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Posted by ブクログ 2022年03月29日
少子化、生涯未婚率の増加、子なし族(作者独特の表現)の増加など、高度経済成長期以降、家の繁栄どころか維持・存続すら難しくなっている現代の日本。さらに、子どもを産み育てるうえで合理性のある法的結婚制度も、子どもがいなければ法的結婚にこだわる必要性もなく、配偶者に先立たれた者同士の老老婚、LGBTの事実...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月11日
エッセイはあまり読まないけれどエッセイこそ同年代で感覚が似ている著者であれば面白いと思えた。独身の同年代の著者が家族についてどう考えているのか、彼女自身の家族についてを語りながら、またいろんな統計や小説を持ち出して意見を述べている。
日本の将来は、家族の在り方はどう変遷しているのか私の存命中は大きく...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月04日
自分が生まれ育った家族のことを「生育家族」、結婚などによってつくった家族を「創設家族」というそうである。
著者は、両親と兄を亡くし、同居人はいるが婚姻関係は結んでいないので「家族終了」となるらしい。
確かに遠くにいても家族はあって、今はいても当たり前だと感じるが、そうでない人も多くなっているのだろ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月06日
両親と兄を亡くして一人になったから家族終了。そんな50代女性の著者による、家族をテーマとした生々しいエピソードを交えたエッセイ集。
フラリーマン、家庭科の授業、嫁の役割、毒親、事実婚など、面白く読めた。
フラリーマン、コロナ禍前は結構やってたけど、今は出社が無くなったからしなくなったな。子供がそこそ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月17日
現代の清少納言、酒井順子のエッセイも、冗漫な部分がますます削ぎ落されて、純化が進んできたような気がする。
酒井の父親は出版社勤めで本好きであったとのことだが、酒井が子供の頃に父親の会社を訪れたときに入った書庫の独特の匂いを覚えていて、子供時代とその頃の父親を思い出すキーになっているとの描写が印象に残...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月03日
『負け犬の遠吠え』で一躍ブレイクした著者の家族エッセイ。
ご両親、なかなかのツワモノでした……。
お母様は確かに世間一般の「母親像」からは、逸脱する部分もあるけど、著者との相性は良かったんだろう。
行動だけ見れば毒親とも取れるが、それでも毒にならないのは偏に親子の相性が良かったからではないか。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月16日
衝撃の書名である。事実婚はしているものの、祖母、親兄弟に死に別れ、直系の子孫が著者で終わるという事態から端を発したエッセイ。従来の家族:法律婚による男女の結びつきに基づき子孫を生むことから、新しい家族の形を模索する提案書でもある。本書の趣旨とは逸れるが、「自分の中の祖母成分」での紙ケチの性分を読んで...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月05日
「生育家族は」やがて年老い亡くなっていく。結婚して「創設家族」をつくらなければそこで家族は終了してしまう。子供がいない人が増えている現代、確かにそういう家が多くなっていることでしょう。 事実婚などの様々な形を認めていくしかないと思います。学校教育での「家庭科」のあり方の提言も良かったです。 家事能力...続きを読む
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