乾くるみのレビュー一覧

  • リピート
    約10ヶ月半過去に戻れる、それも記憶や経験値は今のまま! 本当にそんな事が出来たら…今だったら宝くじのナンバーズを…金持ちになれる?
    さて、結局「誰もいなくなった」真相は?
    リピートに招待された全員が殺されることで結局歴史は変えられないという事か。(招待された経緯を参照)
    前半はテンポが遅く仲々進ま...続きを読む
  • リピート
    読みやすい。リピートするまでは確かに長いが、それまでに起こったことを踏まえて、リピートについてあれこれ推測するのが楽しいので退屈には感じなかった。出発日が近づくに連れて徐々に浮かれていく主人公の描写もおもしろかった。儲け話には必ず裏があるのに。

    風間がリピートに人を誘う理由、メリットをなぜ聞かなか...続きを読む
  • セブン
    いや〜!!おもしろい。
    7編の短編集、どれも良く出来ていて非常に読み易く一気読みしました。
    「ラッキーセブン」と「ユニーク•ゲーム」は数当てゲームですが心理ゲームですね。良く考えられています。
    又、「TLP49」はタイムスリップ物で実に愉快な発想です。「木曜の女」はこの短編集の中ではちょっと異色な内...続きを読む
  • カラット探偵事務所の事件簿 1
    6編からなる短編集。主に謎解きだけを受ける探偵事務所で若い同級生2人が主人公である。
    一編一編、内容が凝ってて仲々良く考えられています。読み易くすらすら読んでしまいます。が事件の動機など細かいところはちょっと…って言う感じがしますがそれもご愛嬌。
  • 神様の罠
    いろいろな作家さんの短編集。
    1話が短いから読みやすかったし、何より面白かった。
    乾くるみさん夫の余命は、イニシエーションラブ同様まんまと騙された!亡くなったのは美衣だったのね…!この作品の他の方の感想があったらぜひ読みたい。
    米澤穂信さんの崖の下は、凶器がまさかの展開で驚いた。氷柱で刺したのかな〜...続きを読む
  • セカンド・ラブ
    恋愛ミステリ第二弾。
    前作、イニシエーション・ラブが青春時代のほろ苦い恋愛物語を下地にしているとしたら、今作は二人の魅力的な女性の間で揺れる男性の心を下地にしている。
    個人的には前作のほうが好み。とはいえ、今作もミステリとしてよく出来ているため、ミステリ好きにとっては面白い作品となっている。
    ただ、...続きを読む
  • 神様の罠
    コロナ禍のお話とつゆ知らずにタイトルと著者名だけで購入したアンソロジー本だけどサクサクと読めた。

    色んな偶然に弄ばれる人達の話だけど芦沢央さんの投了図が最近将棋を見てるので心に引っかかったし当時もし、そういう行為をしていた人に読んで欲しい。
  • リピート
    もしも、現在の記憶を持ったまま10ヶ月前にタイムスリップできたら…。
    そんな夢のような「リピート」を実現させた男女10人が、次々と謎の死を遂げていき…。
    「リプレイ」というSF小説と、アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を、まさに掛け合わせたような作品。
    いざ過去に戻るまでが、やっぱり長い...続きを読む
  • リピート
    (☆3.7)
    読む前の期待値が高くて、もっともっと大どんでん返しがあるのかと身構えていたため、「これでおしまいか」という呆気なさを感じてしまった。

    リピートする前までが長いので前半にもたつきを感じましたが、後半1/3はすらすらと読み進められましたし、面白かったです。
    そこまでいくのに脱落する人が多...続きを読む
  • リピート
    地震のなぞから、殺人の謎へ。。。後半になるにつれて謎が深まり面白さが増していったが、最後は後味の悪い終わり方だった。
  • 神様の罠
    有名ミステリ作家が2020から21年にかけて「オール読物」で発表した短編小説のアンソロジー集
    メンバーが豪華
    そして、コロナ禍のエピソードが入っていたりとちょっと前を描いた新しさを感じる

    収録は6作

    夫の余命(乾くるみ)
    崖の下(米澤穂信)
    投了図(芦沢央)
    孤独な容疑者(大山誠一郎)
    推理研V...続きを読む
  • セブン
    色んな短編の物語がこの一冊に詰まっていて
    なおかつ、サクッと読めるから一気読みがしやすくより物語に入り込み面白さを体感出来ました。

    私は特に序盤のトランプを使った心理戦の
    ストーリーが非現実的な悪魔が出てきて
    ゲーム性をデスゲームなものへと変えて
    生死の天秤を狂わせる構成が惹き込まれます。
    個人的...続きを読む
  • ハートフル・ラブ
    『イニシエーション・ラブ』『セカンド・ラブ』と来ていた乾くるみラブ・シリーズ(?)の新作短編集。さすが数学科出身の著者らしい細かな数字のオンパレードで、しかしどこかコミカルな『消費税狂騒曲』『九百十七円は高すぎる』が楽しい。一方で読み始めたばかりで油断気味の読者に初っ端から叙述トリックをぶちかまして...続きを読む
  • 神様の罠
    豪華な執筆陣が罠をモチーフに描いた6話収録の短編集。

    「夫の余命・乾くるみ」「崖の下・米澤穂信」「投了図・芦沢央」「孤独な容疑者・大山誠一郎」
    「推理研VSパズル研・有栖川有栖」「2020年のロマンス詐欺・辻村深月」

    粒揃いのアンソロジーだが、断トツに面白いのは辻村さん。

    最近コロナ禍を反映し...続きを読む
  • セカンド・ラブ
    「イニシエーション•ラブ」でも思った事だが、女性は恐いし分からない。
    純情な正明の葛藤が良く分かる。春香と美奈子どちらも捨てがたい。
    結局、自分に負けてしまったのか…?想いが強い分負けたのかなぁ?
    純情な男をもて遊ぶ様な内容で後味が悪い。が面白かった。
  • ハートフル・ラブ
    帯に「『イニシエーション・ラブ』著者、
    オリジナル短編集」

    乾くるみが可哀想…

    いつまで経っても『イニシエーション・ラブ』が
    付きまとう。

    『イニシエーション・ラブ』は、
    それだけ、インパクトがあったのだが、
    あの時代を知らない世代に刺さるのか?

    いい加減に解放してやって欲しい。

    本書は、...続きを読む
  • カラット探偵事務所の事件簿 3
    最終章File 19は、ちゃんと気づきました。井上じゃないって。
    セリフで「俺…」って発言してますからね。
    今回も安定の細かさでした。読み終わってから日が経っているからか、あまり詳細が思い出せず…。1や2の方が、インパクト強かったのかも。でも、続編を期待しています!
  • 神様の罠
    最初の乾さんの作品から「罠」にはまりました。
    2度よんでしまいました。
    辻村さんの作品は今の時代を伝えるにも良い作品だと思います。
  • リピート
    最初のリピートに残った人だけが生きてるのかぁ…
    平行世界を斜め移動してるとしたら、その世界の自分の意識はどこに飛ばされるんだろう。
    移動前の世界のその後の自分は?
    なんか物語の外のことまで色々想像してしまうお話でした。
  • セカンド・ラブ
    ■感想
     うわぁ〜魔性の女こえ〜。性格の全く違う一人二役を演じわける演技力やばすぎ。しかも行為中の反応も完璧にこなす徹底っぷり。女優で食ってけるよアンタ。
     春香と美奈子が同一人物ってのは、途中から薄々勘づいてた。それでもチェリーボーイ正明が2人の美女に翻弄される様はドキドキして楽しめる。最後は先輩...続きを読む