仙川環のレビュー一覧
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2019.08.26~08.28
他人ごとではない認知症。たとえ一時的でも、病気になる前の状態に戻るのなら、それが残された人にとって救いになるんじゃないのかしら。Posted by ブクログ -
評価は4.
内容(BOOKデーターベース)
曙医科大学が開発した認知症治療薬DB‐1は、同大付属病院が実施した臨床研究で画期的な成果を上げた。重症患者三人が、ほぼ完全に脳機能を取り戻したのだ。国際的製薬企業のサニーも権利獲得に乗り出す。ところが、一人の医師の自殺が驚くべき策略を浮き上がらせた。「医...続きを読むPosted by ブクログ -
認知症を改善する薬が開発された。ところがそれと前後して主人公の親友の医師が亡くなる。認知症薬の開発と関係があるのか?その薬は本当に効果があるのか?
医療サスペンスもので、さすが仙川環さんの小説は面白い。
でも本当に認知症の薬が開発できれば、本人も家族も救われるだろうなと思った。Posted by ブクログ -
認知症高齢者によるさまざまな事が社会問題化する中、認知症の親・夫・妻を
長年介護する家族と、大学病院で開発中の治療新薬にかかわる事件を追求して
行く中で、本当の正義とは何かを社会に問いかける作品。 -
久々に面白いミステリに当たった気がする。タイトルの幸福の劇薬というのも的を得てて納得。もし私が当事者ならば劇薬に手を出してしまうかもしれない。
あらすじ(背表紙より)
曙医科大学が開発した認知症治療薬DB‐1は、同大付属病院が実施した臨床研究で画期的な成果を上げた。重症患者三人が、ほぼ完全に脳機能を...続きを読むPosted by ブクログ -
検疫官 西條亜矢シリーズ 第2弾
1章 最後の電話
2章 足取り
3章 疑惑
4章 怪しい影
5章 影踏み
6章 タイムリミット
母から引き継いだ小料理屋を営む夏帆の父で、放浪のジャーナリスト・葛木が、アフリカからの取材を終え、成田に到着後、失踪してしまう。
元夫や東西新聞記者...続きを読むPosted by ブクログ -
いやーありえなくもない話なので結構な恐怖を感じました。こういう閉鎖的な社会の風習って軽視できない。田舎育ちなんで良くも悪くもそういうのわかるので怖かったです。Posted by ブクログ
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最後までテンポよく展開して飽きなかった。
出来過ぎ感は否めないけど、まあいいでしょう。
医療現場に身を置くのもとしては、さすがにちょっと。。。と思ったけど。Posted by ブクログ -
母の生まれ故郷である離島へ赴任した医師・希世。
島民の半分以上が高齢者なのに、寝たきりの人は数名。
その理由は、全島あげて取り組んでいる”ぴんぴんころり運動”のおかげだという…。
仙川環さん、ほとんどの作品を読んでますが、
今回の医療色は、さほど濃くなかったです。
そのかわり終始、不気味な空気が漂...続きを読むPosted by ブクログ