乾くるみのレビュー一覧

  • カラット探偵事務所の事件簿 2
    今回も安定の細かさでした。

    最終話の、File 12「つきまとう男」について、第一巻の内容踏まえて、ネタバレします。

    容疑者2人に尾行に関して…
    ・p.297の井上の視点で ”黄色のパーカーを着た男が、青いドレスの女性と二人で外に出てきた"
    ・p.309・p.310の古谷の視点で "カレンともう...続きを読む
  • スリープ
    未来の日本は少し楽しそうですごく生きづらそうだなあと思った
    化学の発展は悪い事だと思わない
    ただ使い方を間違えたらダメだなと思った

    すごく面白い展開だった
  • 蒼林堂古書店へようこそ
    『ミステリー好きが集う喫茶店…じゃなくて、古書店』

    毎週日曜日、ミステリー好きが集う古書店を舞台に、ささいな日常ミステリーの謎を解き明かす14篇の読切り短編集。一話ごとにミステリー作品の紹介があり、これが秀逸!面白そうな未読作品が多々あり、読んでみたくなった。
  • リピート
    リピートし始めるまでが長くて飽きたが、後半は一気読みしてしまう面白さ。
    生き延びることが出来るはずの毛利の死、決まりきっている運命の儚さを感じた。避けられないものがある未来なんて知りたくない。
  • イニシエーション・ラブ

    最後から2行目が!

    今更ながら本作を初めて読みました。

    6割ほど読んだところでもしや……と思い、8割読んだときにはほぼ確信していました。
    そして最後から2行目を読み、ほらやっぱり!となり、レビューに至っています。

    色々と有名なので注意深く読んでいたのも幸いでしたが、気になるからといって、初めに最後から2行...続きを読む
  • セカンド・ラブ
    再読

    高校時代に一度読んだが、内容を知っていても変わらずに楽しめた。主人公と同じ年齢だと気付き、より感情移入した気がする…笑

    物語は主人公の童貞感が拭われないまま進むが、著者の描く女性像はエグい…これがまたいい。終わり方はイニシエーションラブよりも好きだ。

    いつまでも、三作目期待して待ってます...続きを読む
  • スリープ
    こういう子役いそう、と思えたので物語に入りやすかった。
    未来の様子もなかなか面白く、なんとなく予想していた通りの展開もあり、読み切った感のある小説でした。
  • カラット探偵事務所の事件簿 1
    一話一話が短編方式で読みやすく、すぐに読めた。軽読書する分には十分な本だと思う。人が死ぬようなミステリーではなく、ほのぼのするようなミステリーで読んでいてなんだかほっこりとした。そして、最後の最後で、あの結末には驚いた。最初から苗字しか明かされていない事に少し疑問を持ったが、最後にその理由が回されて...続きを読む
  • カラット探偵事務所の事件簿 3
     又もラスト騙された!
     サラッと読むと解らないけど、遡って読み返すと納得でした。
     前作読んでから結構経っているので朧げですが、今回も楽しめました。

     お気に入りは「警告を受けた〜」
     この言葉遊びが流石です。
  • スリープ
    これはやばい!語りても貫井要美(乾くるみのアナグラム)。ありさは2人いて、途中からわからなくなったけど(話飛びすぎてアメリカとか行くし)まさかの訳わからない方が本物のありさとは。自分もタイムスリップした気分になって楽しかった!30年後かあ~、アリサって書かれてた意味がよくわかりました。オチをまとめる...続きを読む
  • イニシエーション・ラブ

    おもしろい!

    何年も経ってから読み返しましたが、やっぱり面白い!よく考えられたストーリーだなと思います。
  • セブン
    正統から異端まで幅広く取り入れる自在な作風で常に意外性と逆転のどんでん返しを味わわせてくれる職人推理作家の乾くるみさんが数字の7にとことん拘って書いた七編の傑作ミステリ短編集。著者の作品はどれもハズレがなくミステリ・パズルを愛するファンには堪らない魅力で絶大なる信頼が置けるでしょう。唯例えば「木曜の...続きを読む
  • 蒼林堂古書店へようこそ
    短編のミステリと、ミステリの過去の名作を紹介する
    「入門書」のコーナーが交互に出てくる不思議な本。
    小説の方の(たぶん)主役の古書店店主が、
    書評も担当している、という体で書かれている。

    蒼林堂という「ミステリ専門の古書店」を舞台に、
    週末になると集まる常連客と店主のやり取りを描く
    「一幕物」が小...続きを読む
  • 蒼林堂古書店へようこそ
    乾くるみのラストにニヤニヤしちゃう恋愛展開が大好物だ!!
    だもんでこれはとても満足!!
    あと、書評の本を読みたくなったので今後集めてみようかな??
  • スリープ
    今回もありました。しかも今回はSFならではの究極の方法で。

    コールドスリープではないけど、『目が覚めたら突然知らない場所で点滴を受けていた。』のような記憶がある人は多いのではないでしょうか?自分も交通事故でその経験をしました。そのときの混乱は結構なもので、手術室に寝かされ血まみれになったTシャツを...続きを読む
  • スリープ
    ◎冷凍保存装置で保存された主人公・・・のはずが?
    乾くるみに騙されることしかないのだが、この本でも騙された。

    人気中学生レポーターの羽鳥ありさが、冷凍睡眠装置の取材のためにクルーと一緒につくばの研究所に向かう。そこで冷凍保存装置を見てしまい、そこに保存されている人間の秘密も所長から聞いてしまう。そ...続きを読む
  • スリープ
    種明かしされるまでハラハラしっぱなし。一気に読んだ。で、名前から作者は女性だと思ってたけど男なのね。
  • Jの神話
    「何でもあり」のエンターテインメントという印象から、個人的には大好きなメフィスト賞の受賞作にして、著者の乾くるみさんのデビュー作です。

    全寮制の名門女子高「純和女学院」、新入生の坂本優子がこの学校の門を潜ったところから物語は始まります。
    夢と希望に溢れたかに見えた学生生活は、類い稀なカリスマ性を持...続きを読む
  • イニシエーション・ラブ

    思ったより

    ネタバレ見て内容を理解した上で見たけど
    面白かった!!
  • イニシエーション・ラブ

    面白かった・・・。

    なぜ主人公の勤め先が変わったのか?
    後半、主人公の人格が凶暴化していたこと。
    彼女が妊娠したこと。
    あげればきりがないけども
    ラストで全ての霧が晴れ視界が視界が一気にはれた感じ。
    カセットテープになぞられたA面B面、2回目はB面から読んでみるのもいいかなって思います。