仙川環のレビュー一覧

  • カナリア外来へようこそ
    ぶっきらぼうな先生の奥にある優しさは温かいなぁと思いました。周りになかなか理解されにくい症状があり困ってるとき、こんな先生がいてくれたら心強いと思いました。
  • 処方箋のないクリニック
    後ろのあらすじだけ読んでレジに並んだ
    医療ものが好きな私には必要経費
    (短編ものは新品買わないと決めてたのに~)

    ページ数…というかストーリー長かったら
    もっと倫太郎先生のカリスマさというか、そういうものが際立ったと思うんだけど
    周りの登場人物も結構キャラ強なので、もっと変人・倫太郎先生として愛着...続きを読む
  • 処方箋のないクリニック
    こういう医者がいたらいいのになと思う反面、医療職などのエッセンシャルワーカーは効率も求められる、そのどこで折り合いのいいところを見つけるかが現代社会において課題なのかなと思いました。
  • 処方箋のないクリニック
    文体的にはあまりよい感じはしませんでしたが、お医者さん本人の考え方はとても共感できました。医は仁術なりとは、こういうことを言うのでしょうか?
  • 処方箋のないクリニック
    続編がでて欲しい作品

    重い話になりそうなテーマを取り扱っているが、個性的な登場人物や間にスイーツ休憩がある為暗い気持ちにならずに読み進められた

  • 処方箋のないクリニック
    悩み事を風変わりな人や存在が解決する系のお話が好きな方におすすめ。いずれも50ページくらいの短編で文章自体が読みやすく、何より主人公の悩めるゲスト達への理知的だけど寄り添う姿勢のおかげでしんどくならずに身近な健康や医療関係の問題に向きあえました。どのエピソードも面白くて勉強にもなりました。
  • 処方箋のないクリニック
     今どきの時代には、必要な医師だと思いました。許容出来ない閾は持っていて、相手の主張は一旦は肯定する受け答えが見えにくかった本音を引き出す。丁寧な話術は相手の本質を改善する目的がハッキリしていて好感が持てる。
     倫太郎先生は、一見頼りなく感じされるのかもしれないが、臨床を経験した成果が公に認められた...続きを読む
  • 処方箋のないクリニック
    2024.01.01〜01.03
    ドクターによって、診察時間が違うのは当然。
    でも、患者にとっては、きちんと説明をしてもらいたい。体が辛いと心も辛いから、じっくりと聞いてくれて、分かりやすく説明をしてほしい。
    だから、倫太郎先生は必要だと思う。
  • 処方箋のないクリニック
    こちらは職場から少し歩いたところにある書店で
    平積みされていて手に取りました。
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    治療が
    必要なのは
    病気じゃなくて
    人間関係でした

    緑内障、高血圧、肥満、アトピー……
    ありふれた症状が
    引き起こす奇妙な
    事件にメスを入れるのは
    型破りな名医!!
    ...続きを読む
  • 封鎖
    この作品が出版されたのは今から10年ほど前だけれど、まるで数年前からのコロナ禍を予測していたかのような内容で恐ろしかった。

    市街地から離れた人口60人足らずの集落で、インフルエンザにかかった老人がたった一晩で急変し血を吐き死亡、そしてさの葬儀の最中にもう1人同様の死に方をした老女が発見される。集落...続きを読む
  • 幸福の劇薬 医者探偵・宇賀神晃
    この手の本は、自分からはあまり手にしたことはないけど、人からのおすすめってことで読んでみた!

    序盤の方は、「やっぱりこういう系統はあまり好きじゃないかも」と思うこともあったけど、
    読み進めていくにつれて、話が進むにつれて、
    どんどん引き込まれている自分がいた。

    ただ、小説を読むってだけじゃなくて...続きを読む
  • 感染
    執筆時である2005年から17年経った今なお豚の臓器移植が成功していないのだからよほどハードルが高いのだろう。学部長が汚職まみれというのはお約束とは言え中々ダイナミックな原因だった。伏線の貼り方は露骨だったしもう少し主人公以外を丁寧に描いてもいいのではと思うが題材が面白くカバー出来る範疇だと思う。
    ...続きを読む
  • 幸福の劇薬 医者探偵・宇賀神晃
    考えさせられる1冊でした。
    認知症が治るけれど、かならず死んでしまう薬があった場合、
    認知症の人がいる家族には夢のような薬だが、医師としては殺人の幇助にあたってしまう。。。
    一時的に前の状態に戻り、余命を家族と過ごすことで、家族も穏やかな気持ちになると思うし、本人も嬉しいのではないかな?と思った。
    ...続きを読む
  • 幸福の劇薬 医者探偵・宇賀神晃
    キャラが立っていて面白い。厄介な新聞記者の美雪が嫌な奴なんだけどいい味出してました。
    夢の認知症薬…そんなものがあった時、人間はどうするかの描写にリアリティがあった。
  • 封鎖
    コロナ禍を経験した今、全くの現実離れしているとは言い切れない話で怖くなった。時々自然災害等でも孤立した集落がある等のニュースで見ることがあるけれど通信でも孤立するという恐怖、またそうするしか手段がないという目に見えないウィルスの恐ろしさを感じることができた。封鎖の中にいるのも怖いけど、都市部だったら...続きを読む
  • 幸福の劇薬 医者探偵・宇賀神晃
    エーザイのアデュカヌマブのような設定。アルツハイマーが良くはなるが副作用で出血死してしまうもの。考えさせられる内容です。個人的にはあってもいいかな、と。
  • 極卵
    自然の形で育てた鶏から生まれた卵「極卵」その卵を食べた人から毒素の強い菌が発見された。
    すでに何人か亡くなっている。
    自然食をこよなく愛する人気カリスマブロガーも購入し息子が感染し生死をさまよう
    生産者の環境は調査の結果問題ない。
    いったいどこから菌が発生したのか。
    昔の鶏を復活させた研究機関が発表...続きを読む
  • 極卵
    食の安全はもちろんのこと、報道の公平性についても考えさせられる一作でした。私たちが普段目にしている情報や記事は、もしかしたら事実の一部分だけをピックアップして報じているだけに過ぎず、過信してはいけないのだと改めて痛感。

    また、実際に自分が見てきたわけではないのに、過ちをおかしたとされる人を「悪」だ...続きを読む
  • 封鎖
     未知のウイルスと対峙したとき、人間はどうなるのか。もし自分が感染の疑いありと思ったとき、守らなければいけない家族がいるとき、医療従事者として対処を迫られたとき、様々な登場人物の視点からある集落で起きたウイルスパニックと、その後の集落の様子を描く作品。人間の行動心理と行政の対応、風評被害、ウイルスの...続きを読む
  • 人体工場
    最後の方は察しがついてしまったが、全般的に真紫に感情移入でき面白かったと思う。今まで治験の小説を読んだことがなかったので面白かった。