唯川恵のレビュー一覧

  • 恋人たちの誤算
    自分の幸せは、男につくってもらうもの。もしくは、自分でつくるもの。どっちも間違ってはないけど、登場人物二人は幸せになれるはずが、なれなかった。多分、過信しすぎないこと、幸せになるための努力をし続けること、が大切なのかなぁ。二人とも、人生を変える決断をして、違う道を選んでいれば…と考える場面があるけど...続きを読む
  • 愛には少し足りない
    集英社文庫のナツイチ、2008夏の一冊に選ばれていました。
    集英社のWEBには、BOOKNAVI 書籍試し読みのサイトがあり、見出しの1ページ程度の本文が掲載されています。

    芝木卓之から結婚を申し込まれた早映の物語。
    小綺麗なワンルームのマンション、会社の自分専用のデスクやキャビネットは、結...続きを読む
  • サマー・バレンタイン
    時が過ぎ去ってゆくなかで、変わりゆく自分達を、昔忘れかけていた大切な想いに気づかせてくれる恋愛小説。
  • さよならをするために
    はじめるときは二人だけど、終わらせるときは片方の意思、恋。

    恋の終わり、切ないのかなて思ったけど、気持ちの区切りがあって…爽快。
  • 永遠の途中
    結婚か仕事かの二者択一を迫られる2人の女性が主人公。
    彼女達のそれぞれの視点で物事を捉えながら「仕事に生きる」か
    「家庭に生きる」かで2人は悩み、それぞれの道を進みます。

    女性なら、誰もが一度は考えることなので、2人が持つ心情が
    とても身近に良く伝わってきました。
  • 泣かないで、パーティはこれから
    働くってことは、条件で会社を選ぶことじゃない。

    自分を必要としてくれる場所に出会うこと。
    必要とされる人になること。
  • 恋人はいつも不在
    時男と奈月。付き合って3年、お互いのなんでも知ってると思っててもすれ違ってしまう男女の恋愛観。大切だから側にいたい、大切だからほって置いても大丈夫?両親の不仲、サラリーマンの苦悩、途上国でのボランティア、レズビアン…
  • めまい
    唯川恵さんの短篇集。

    今回は『世にも奇妙な物語』みたいな
    ホラーが入ってるようなストーリーばかりでした。

    主人公は全て女性たちになっていて、
    女性の持つ影の部分が奇妙な感じで描かれていました。

    短篇集なんだけど、ストーリーにもきちんと重み(?)が
    あって個人的には好きな一冊となりました。
  • 愛なんか
    唯川さん!
    あなたは女の本質を見抜いていらしゃるわ。

    共感できる部分が多すぎて一気に読んでしまいました。

    私はやはり短編ものが好きです。
  • 泣かないで、パーティはこれから
    勤めていた会社が突然倒産し、恋人にも振られてしまった琴子。生まれ故郷には帰りたくないけれど、就職活動は連戦連敗。そんな彼女にも、パーティでは新しい出会いが待っていた…。「私を求めてくれる場所」を探し、まっすぐ前向きに奮闘する姿を描いた爽やかな長篇小説。初期の作品に加筆した新装改訂版。

    この話唯川恵...続きを読む
  • わたしのためにできること
    これ読んだおかげで前向きになれました。
    今読めて良かった。

    結果と希望との落差を埋めるための防護策。不安。

    先回りをしてショックを和らげようと思っても
    結局ショックを受けないかといえば
    やっぱりものすごいショックを受ける。
    だから、つまらない不安はやめて、いい想像をしよう。

    こんな感じの記述に...続きを読む
  • 病む月
    「女性心理を書かせたらすっばらしく上手く読ませる作家」。
    特にこの本は
    オンナのもろさや怖さが書かれていて読みごたえありました。
  • 泣かないで、パーティはこれから
    自分が現在就活中だから、読んでいて、とても身につまされる所があり、辛かったです。

    主人公の強さに憧れます。
  • 恋人たちの誤算
    面白かった!この一言につきる。
    なんというか、揺れ動く感情がリアルで、読んでいる時間を忘れるほど熱中出来た。
    そして登場人物の一人と自分の状況がすごく似ていて、読み終えると同時に考えさせられるモノがあった。
    安定と愛、自分ならどちらを選ぶだろうか。
    頭では分かっているけど、墜ちてしまった恋っていうの...続きを読む
  • 泣かないで、パーティはこれから
    かるいタッチでドラマを見てる感じで読めました

    十年前とは 思えない文でした

    琴子が大好きです 答えは自分の中にかな
  • 泣かないで、パーティはこれから
    唯川さんの作品にしてはすっごくまっすぐで純粋な主人公がとっても新鮮で好きになった!

    琴子の思ってることが痛いほどわかる!
    人生そんなんじゃうまくいかないでしょ!って思ってる人がなんだかんだ人生をめちゃくちゃうまく渡ってたり、男に媚びてばっかりいて女から全然もてないけど、男の前だとぺこりって頭をさげ...続きを読む
  • 泣かないで、パーティはこれから
    勤めていた会社の急な倒産、恋人にも別れを告げられた琴子。
    必死に再就職先を探すも見つからず、コネを利用して確実に採用と信じて受けた面接もまさかの不採用。新たな出会いと信じていた男にも騙され・・・。多くの者に欺かれ、振り回され、多くのモノを失ってきた主人公。

    自分は頑張っているのだ。自分が悪いんじゃ...続きを読む
  • キスよりもせつなく
    相変わらず唯川さんの話は面白かった~(*´艸`)
    次々展開していく流れにすぐ読めちゃいました★
    彩子が凄い男っぽいけどわが道進んで良かった、あんな友達欲しい!
    慎二最低だし、あそこまでいろんな女に手出してたら気持ち悪い↓
    知可子は最後までゆきに思いやり持ってて良かった、徹も好き!
    またこういう読みや...続きを読む
  • 病む月
    恋愛から性生活まで何でも話し合える母とはもちろん本の趣味も合う訳で。
    そんな母から勧められて読んだ一冊。彼女は唯川恵さんの本が好きらしくよく読んでいる。

    女を巡る短編集で一話完結なので大変読みやすい上にラスト1ページあたりで話が
    谷を転がり落ちるように展開するのが大変小気味良い。
    中にはありがちな...続きを読む
  • OL10年やりました
    作者の唯川恵さんは、地方の銀行で10年のOL生活を経て小説家になりました。

    10年のOL生活は決して華やかではありません。
    上司のセクハラに悩んだり、先輩や後輩との人間関係に振り回されたり、仕事でミスをしてへこんだり・・・
    でも、仕事だけでなく処世術をも学び、併せて人間ウォッチングを楽しみながら、...続きを読む