幸田文のレビュー一覧
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幸田露伴は厳しい父ちゃんですが、
素敵だなと思った。
はたきをかける格好、掃除の音、
「女はいつでも見栄えがよくなくてはいけない」「何のために音楽をならっているんだ」
って娘に言えるお父さんは今、どれくらいいるのでしょうか…?
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すごく怖いというか、叱られ感が凄い、読んでいて。
少なくとも背筋伸びてますよね?と暗黙の圧があるようで。。。
こうなってくると父と娘の緊張感に繋げたくなりますわな、致し方なし。
こういったお方は今後なかなか出てくることないのは間違いなし。Posted by ブクログ -
文章が独特で、調子が悪い時は頭に入って来ず苦労した。でも、面白い部分は面白かったし、今の職場に似ている場面がたくさんあった。女が集まるとどこもこうなるのかな。仕事のできる梨花さんかっこいい。Posted by ブクログ
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主人公のげんと同い年です。
偶然、私にも弟がいて碧郎(げんの弟)と同い年でした。
私とげんは全く違う生活をしていますが、げんの碧郎に抱く想いに少し共感できたような気がします。
“家族”とは特別な関係であり、げんと碧郎は何があっても“姉と弟”でした。Posted by ブクログ -
昭和を生きた女性の力強い言葉。
決して順風満帆の人生ではなく、さまざまな苦労を乗り越えてきたからこそ紡げる言葉なんだろうな。
苦労、不仕合わせを経験したからこそ感じられる仕合わせ。
不仕合わせの上に、長い時間をかけたあと、静かにもたらされるほのかな仕合わせ。
ああ、幸せとはそういうものなんだ...続きを読むPosted by ブクログ -
言葉はきれいだけど、話はよくわからなかった
久しぶりに眠い話だった
自分には合わない作風なのかな
でも、言葉の表現はきれいなので、他の作品を読んでみようと思ったPosted by ブクログ -
幸田文「回転どあ 東京と大阪と」、2001.2発行。庶民生活を清新に描いた単行本未収録のエッセイ101編。 ①明けまして、という挨拶には希望がこめられている。 ②自慢、高慢、馬鹿の骨頂という。(心に留めておかねばw) ③年の暮れは忙しい。年の暮れも、卒業も、結婚も、葬式も、区切りは忙しいにちがいな...続きを読むPosted by ブクログ
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幸田露伴を父に持つ著者が、昭和34年に身の回りの出来事や日常のあれこれを綴った随筆集(10年ぶりの再読)。
その時代ゆえ、「美智子様へ」という現上皇后の結婚に関する項もある。
「御結婚生活は長いのである。きょうははじまりの第1日である。めでたいのは1日だけではならぬ。末ながく末ひろがりでこそめでたい...続きを読むPosted by ブクログ -
山伏・八紘嶺に登山に行く折、地図に大谷崩下に「幸田文」の文字。何だと思って検索すると、幸田露伴の次女とのこと。
大好きな山域に関するエッセイとあり、手を取った次第だ。
作者は還暦過ぎてからこの大谷崩れを目にする。その荒々しさがずっと心に引っかかり、「崩れ」に興味もち日本中の崩れ巡りをする。Posted by ブクログ