宇江佐真理のレビュー一覧

  • 通りゃんせ
    ある意味、SFか?

    宇江佐センセがタイムスリップを描くと、こうなるのだ。

    多くの時代物で鍛えられた手腕があっちこっちずばすばと発揮されています。
    すげえ。

    また、タイムスリップ先が鄙びた農村ってゆうのもナカナカ良い。

    たまにはこういうモノもアリですね。
  • 心に吹く風 髪結い伊三次捕物余話
    冬のひだまりのような本。キャラクターそれぞれがちがった優しさを持っていて、心暖まった。続編が楽しみなので、作者の健康を心から願う。
  • 卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし
    いいなぁ~、好きだなぁ~、食べてみたいなぁ~とか思いながら、ずんずんと読んでしまいましたw やきもきしたり、ほんわかしたり。お舅さん、戻ってきてほしいなぁ~・・・。
  • 卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし
    ふでさんが好き!
    キャラクターがいい人ばかりで癒される。
    舅・姑が筆頭だけれど、甥っ子並びに少年たちもいいなあ~
    「のぶちゃん、お腹すいたよう~」
    うん、なんか切ない。
    また一人、好きな作家さんが増えました。
  • 今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話
    フラカンの深夜高速(coverd by 湯川潮音@youtube)聴いていたら泣けてきた。それとおんなじ気持ちになった。切なくてさみしいようなさわやかさ、っていう感じ? 知らないうちに、自分もとしをとっているんだと実感。
  • 幻の声 髪結い伊三次捕物余話
    宇江佐真理の書くキャラクターはどうしてこんなにも魅力的で、そして哀しいのでしょう。「あやめ横丁の人々」で惹きこまれてから、久々に著者の作品を読みましたが、ストーリー運びも素晴らしいのですが、やはりキャラクターがハンパ無くいいのです。
    主役の廻り髪結いの伊三次、彼のいい女の文吉、伊三次の主不破。
    三人...続きを読む
  • あやめ横丁の人々
    あやめ横丁の由来が花の名ではなく人を殺めるだったのは、予想もしていなかった。初めて聞く言葉がいくつも出て来て、どんどん引き込まれていった。10年後の結末は悲しさ半分、教え子の成長に希望が有り救われた。
  • 今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話
    「髪結い伊三次」シリーズの・・・・・何作目だっけ?

    前作から、一気に10年進みました。
    2世世代も、すっかり一人前の貫録を見せてますね。
    でもって、親世代もまだまだ現役で、ここぞという場面では活躍を見せます。

    うーん、作品の安定感が心地よい。

    また当分先になるであろう次回作を待ちましょう。
  • 卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし
    ご飯の方に期待して読んだんだけど内容もとても良かった!人の機微がきれいにわかりやすくでも丁寧に書いてあって、胸が締め付けられたり、じーんとしたり、読後感もすっきりと。のぶちゃんは確かに世間知らずかもしれないけれどだからこそおおらかで抜けてる、それこそ“ぼんやり”な性格で忠右衛門ともうまくいったんだと...続きを読む
  • 卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし
    お舅さん!! 「ねぇ、のぶちゃん 卵のふわふわが食べたいねぇ」って帰ってきてほしいです。

    この結婚は、間違っていたんじゃないか…
    結婚なんて自分には向いていなかったのでは?
    だれでも、思うことなんですね。
    考えれば、考えるほどわからなくなってしまいますね。
    でも、いいんです!いいんですよね! お舅...続きを読む
  • 卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし
     
    主人公・のぶとその夫正一郎のすれ違いに終始胸が痛んだり、
    忠右衛門や今助、ふでの発言にちょっとくすっとしたり
    度々起きる事件にどきどきしたり、
    とにかく先が気になるお話だった。
     
    淡雪豆腐と卵のふわふわがおいしそう。
     
  • 幻の声 髪結い伊三次捕物余話
    人から1巻もらった。
    ら。
    現在進行形で続いてる息の長いシリーズものだった。
    うそん。

    現状12巻まで出てる。
    文庫化されてんのは10巻まで。
    なんでまだ10巻までしか読んでないけどとりあえず。


    一話完結の人情捕り物。
    著者が女性ってのもあって
    「御宿かわせみ」シリーズとちょっと似たイメージ。...続きを読む
  • 余寒の雪
    時代モノ短編集。

    人情話だけでなく、方向性が多岐にわたっております。
    とくに史実をモチーフにした2編が、なかなか良かったです。
    「時代小説」というフィールドで、いろんな試みをされておられますね。
  • 憂き世店 松前藩士物語
    江戸時代のリストラされた藩士が、裏店で貧乏生活をする話。妻が授かった子を流そうとする話は、涙無くては語れない。
  • 斬られ権佐
    あさみへの思いを忘れられない(これ,結構あけっぴろげ,かつ強引)一方で,その夫である権佐が好きで心配でたまらない数馬がよいです。
  • 幻の声 髪結い伊三次捕物余話
    お文の伝法なもの言いに最初面喰ったけれど,同い年の対等な男と女の関係がいい。
    その他の登場人物も,簡単にイイモン,ワルモンが決められないところがいい。
  • 聞き屋与平 江戸夜咄草
    誰もが心の中に1つは他人に語れない暗い過去を持っている。でもその過去に大小の差こそあれ、みんなはひっそりと幸せに暮らしていきたいと思っているのだろう。聞き屋も語りべも、みな同じだ。そんな人情話盛りだくさんの、宇江佐さんらしい連作。
  • 斬られ権佐
    切ない。切ないけど、いいお話だ。太く、短く、潔く生きていくって、こんなに切ないものだね。だけど一所懸命生きた証がここにあるのだから。
  • 卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし
    とてもよかった。
    買って何回も読みたい本。

    読み始めは正一郎が嫌な奴過ぎて読むのが辛かった。
    新宿鮫の香田をイメージした。

    姑、舅は優しくて素敵。

    でも終盤はこうなってほしいと思う通りになりつつ
    しみじみと切なくもあって、とてもいいラストだった。
  • 我、言挙げす 髪結い伊三次捕物余話
    八丁堀の面々もすっかり世代交代してしまって、なんだか寂しい気持ちもするけど、若同心の個性がハッキリしてきてそれもまた良い。そして最後の表題にもなった「我、言挙げす」は、なんてこった!!!このままで言い訳がない。急いで次を読まねば!!!ということで、注文していた新刊本を買いに走るのだ。