永遠の途中

永遠の途中

550円 (税込)

2pt

広告代理店に勤務する薫(かおる)と乃梨子(のりこ)は、同期入社。仲はよいが相手と自分を比べずにいられない微妙な関係。どちらも、同僚の郁夫(いくお)に恋心を抱いていたが、ささやかな駆け引きの後、薫が郁夫と結婚して主婦に。乃梨子は独身でキャリアを積み続ける。歳月は流れ、対照的な人生を歩みつつも、相手の生き方を羨んでしまうふたり……。揺れる女性の心をリアルに描く長編小説。

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永遠の途中 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月05日

    結婚をきちんと考えるにはまだ少し早い年齢で、
    だから経験したことはないけど、経験ないはずなのになんとなく分かってしまって、共感できて、心が波立つ、けど救われる話だった。

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    Posted by ブクログ 2022年11月09日


    『もし、あの時ああしてたらって、自分のもうひとつの人生を勝手に想像して、それに嫉妬してしまうのね。何だか、いつも生きてない方の人生に負けたような気になっていたの。そんなもの、どこにもないのに、人生はひとつしか生きられないのに』

    隣の芝生は青く見える。
    どちらかに転んだとしても、幸せで不幸せかは一...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月30日

    会社の同期だった2人が、1人は寿退社、もう1人は独身バリキャリという道を進んでいく。そんな2人の約40年の軌跡を描いた小説。

    少し時代が古く、極端な描写に感じるところもあるものの、女子同士の嫉妬や同情、戸惑い、優越感など心に渦巻くものをリアルに描写しているなぁと女の1人として面白く読んだ。

    共感...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年06月08日

    過去、単行本でも読んだ本。
    文庫になっていて再読。

    乃梨子と薫。
    同期で広告代理店に就職した2人の、同じ歳のお互いの様子を交互に描いてある。

    比較対象になりやすい、専業主婦とバリキャリ。
    どっちががうまくいっている時は、もう1人はうまくいっていなくて、…という繰り返し。
    どっちの人生の出来事も、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月14日

    感想書いてなかった…。
    あのときああすればよかった、って、違う道を選んだもうひとりの自分に嫉妬するのはなんてむなしいんだろう。
    たとえどんな道を選んで、どんな未来が待っていようと、女としても人間としても強く生きていきたい、と思えた本です。

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    Posted by ブクログ 2021年02月21日

    女性の生態のほぼ全てが分かるといっても過言ではない作品。
    結婚か仕事か。
    どちらの選択をしたかによって、女性はそれぞれの派閥に分かれることになる。自分の選択こそが正しい選択なのだと思いつつ、自分とは反対の選択をした女性を羨ましいとも思う。
    さらに面白いのは、選択する前の女性の多くが、私は両方手に入れ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年07月28日

    ずーっと探してようやく丸善で発見!
    嬉しさのあまり1日で読破してしまった。
    アァ…感じたことが多すぎて書ききれないけどチマチマ書いていきます。

    郁夫さんなら仕事をする妻をちゃんと認めてくれる、そう思って仕事も捨てて結婚した薫がまずすごい。そんな人に巡り合ってみたい。けれど年々郁夫は変わっていくし、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年05月17日

    家庭に身を置くことにした薫と、ばりばりと働き続ける乃梨子との年齢ごとに二人を追った物語。仕事と家庭、女性にはどちらも手に入れたいものだけど、どちらも問い宇野はなかなか難しい。日本の中では最近はのりこタイプが多いのかもしれない。でも薫タイプのほうが結局は幸せになるのではないか、と私は思ってしまう。と、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年07月13日

    唯川恵の中で暫定1位
    いろいろイベントがありすぎる気がしたけど、最後の10頁で★5つ

    男でも分かる気がする

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    Posted by ブクログ 2013年02月19日

    おもしろい!
    違う道を選んだ二人の女性の人生を、生々しいぐらいリアルに書き上げている。女の幸せ、嫉妬、僻み、そんなものがうまく描かれていて、グイグイ引き込まれていきました。のりこ派の自分としては、未来の自分を見ているような気持ちになり胸が痛むこともしばしば。(笑)

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