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初めて自分の作品が一冊に纏まって本屋の店先に並んだときの喜びと戸惑い、主婦業をしながら台所の片隅で原稿執筆をする日々の中で繰り広げられる、編集者との軽妙なやりとり。時代小説家の日常とは……。生まれてからずっと住みつづけている函館の地、日々の暮らしの中で心引かれたできごと、江戸時代への思い……。本書は、10年にわたって、書き綴ってきたエッセイを集めた、著者、初のエッセイ集。ウエザー・リポート(天気予報)をもじったタイトルの通り、熱く語っていたり、冷めていたり、そのときどきで違うさまざまな気分、さまざまな素顔がつまった一冊。
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年02月15日
私が現在函館在住で、宇江佐真理さんは高校のOGでいらっしゃるので、母校の話や函館人の様子など、とても楽しく読めました。
宇江佐さんの気質はいわゆる「函館の女」っぽいと思います。
派手に暮らしたり、人脈を広げるのは好きではなく。
でも地域やご近所の人とは仲良く、行きつけのお店で飲んだりするのも好き…...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月03日
函館在住の作家ということで気にはしていた。あえて江戸深川を舞台にした時代小説を書くということから、どんな人かと思ったが、日常の家庭生活臭いっぱいの、元気なおばちゃん作家である。軽妙なエッセイだ。作家の意外な内的世界、直木賞を取れなかったことを素直に悔しがったり、ざっくばらんな人柄がうかがえる。(逝去...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
人情味あふれる江戸下町の時代物小説作家は、函館で生まれで他の土地に一度も暮したことがない。大工の旦那と二人の息子の母親で作家デビューは45歳。今では押しも押されぬ作家家業なのに、地に足ついた主婦感覚がお見事。そんな作家の10年間のエッセーを纏めたもの。「エッセーとはすべからく自慢話」とする作家の活き...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月05日
坂道、教会、朝市、路面電車、温泉、夜景・・・。人口30万、函館市。函館生まれ、函館育ちの宇江佐真理さん、1949年、同年生まれです。台所に設えた仕事机で原稿を書き、その原稿料、印税は息子たちの学費にと。出産以外は入院の経験なし、163㎝、極めて健康な身体。なのに、2015年、乳癌でお亡くなりに。6...続きを読む
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