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Posted by ブクログ
髪結い伊三次捕物余話、8作目。
2011年には出ていたんですね。
主人公はシリーズ名どおり、廻り髪結いの伊三次。
町方同心不破友之進の手伝いもしているのですが、息子の龍之進の力になる機会も増えています。
じつは‥若い世代の話ばかりで、伊三次以上にごひいきだった妻で芸者でもあるお文の出番が少ないのでちょっと飽きてきて、しばらく読むのを休んでいましたが。
やっぱり、好きなシリーズです☆
龍之進も番方若同心になり、進境を見せるところがすがすがしく、頼もしい。
「委細かまわず」では、上役の小早川と対峙して成長していく。
「黒い振袖」では、ある藩の姫が行方不明となった事件を若手で捜査することに。
お家騒動の渦中にあり、喪服がわりに黒い振り袖を着た、かがり姫。
ひととき危機を共にしたことで、忘れられない相手に。
「明烏」は、久々にお文が主役。
夢の中、異界へ迷い込んだような形で、生みの母のいる美濃屋に引き取られた場合の生活ぶりが描かれます。
嬉しさと違和感と寂しさと。
そして、今の幸福をかみしめる。
いい味わいの話でした。
「我、言挙げす」という題は、内容が想像できませんでしたが、いい言葉ですねえ。
龍之進は、かって上司の不正を告発しようとして閑職に追いやられた人物・精右衛門へ、「言挙げなさった」という言葉で、共感を伝えるのです。
ラストは火事で家が焼けてしまうという衝撃的な結末ですが、この続きで暮らしが立ち直っていく様子もちゃんと出版されているので、続けて読みつなぎましょう☆
Posted by ブクログ
シリーズの・・・・・何作目だったっけ?今回もジュニア世代の活躍が目立ちますが、従来のシニア(?)世代もまだまだ主役で頑張っています。そんなこんなで読み進めたところ、最後の最後で・・・、なんとゆうことでしょう!そりゃーヒドイよ、宇江佐センセ!とゆうラストで今回は幕を閉じます。コレを読んでる今のご時世と照らし合わせ、何ともフクザツな思いがします。まあ、これをお書きになっている頃には、2011年の日本がこんなことになってるとは思いもしなかったのでしょうが。でも、そんな中でも強く生きようとする人々の姿もあり、ちょっと救われました。また続編をお待ちしております。
Posted by ブクログ
明烏は伊三次と添ったことをかすかに後悔してしまったお文が、辻占い氏の導きでもう一つの人生を体感するお話
右に行ったら「左に行ったらどういう人生だったんだろう」と思うし、逆も然り
いいことばかりの人生なんて待ってはいない
今ある幸せを大切にしなければ、と私も思った
黒い振袖を今読み終えたのだけれど、ここまで読んできた伊三次シリーズのなかで一番好きかも
かがり姫が本当に素敵で、かすかに心惹かれる龍乃進の切ない気持ちが伝わってくる
姫は姫で思うようにいかない人生であろうが、貝之助が耳は不自由でも立派な藩主になれるであろう予感を残した最後で、後味も良かった
伊三次とお文の話をその前の明烏で満喫した後の、龍乃進話だったせいか本当に満足
読み終わったので追記
雨後の月
おみつがお文のもとを訪ねてくることから始まる
気まずそうな感じがあったので、子が流れた時にお文に対して口にした失礼な言葉を悔いてのことかと思ったら違った
まあ、直接お文に言ったわけではないんだけどね
なんか釈然としないし、あれ以来おみつが嫌いな私…
それに対してお文はどうだ!
なんと器が大きいことか
巻を(歳を)重ねるごとにお文はいい女になっていく
女性に人権なんかなかった時代の30代は年増扱いで、まして芸者業のお文にはさぞや生きづらかろうと思うのに
お文はどんどん人として練れていく
素敵だなー
この話はおみつ夫婦、そしておみつの実家の話
再追記
あとがきに、宇江佐さんが素人書評(ブグログみたいなところかな?)についてちょっと毒吐いてて面白かった
宇江佐真理さんご存命なら、私のコメントはどうご覧になるんだろう
私は好きか嫌いかしかないし(文学的なアレコレなんて分からないから語りようがないし)、登場人物にあれこれ思うことを書き散らしているだけ
宇江佐真理さんの描く人に惚れ込んでいるので、許してくださいー
話は、まだまだ続く….….
龍之進を中心とした、若い人達の話になった、仲間の結婚、失意の友人を慰め、お姫様を助け、日々成長していく。家事で焼け出された伊三次達の、これからは?話は、まだまだ続く。
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