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Posted by ブクログ 2023年11月01日
晩年の作品なんだなぁ、伊佐次でファンになってずーっと読んで来て、最終回も、というか最後に書いたものを読み終えてまだまだ終わらないと、心の中に刻んだ。うめ婆は本来の自分を取り戻したい思う事が、実はずっと行って来ていただけで自分で気づかないだけだったと思う。あんな楽しい集まりに倒れた時に集まるのは日頃の...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年01月26日
宇江佐先生の遺作。未完なのが悲しくて悔しいけれど、うめは今日も頑張ってお江戸を生きているだろうと思えるのがせめてもの救いか。未亡人になったうめは同心の妻だったが元はといえば醤油問屋のお嬢様育ち。夫亡き後思い立って一人暮らしを始め隣人や実家の兄弟や甥との交流を経て、成長しきれなかったお嬢様のままの自ら...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年01月24日
やっぱり宇江佐真理は巧い❗
読みやすい文章と、リーダビリティはさすが。
大店の箱入り娘だったうめは武家に嫁ぐが心底馴染めず、夫が亡くなり子供達も独り立ちしてから、念願の町屋で一人暮らしを始める。
捕物帖どころか、なぁんの事件も起きない。ホント、日常と親戚のゴタゴタがあるだけ。なのに、おもしろい。する...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年01月23日
良かったー。
宇江佐さんの作品は登場人物の言葉はスカッとして心地良く、そしてあたたかくてホッとしつつハッとさせられる。
女性として生きにく時代だったのに、連れ合いが亡くなり自分の思うように生きていき、色んなことを感じ日々を過ごす過程がとても良かった。
ただ、どうしても宇江佐さんの描く子供は可愛げがな...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月16日
もっともっと宇江佐真理の市井人情小説を読みたかった。どうしようもない事だけど、ほんまそう思う。
朝日新聞夕刊に連載していた作品の文庫化、未完がつくづく惜しい。それにしても闘病で命を削りながら、このレベルの作品を書けるのだから凄いものである。
同じく未完の小説を書きつつお亡くなりになられた某先生に...続きを読む
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