椹野道流のレビュー一覧
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よかった!
タイトルから、孫と母と祖母の三世代旅行記かと思ってたけど、孫と祖母のロンドン旅行記でした。
おそらく、関西の上流階級のご婦人であろう祖母(高殿円の『上流階級』好きな方にオススメ!)とまだ自信のない20代の孫。
それを20年後30年後?の孫が追想するという構成もよかった。俯瞰した語り口が...続きを読むPosted by ブクログ -
輝く全日本いい後輩代表李英くんが大ピンチを迎える巻。
とても控えめな姿も、海里に八つ当たりする姿も、どこまでも役者な姿も、全部見守ってきた上での最後の李英くんの決断に思わず涙。
相変わらずロイドさんの自己肯定感の高さとユーモアが場を和ませてくれます。Posted by ブクログ -
上品だけどちょっぴりワガママな祖母姫様と孫娘のロンドン旅行記です。豪華な食事や買い物にワクワクし、上質なホスピタリティに感動し、人情話にジーンとして大満足の一冊でした。
祖母姫様みたいに毅然とした振る舞いのできるチャーミングな女性になりたいな。Posted by ブクログ -
これは多分10年単位で昔に行った旅行の話なのだろう。その熟成がいい味わいを出している、と感じました。
時間の経過とともに美化された部分や、時間が経ったからこそ思い出された細分、そして気づきがあってこの作品になったのだと思う。
こんなバトラーのいるホテルに泊まってみたい!
そしてわたしもまたロンド...続きを読むPosted by ブクログ -
とても素敵な作品だった。作中の祖母姫様の言葉が、格言というか叱咤激励というか所作や振る舞いも含めて、とにかく心に刺さる。登場人物は少ないけれど、ホスピタリティに溢れた作品で、大好きな作品です。Posted by ブクログ
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芸能界で俳優をしていた五十嵐海里が週刊誌に撮られて芸能界にいられなくなり、実家に帰ったら兄や母に冷たくされ追い出されてコンビニに入ろうとすると暴力にあい、踏んだり蹴ったりだったが夏神に出会い、料理の楽しさや付喪神、幽霊の青年に出会い自分の居場所を見つけるのは少し感動する。
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作家を目指す、医学部、大学院卒の作者が、80歳を過ぎた祖母と二人でロンドンを旅した記録です。
作者はイギリス留学の経験があります。
まずは、ファーストクラスでの渡英。
なんて素敵なのかとうっとりしました。
私なんてもう、一生飛行機には乗らないと思いますから。
ホテルは五つ星ホテルのジュニアスイ...続きを読むPosted by ブクログ -
友人に教えてもらったタイミングがちょうど姉の短期ロンドン留学中、86の母とやりとりしていた時に出逢うべくして出逢った感じ。こんなおばあちゃんになりたい。そして、母ともう一度旅行したい。マニキュアやルージュ、アクセサリー、自分に似合う色など、今からコツコツと積み重ねていきたい。読みながらスコーンの代わ...続きを読むPosted by ブクログ
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突然現れた兄の婚約者。
海里と仲良くなりたいとお店に通うようになる。
その後なんやかんやあり、事故にあった兄の婚約者。
目覚めさせるには兄と仲良くなる必要があり…!?
今回も最後にはほっこりしました。Posted by ブクログ -
日本中のおばあちゃん子にすすめたいさくさくよめて大変気持ちのいいエッセイ。
イギリスに留学した孫娘=著者の話を聞き、自らも行ってみたいと実行に移す祖母姫がすてき。
数々の病気を抱え、高齢でもあるが誇り高き祖母姫のその姿と金言!に感動。
なんだかんだいいつつ、祖母姫の願いを聞き入れるため奮闘する著者...続きを読むPosted by ブクログ -
いくつもシリーズものがある速筆多才の作家だが、流石に熟知の専門職ものだけあって、雰囲気に借り物感がないのが良い。
同時に、長年の従事の中から感じ取ったであろう感触がテーマとなっていること、これに敢えて東洋格言・禅公案から採取した表題を付していることも、「死の不可思議」との遭遇~すれ違い感の醸成に向...続きを読む -
めちゃめちゃ良かった!!
面白かったし、ラストは読んでいながらもちょっとしんみり⸝⸝ᵒ̴̶̷̥́ ⌑ ᵒ̴̶̷̣̥̀⸝⸝
豪華なロンドン旅行記。
一期一会ともいうべきホテルマン達との出会いも、もう会うことはなくてもお互いにとって良き出会いだっただろうなぁ。
それにしても、祖母姫と孫娘の旅行は、想像を...続きを読むPosted by ブクログ -
めっちゃくちゃよかった!おばあちゃんと一緒に旅した気分になれました。最後はポロポロ涙が出てきてしまった…この素敵なホテルは何処だったんだろう?おばあちゃんの言葉は私にもグサグサ刺さりました。謙虚と卑下の違い。私は自分を卑下して逃げてるなーと反省。私もおばあちゃんともっと旅行すれば良かったなって凄く思...続きを読むPosted by ブクログ
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元イケメン俳優が「ばんめし屋」という夜だけの定食屋で、とりあえず住み込みのお手伝いをする話。
眼鏡が人になったり(付喪神)、幽霊にご飯を食べさせたり、特に最後の章のだし巻き卵で幽霊を成仏させたところはうるっときた。
続巻買います!Posted by ブクログ -
優しさが詰まった心温まるエッセイです。
祖母姫(おばあちゃん)が「一生に一度でいいからイギリスに行きたい。お姫様のような旅がしてみたいわ」と言ったことから始まった旅。祖母姫と一緒に行くのが孫娘(筆者)。高齢の祖母姫が遠い異国の地、ロンドンへ行くので、みんな祖母姫の夢を叶えるため、準備に奮闘。飛行機...続きを読むPosted by ブクログ -
気位が高く、審美眼をもつおばあちゃん。自分の祖母とも重なるところがあり一気読み。おばあちゃんの一言一言に助けられた自分を思い出した。おばあちゃんの発言は深い、そして面白い。Posted by ブクログ
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気高き祖母姫からのお言葉は学ぶことがたくさん。
孫である著者の内面を冷静に観察しているのはさすがといったところでした。
旅先のホテルスタッフのホスピタリティ、そして彼らとの絆に心が温まります。
今は亡きお祖母様への気持ちが書かれるところでは、自分も遠方に住む祖母に対して今生きている間に、今会えている...続きを読むPosted by ブクログ -
文学ユーチューバーのベルさんの動画で紹介されていて、Audibleで聴いた。
80代の祖母の、ロンドンでお姫様みたいな旅をしたいという願いを叶えるため、二人でロンドンを旅した時の記録。
ロンドン五つ星ホテルの、バトラー、ティムや、ドアマン氏達の素敵なおもてなしに、聴いている私まで、実際にロンドンで...続きを読むPosted by ブクログ