仙川環のレビュー一覧

  • 誤飲
    薬は、他人からもらっちゃだめ!と、幼少時母からきつく言われていました。それを守り続けています。だから、私は、生きていられるのか。なんてことは無いけど。でも、今の世の中、何でもあり、だから怖いです。
  • 再発
    仙川環の医療ミステリー(パニック?)小説。

    毎度のことながらさらっとサクサク読める。

    読み進めていくと、なんのウィルスかわかってくるのだけど、日本にはもうないと言われている。
    でも、100%ではないと考えさせられる。
    こういう事態になってもおかしくない。

    やはり最後は急ぎ足だが、それでも十分に...続きを読む
  • 潜伏
    仙川環の医療推理小説。

    毎回のことながら、さらっと読める。
    今回は若干恋愛色が強かったような?
    さらっと読めてさらっと駆け足に終わるが、それでも物足りなさを感じさせない。

    喉ごし(と、表現するのが正しいのかわからないが)スッキリといった感じ。

    あり得ない話でもないので、施術を考えるのであれば、...続きを読む
  • 人体工場
    「設問:人間を救うために人間を物のように扱うことは、倫理上許されるか?」 を問うた作品

    ・・・だと思う。視点や状況を鑑みるに。

    ミステリーより思考実験に近い趣がある。是非考えて欲しい
    「誰かが鎖に繋がれる事によって、10人が病から解放されます
    あなたはどうしますか?」

    サンデル教授の講義にあっ...続きを読む
  • 人体工場
    読みやすかった。
    実際にあったら嫌だけど、あってもおかしくない。
    最後はもうちょっと突き詰めて書いて欲しかった。
    サラっと読める分、サラっと終わった感がある。
  • 転生
    この作者は始めて読みました。フリーライターだった主人公が急に自分の子供だという赤ちゃんを押し付けられて、その親を探していく過程で徐々に母性に目覚めていくといった感じでしょうか。割とスピード感があったのか、サクサク読めました。ちょっと最終的に良い人になりすぎている気はしたけど。
  • 人体工場
    尿に大量のたんぱく質が出ているにも関わらず、腎臓は正常という異常事態。

    お金に目が眩んだ治験が原因としか思えない。

    一緒に治験を受けた女の子と、学校の保険医と共に真相究明に乗り出す。
    しかしその裏には思いもよらない計画が。

    倫理とは何か、その立場にならなければわからないこともある。
  • 感染
    主人公は大学病院でウイルス研究医をしている葉月。
    ある日の夜、旦那さん(優秀な外科医)の前妻から息子が誘拐されたって電話がかかってくるんやけど、、、。
    その少し前に旦那さんは女の人から電話で呼び出されて外出してしまっていた。
    とりあえず、葉月が前妻の所に行って警察に連絡したり色々とするんやけど...続きを読む
  • 転生
    「その子はあなたの娘だ。引き取ってもらいたい。」

    フリーライターの岬は仕事の依頼で待ち合わせたホテルのロビーにいる時に1本の電話で目の前のベビーカーに乗ってる赤ちゃんを押し付けられてしまう所からスタート。
    最初は、産んでもいない赤ちゃんを押し付けられた事に激怒する岬。
    まぁ、『女→男。』の構図じゃ...続きを読む
  • 繁殖
    農村風景が残る関東の幼稚園で起きた食中毒事件の話。
    園児の病状から、幼稚園で食べたオニギリのズサンな管理が原因の単なる食中毒と思われたけど調べれば調べるほど原因が特定出来んかった事件。
    調べていくウチにカドミウムが原因って分かったんやけど、簡単に発表してしまうと農家への風評被害が起きてしまう事を懸念...続きを読む
  • 潜伏
    若年性アルツハイマー病で亡くなったと思ってた叔母さん。
    歩美と将彦が真相を調べていくうちに美容クリニックで使ってたプラセンタが原因でヤコブ病になってたなんて怖いよねぇ。
    最初は、お互いに偏見を持ってた2人が協力して色々と調べていくウチに誤解が解けていく過程も面白かったよ(*^。^*)
    まさか、あの人...続きを読む
  • 人体工場
    話の設定が独特で面白い。
    人体を薬品の生産工場にしてしまう犯罪!?を
    うまく取り扱っている。
    話がすごくシリアスなのに登場人物の薄っぺらい。
    それが逆に話を面白くしている。
  • 転生
    面白かったです。ただ、主人公がかなりイヤな女なのですが、それは作者が意図してそう描いているからで、そういう女だから最後の展開が活きてくるのだろうとは思うのですが、やはり主人公はもっと魅力的な方がいいなあという気がします。
  • 繁殖

    「感染」「転生」に続く医療ミステリー。
    気になる作家さんの一人です。

    今回は医学界ではなく、幼稚園で起きた食中毒から
    事件に発展していくという展開。

    環境の事を考えて、良かれと思ってやったことが
    とんでも無いことに・・・
    食中毒の問題はもちろん、環境の問題も考えさせられる内容です。
  • 転生
    面白かったです。クローンがキーワード。ラストはあまりに綺麗過ぎる気もするけど、まあ、ハッピーエンドと言うことで良しとしましょうか。
  • 転生
    不妊治療の研究に使うという名目で、違法と知りつつ自分の卵子を売った過去を持つフリーライター。ある日突然、自分の卵子から生まれた子供だといって、成長した赤ん坊を押し付けられてしまう。秘められた過去を封印すべく赤ん坊の育ての親の調査に乗り出すが、関係者は次々と死んでしまい、殺人の容疑まで加わって、ますま...続きを読む
  • 転生
    スリリングな医療サスペンスでした!読んでいるとどんどん先が気になっていく本ですね。やはり人間でクローンを作るのはよくないことだと思います。
  • 転生
    〜『感染』に続く仙川環の医学ミステリー第2作〜。この紹介文でレジへ持って行こうとしてました。内容は、見知らぬ依頼者から押し付けられた赤ん坊と、自分の提供した卵子との関係を調べていくが、周りではイロイロな事件が起きて・・・。チョット意外だけどスッキリした結末なので、読んでみて損はないです。読み始めたら...続きを読む
  • 処方箋のないクリニック
    処方箋がないってどういう病院だろう、とは思いました。総合病院とかだと特に待ち時間は長くて診療はあっという間に終わってしまいます。青島倫太郎先生のような方とゆっくり話せると安心できるはず。
    特に印象に残ったのは、最終章「奇跡のメソッド」での対応。 お見事でした。
  • 時限発症 検疫官 西條亜矢の事件簿
    前作よりこちらの方が読み応えがあった。

    同居してる娘と孫がいるのにそんなところへ取材に行くのか?自分勝手なお爺ちゃんだけど、娘の元夫も似たようなタイプみたい。母娘揃って好きになるタイプが同じなんだろう。