなに鋭いのかこの人は。げらげら笑って、ちょっとしんみり。Posted by ブクログ -
「負け犬の遠吠え」で名前を売った酒井さんの本。2013年なんで新しくもないか。
内容はデビュー時からのアルバムで章分けし名曲に連ねたエッセイなんだけど、個人的にユーミン好きということも有り一気に読んでしまった。
帯にある「ユーミンの罪とは女の業の肯定である」というのは甚く名言であると思う。Posted by ブクログ -
マニアックではあるけれど、テーマを持った旅なので、訪れてみたい場所がいろいろあった。ルートや泊まったところもチラリと書かれているので、ぜひ真似したい。
再訪が一番贅沢な旅に共感。Posted by ブクログ -
平安当時の環境に思いを馳せ、人々の価値観や身分意識も把握した上で、清少納言がどんな人物だったのかが浮き上がってくる。
下種の家に雪が降ったり月光が差し込んだりするのも勿体ない、という教科書には乗らないであろう毒舌から、
とはいえ土台にひたひたと悲しみが湛えられているということを読み取るところまで、豊...続きを読むPosted by ブクログ