仙川環のレビュー一覧

  • 感染
    ウイルス研究医の主人公。夫の前妻の子供が焼死させられた後、夫が行方不明。探し求めるうちに大きな陰謀にたどり着く。おもしろかった。
  • 感染
    「ウィルス研究医の仲沢葉月は、外科医の夫・啓介と前妻との間の子が誘拐されたという連絡を受ける。子供は焼死体で発見される。しかし、夫の啓介は女からの呼び出しに出かけていったきり連絡が取れなく帰ってくる様子もない。夫の行方を捜すうち、幼児誘拐殺人事件と夫との意外な共通点、彼女の勤める病院の裏側を知る事に...続きを読む
  • 時限発症 検疫官 西條亜矢の事件簿
    検疫官シリーズ第二弾。
    色々と盛り込みすぎた一作目よりこちらの方が楽しめた。
    未知のウイルス発生国=アフリカの何処かというのは定番なのかしら?
    バンデミックを食い止めろをスローガンに一致団結はしてないけど頑張りましたで賞をさしあげます(笑)
  • 隔離島―フェーズ0―
    友達のお薦めで読んでみましたぁ。
    面白かった。
    こういう伝統と因習が根付いてる孤島の話って、横溝正史っぽくて好き。
    もうちょっと怪しさが欲しいなぁとは思ったけど、現代の医療とうまく絡んであって、これはこれで面白かった。

    もちろん、間違った医学の使い方を生身の人間で試すのは怖いことだけど、昔から根付...続きを読む
  • 隔離島―フェーズ0―
    島ぐるみでひた隠しにする秘密に一気読み。おもしろかった。
    全員参加の朝の体操とか飲まされるジュースとか、健康にいいという甘言の裏に潜む強制力に嫌悪感。
    終盤で味方がポツポツ増えたけど、四面楚歌の中主人公は女一人でよく頑張ったと思う。それが報われてオセロ盤のように一気に形勢をひっくり返したラストは胸が...続きを読む
  • 感染
    2回目。

    お気に入りの仙川環のデビュー作。
    テーマは臓器移植。
    医療サスペンスだけど、すごい読みやすい。
  • 感染
    映画感染/予言の原作と思ってたけど違った。www
    医療やウイルスが題材の話だが、専門用語などあまり出てこなく読みやすい。
    いろんな意味でかわいそうな主人公…
  • 潜伏
    お気に入りの医療ミステリー、シリーズ的には第5弾、
    といっても、つながりはなくそれぞれが独立したお話しです。

    今回のテーマは、美容クリニックとプラセンタ。
    そこに、狂牛病やらヤコブ病、アルツハイマーが関わってきます。

    パッと見では、なんのつながりもないこれらのキーワード、
    とあることから、一つの...続きを読む
  • 感染源
    マレーシアで日本製薬会社と取引をしている日本人女性・直美。

    彼女の関わるプロジェクトの裏では、
    彼女の秘密裏に別の動きがあったー。

    その"ある動き"によって日本へ送られた医薬成分のサンプルには、
    扱い次第で治療薬にも病原体にもなる成分が含まれていた。

    彼女は自分に対する裏切りや周囲からの不当で...続きを読む
  • 封鎖
    感染症疑いで封鎖される集落の話。

    国はやるであろう。
    完全に間違っているとは思わないけど
    当事者関係者だったらたまらない。

    庶民は自分の身体を強くたくましく健康にしていることが
    ただひとつできることなのか。
  • 潜伏
    医療ミステリーではあるが難しい専門用語がないのでサクサク読める。
    この作品も結局のところ保身のために隠蔽工作をしようとする以外の部分に悪意は感じられない。
  • 感染
    医療ミステリーではあるが難しい専門用語がほとんどなく、すらすらと読み続けられる。
    感染というタイトルでパニック系かと思ったが単なるミステリーだった。
  • 聖母 ホスト・マザー
    代理出産の話。

    赤ちゃんが欲しい。ただ、それだけ。

    それだけでこれだけ考えさせられる。
    海堂氏の『ジーン・ワルツ』にも全く劣らないと思います。
  • 誤飲
    何人か登場人物がいますが、上手く話が絡み合っていて内容がすっきりまとまっているように思います。
    普段何気なく飲んでいる薬ですが、本当に様々な事で使われているんだなと読んでいて思いました。正しく服用する事が一番です。
  • 潜伏
    美容クリニックに通っていたおばがアルツハイマーで死んだとの診断。
    実はプラセッタ(牛の骨盤)によるヤコブ病だった。

    なかなかのサスペンスものだ。
  • 誤飲
    仙川環と言えば、医療ミステリー。筋書きが面白いだけに、もっとすっきりした文章だったら、より楽しんで読めるのにと、常々思ってきた、気になる作家だった。本作は連作ものということで、どうかなぁと思いながら手に取ったが、これが一気に読ませる。面白かった。何でもないようなことの積み重ねなのに、最後まで本を手放...続きを読む
  • 再発
    成田真澄(ますみ)は、東京から実家に戻ってきた内科医。
    父親が急逝したため実家の医院を継いだからだが、田舎町での日常に不安や不満を募らせていた。
    そんな中、10歳の従妹が原因不明の急病で亡くなり、さらにその友人までもが同じような症状で亡くなってしまう。
    祖父の何気ない言葉からその病の正体が、日本では...続きを読む
  • 感染
    一般的に考えられる良い悪いの区分けをする規則。
    では特殊な事象の時はどうなってしまうのだろうか。
  • 転生
    巻末の解説で「ジェットコースター・ノベル」と評していました。
    読み終わった後でその記述を目にして、なるほど、と納得。
    この著者の本はコレが初めてでしたが、一気に読み終えました。
    最初は主人公の性格(目的のためなら手段を選ばない)などに嫌悪感を覚えていたのですが、終盤にかけて上手く成長させていって、最...続きを読む
  • 誤飲
    この作品の様に、色んな立場の人を様々な角度から描く作品って好きです。人によって見方は千差万別ですし、絶対的なものの見方というのは存在しないなと感じることが出来ます。

    湊かなえさんの夜行観覧車も同じく色んな視点があって面白かったです。