唯川恵のレビュー一覧

  • 天に堕ちる
    再読。
    どの話も面白い。
    やはりアイドルの追っかけ「奈々美」の話が一番面白かった。

    2013.11.5
    再読。
    唯川さんの短編集最高傑作。
    どの話も面白い。
    一番好きなのはアイドルの追っかけ「奈々美」、たった数秒アイドルを見るために普通の高校生生活を捨ててしまう心情。よく調べていると思う。
    出張ホ...続きを読む
  • ベター・ハーフ
    唯川恵先生の作品の中でこれと「永遠の途中」は常に私的ランキング首位を争う2冊です。

    バブル当時小学生だった私はニュースの回顧とかでバブリー時代を見たりするのですが「こんなんだったんだー」と興味深く、羨ましく読みました(笑)

    永遠子の見事なOLぶり!(笑)
    成田離婚、とティファニー(笑)
    凄いな~...続きを読む
  • キスよりもせつなく
    最後の彩子の復讐が気持ちよかった! それでもやっぱりシンガポールに行ってしまう彩子、それが恋、人を好きになることなんだと思った。
  • 永遠の途中
    唯川恵の中で暫定1位
    いろいろイベントがありすぎる気がしたけど、最後の10頁で★5つ

    男でも分かる気がする
  • サマー・バレンタイン
    唯川恵ワールドのなかでカコイチ。読んでてこんなに身近にかんじられてかつときめいてしまう世界観すごい。
  • 病む月
    金沢が舞台なので親しみがわく。

    ・いやな女
    まさか自分がいやな女だったとは、最後まで気付かなかった。

    ・過去が届く午後
    この流れは・・・先が読めたけど最後でやっぱり鳥肌。こわいー

    ・川面を滑る風
    あれね、あいつの子供なんだね。やっぱ女はこわい。鳥肌。
    でも男に悟られないようにするのは優しさなの...続きを読む
  • 愛しても届かない
    ドロドロの恋愛小説。でも止まらなくってサクサク読めた。
    彼を手に入れるための手段がひどいものだったけど、
    最終的に立場が逆転というか、仕事でも負け組というか、
    そうゆうふうになってしまった主人公が不憫で、
    いや、悪いのは主人公だし自業自得だけど、
    でも読んでいてとても切なかった。
    高校生の時に読んで...続きを読む
  • 孤独で優しい夜
    「肩ごしの恋人」(ドラマ)の作家・・・他にどんな本を書いているか気になってしまった。20代後半からのシングル女性の心をしっかりとらえている作家だ。今までの生きた過程で考え感じた心を思い出した。主人公は26才OL、好意を持っていた上司と友人が結婚したところから物語は始まる。後に気づく・・・本当はOLと...続きを読む
  • 今夜 誰のとなりで眠る
    一人の男性の死と、係る5人の女性の物語である。5人共、生き方や境遇が違うし、すべての人達が繋がっている訳じゃない。自由奔放に生きた男性の魅力や、家庭にとらわれない生き方をする。5人の女性の感性により、恋愛とは他人が解決できるものじゃないと実感した。
  • サマー・バレンタイン
    思い続けていても
    高校時代の親友の恋人

    言い出せないまま
    再会してもこころのなかに持ちつづけるだけ。

    岡山の美星町で再会した二人。
    最後はよかった!
  • 彼の隣りの席
    芽以子は嬉しい気持ちも悲しい気持ちも共有したいと思ったけど、彰生は楽しいだけを共有したかった。 自分の考えばかり押し付けていてはだめだな。 理想の恋人関係って人それぞれだし、ましてや男と女の違いが大きいと思う。 あなたとあたしは違うってところを理解しなくちゃ。 難しいけど。
  • ベター・ハーフ
    ありふれた日常生活のように書くのがうまい。
    悲惨そうな事も、悲惨そうに書くのではなく、それも日常の変化の一つにすぎない。

    人間として、筋がぶれていないことが大事。


    良い伴侶(beter half)をどうやって選ぶか、悩んでしまう。
    いえ、どうやって選んで貰えるかを悩んだのかもしれない。
  • わたしのためにできること
    PHP増刊号 1995年6月号から1998年12月号に連載したもの。

    「はじめに」は、
    「たとえば「頑張れ」と言われることが苦しく思える時があります。」
    で始まる。

    人生訓のようなもの。
  • サマー・バレンタイン
    夏のバレンタインといえば、七夕の出会い。
    チョコを渡す習慣があるのだろうか。
    著者はあとがきで、「忘れられない一冊になりそう」とのこと。
    高校時代の思い出を忘れたい人と忘れられない人が登場する。
    忘れたい日とには、忘れられない一冊にはならないような気もする。

    取材協力岡山県美星町。何日くらい取材し...続きを読む
  • 恋人はいつも不在
    解説は 下川香苗。岐阜県出身の作家。一世代下。
    唯川恵が姉御のような存在なのに、
    「ふつうの女の子の気持ち」
    「痛みを自分で引き受ける潔さがなければ掌の中で守り続けることはできない。」
    「彼女は歩き続けている。顔を上げて、自分の足で。」

    登場人物の主人公と作家とも。
    話の展開は、ぎくしゃくする感じ...続きを読む
  • 彼女は恋を我慢できない
    解説は阿木燿子。唯川恵が、「海辺の午後」でコバルトノベル大賞を受賞した際の赤川次郎、阿刀田高、眉村卓と審査委員4人の一人。女性審査委員は阿木燿子だけなので、阿木燿子のお眼鏡にかなわなかったら、受賞していなかったのだろう。

    初の随筆集の文庫化にあたって、解説を頼んだ、出版社か本人かは偉いと思う。解説...続きを読む
  • ただそれだけの片想い 始まらない恋 終わらない恋
    「あなたがこの本を閉じたとき、開いたときより少しでも元気が出ていてくれたなら、すごく嬉しい」
    姉御の努力は実を結ぶでしょう。

    「それがきっと、私の元気にもつながってくれると思うからです。」
    情けは人の為ならずですね。

    思いやりの書かも。
  • 泣かないで、パーティはこれから
    「史上最低の日
     三日前、失業した。そしてゆうべ、恋人に「好きな女ができた」と言われた。」

    「帰りたい、そう思った。行くのではない、戻るのでもない。そここそが私の帰る唯一の場所。いつか琴子は駅へと走り出していた。
     それは夢に向かって走り出したと同じことだった。」

    文学してますね。「あとがき」の...続きを読む
  • 幸せを見つけたくて~明日に一歩踏み出すために~
    初出一覧がすごい

    シェール、ミス家庭画報、日経ウーマン、トーハン新刊ニュース、アクタス、モニク、PHP、日販DOBOOK、サリダ、学研ジミー、コスモポリタン、月刊宝石、週刊新潮、小説中公、マイバースデーなどなど。

    あなたとKEIの部屋という読者の相談室がある。

    恋愛の随筆が多いので,著者も「ま...続きを読む
  • ロンリー・コンプレックス
    なぜ小説家になったか。
    どういう経緯で小説家になったか。
    小説を書くときは孤独。
    孤独との向き合い方の例が分かるかもしれない。

    唯川恵の作品が好きでない人や、孤独を楽しんだり、孤独を感じない人には無用の作品かもしれない。

    唯川恵は、随筆より小説の方が圧倒的に好きです。
    随筆は、著者の背景をしり、...続きを読む