唯川恵のレビュー一覧
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一人の男性の死と、係る5人の女性の物語である。5人共、生き方や境遇が違うし、すべての人達が繋がっている訳じゃない。自由奔放に生きた男性の魅力や、家庭にとらわれない生き方をする。5人の女性の感性により、恋愛とは他人が解決できるものじゃないと実感した。Posted by ブクログ
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思い続けていても
高校時代の親友の恋人
言い出せないまま
再会してもこころのなかに持ちつづけるだけ。
岡山の美星町で再会した二人。
最後はよかった!Posted by ブクログ -
PHP増刊号 1995年6月号から1998年12月号に連載したもの。
「はじめに」は、
「たとえば「頑張れ」と言われることが苦しく思える時があります。」
で始まる。
人生訓のようなもの。Posted by ブクログ -
夏のバレンタインといえば、七夕の出会い。
チョコを渡す習慣があるのだろうか。
著者はあとがきで、「忘れられない一冊になりそう」とのこと。
高校時代の思い出を忘れたい人と忘れられない人が登場する。
忘れたい日とには、忘れられない一冊にはならないような気もする。
取材協力岡山県美星町。何日くらい取材し...続きを読むPosted by ブクログ -
解説は阿木燿子。唯川恵が、「海辺の午後」でコバルトノベル大賞を受賞した際の赤川次郎、阿刀田高、眉村卓と審査委員4人の一人。女性審査委員は阿木燿子だけなので、阿木燿子のお眼鏡にかなわなかったら、受賞していなかったのだろう。
初の随筆集の文庫化にあたって、解説を頼んだ、出版社か本人かは偉いと思う。解説...続きを読むPosted by ブクログ -
「あなたがこの本を閉じたとき、開いたときより少しでも元気が出ていてくれたなら、すごく嬉しい」
姉御の努力は実を結ぶでしょう。
「それがきっと、私の元気にもつながってくれると思うからです。」
情けは人の為ならずですね。
思いやりの書かも。Posted by ブクログ -
「史上最低の日
三日前、失業した。そしてゆうべ、恋人に「好きな女ができた」と言われた。」
「帰りたい、そう思った。行くのではない、戻るのでもない。そここそが私の帰る唯一の場所。いつか琴子は駅へと走り出していた。
それは夢に向かって走り出したと同じことだった。」
文学してますね。「あとがき」の...続きを読むPosted by ブクログ -
初出一覧がすごい
シェール、ミス家庭画報、日経ウーマン、トーハン新刊ニュース、アクタス、モニク、PHP、日販DOBOOK、サリダ、学研ジミー、コスモポリタン、月刊宝石、週刊新潮、小説中公、マイバースデーなどなど。
あなたとKEIの部屋という読者の相談室がある。
恋愛の随筆が多いので,著者も「ま...続きを読むPosted by ブクログ -
なぜ小説家になったか。
どういう経緯で小説家になったか。
小説を書くときは孤独。
孤独との向き合い方の例が分かるかもしれない。
唯川恵の作品が好きでない人や、孤独を楽しんだり、孤独を感じない人には無用の作品かもしれない。
唯川恵は、随筆より小説の方が圧倒的に好きです。
随筆は、著者の背景をしり、...続きを読むPosted by ブクログ