【感想・ネタバレ】新装版 暁天の星 鬼籍通覧のレビュー

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感情タグBEST3

購入済み

安定のシリーズ

いくつもシリーズものがある速筆多才の作家だが、流石に熟知の専門職ものだけあって、雰囲気に借り物感がないのが良い。

同時に、長年の従事の中から感じ取ったであろう感触がテーマとなっていること、これに敢えて東洋格言・禅公案から採取した表題を付していることも、「死の不可思議」との遭遇~すれ違い感の醸成に向いていると思う。

人物造形はお手の物だし、表層の言語活動と深層の心理の距離感を示す独話と会話が、敢えて描写のおどろおどろしさを相殺す専門の日常」の描写に成功していることも熟達の筆致のなせる技。

ただし、プロット構成はこの作家にしては単純ないし簡素で、ミステリーとしてはシンプル、だから読みやすいといえばそうだが。

#癒やされる #切ない #深い

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2024年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりに再読。
初めて読んだ時の衝撃が凄くて、時々読み返してる。
医療ミステリーものかと思いきや、途中から少しずつ不穏になっていく展開やキャラクター同士の掛け合い、癒しのご飯タイム。全部が面白い。
改めて読み返すと怖いだけじゃなくて辛い気持ちもめちゃ出てくる…ミチルさんみたいな上司憧れる。

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2023年08月03日

Posted by ブクログ

今はテスト期間だから3巻までしか買ってないけど伏野ミチルと伊月崇の絡みめっちゃ好きだわ。あと何気に筧も可愛いとこあって好き。

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2022年12月02日

Posted by ブクログ

法医学物としては軽く読める作品。最近、TVドラマでも多く見るようになり、解剖シーンや雰囲気は何となく想像ができる。
臨床医を目指す事なく法医学の世界に飛び込む伊月、この時点で医師の資格は無し、合格を祈りつつ仕事を覚えていく。指導医の元、不可解な事件に遭遇していくがオカルト要素強いので、読み手の好みは別れる所。指導医ミチルとのデコボココンビが面白い。

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2020年12月01日

Posted by ブクログ

法医学物は好きで、テレビドラマもよく見ますが、作者が法医学者で描写が本物!なところが文字から読み取ってリアルでもあり、難しいところもあり、言葉も勉強しながら読みました。読み出したらやめられず、仕事の合間の10分の休憩にも読んだりして、あっという間に読み終わりました。

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2020年07月11日

Posted by ブクログ

こんなにやわらかい法医学教室があるの??
皆さんとっても個性的でサクサク入ってくる。解剖の場面だけは真剣に想像するととんでもないことになりそうなので、すりガラスを通してみる。

早く次を読みたいな

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2019年10月14日

匿名

購入済み

怖かったです。
ミステリー&ホラー要素もあり後半ゾッとしっぱなしでした。

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2024年03月16日

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法医学ものなのかなーと思って購入して読んでたんだけど、終わり方が想像と違ってて驚いた。
きっちり理詰めな感じで進む前半とのギャップに読後すぐ「え?え???」ってなってしまったけど……後日談もないしあの終わり方、ってことなんだよね???
でも大量の遺体やら事件やらに遭遇していたらそういう話もないとは言えないのかも???
私は平気だったけど、ホラーやオカルトが苦手な人はちょっと注意した方がいいかも。

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2023年06月20日

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久しぶりに読み返して、結末は、覚えているのに、間をすっかり忘れていた。
このシリーズ、完結していないのですよね。

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2022年07月07日

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ネタバレ

ガッツリねたばれ

法医学ミステリーかと思っていたら、まさかのホラー!!

ホラーも好きだからいいんですけど、あくまでも法医学という科学的なものに基づいたミステリーだと思って読んでいたので、ビックリしたという……。
まさかダムに沈んだ少女が髪の毛むしっていたとは……。

誘拐された4人の女の子達は、しかし不憫すぎる。
1人を犠牲にするという選択、そりゃあ追い込まれたらするよなぁって。
犯人以外、誰も悪くないのに、PTSDになって最期は呪い殺されるとか、かわいそう過ぎる。

純粋な法医学ミステリーじゃなかったのは残念だけど、ストーリーとしては、そこそこ面白かったので続刊も読んでみようかな。

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2022年04月18日

Posted by ブクログ

確かに法医解剖シーンの描写があり、法医学モノと言えるが、この結末はミステリーではない。評価が分かれるところだが、面白く読めた。

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2021年02月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

実際の法医学関係者が描く作品ということで、リアルな内容を期待していたのですが……

オカルトチックな要素が強く、その真相を法医学というツールで明らかにしていく話かと思いきや、肝心な「引き抜かれた髪」「被害者は何に驚いたのか」が明確にならないまま終了。

正しくは「被害者は小山田美雨の幽霊(?)に驚き、髪の毛は幽霊が引き抜いた」ということになって終わるのですが、リアルな内容を期待してたので、それについて科学的・論理的な回答が欲しかったところ。それは2巻以降で明らかになるのかな?

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2020年07月02日

Posted by ブクログ

とてもテンポがよくておもしろかった。法医学者が書く法医学ミステリーなので、検死の描写がとてもわかりやすくとてもリアルです。想像するとすごいことになってしまって、少し気持ち悪くなりました。でもそこも含めておもしろいです。

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2020年06月26日

Posted by ブクログ

内容は面白い。が、ちょっと描写が具体的過ぎるので、続刊を手に取るかどうか悩み中。もう一つちょっと残念だったのは最後が非科学的だったところ。

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2020年02月07日

Posted by ブクログ

本屋で見かけてからずっと気になっていた本。
法医学と聞くととても重く難しく感じてしまい、買ったはいいけどきちんと読み切れるか?と心の中で少し不安でした。
その不安はどうやら最初だけで、内容もとても分かりやすく、専門用語も出てきますが、読めばなるほどね、と納得します。出てくる人物も個性豊かで読んでいくうちに愛着が湧いてきます。
全シリーズ購入したので、これからゆっくりじっくり読んでいきます。

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2020年02月01日

Posted by ブクログ

新装版とのことだが、初めて手に取った。

するすると読めるが、法医学教室でのお話ということもあり、死体の描写は細かく出てくるので血がダメな私には
当該部分は読み進めるのに時間がかかった。

名探偵がいるお話ではないし、ミステリではあるが全ての謎が明かされるわけではないので、スッキリ出来ない人もいるかも。

登場人物たちも個性豊かで、今後もストーリーにどうやって絡んでくるのか楽しみなので、ぜひ次巻以降も読み進めたい。

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2019年12月21日

Posted by ブクログ

椹野先生ってBLじゃないのも書いてるのね…
と思って読んだら…オモシロイ!
難しい専門用語なんかはあるけれど、難しい漢字なんかもあるけれど…
グロテクスに感じないのはそのせいか?

幼馴染のやりとりはBLファンへのサービスかしら

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2020年03月13日

Posted by ブクログ

法医学なのでミステリーかと思いきや、ホラー要素もあったり。
どんな気持ちで読んだらいいのか、すこし混乱してしまった。

作者さんが法医学教室で働いていたみたいで、職場の様子がリアル。

今後どんな風に進んでいくのかわからないけど、次作も読んでみようかな。

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2023年11月20日

Posted by ブクログ

怖っ!!
驚きのあまり何度も帯を確認した。
この展開は予想してなかった…。
とは言いつつも九割方は法医学ミステリー。
法医学者が執筆するだけあってご遺体や検案時の描写の生々しさには一瞬怯むが、愛嬌のあるキャラクターと重々しくないストーリーのおかげでうまく調和が取れている。

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2021年06月27日

Posted by ブクログ

鬼籍通覧シリーズ 1冊目
法医学教室のお話。新装版だそうです。二宮悦巳さんのカバー美しい。

最初からね、かなり本格的な死体の描写が・・・特に、電車に轢かれたり、トラックに轢かれたり・・・うん。想像しちゃだめだ。
最後、怖!!どうにかして現実的な決着がつくと思ってたから、ラストこれかーって思った。

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2021年02月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 大阪O医科大学法医学教室に4月1日から所属した新人、伊月。
 先輩医師・ミチルにしごかれはするものの、どこかアットホームな雰囲気の職場でのびのびとやっていた。
 そんな中、電車に身を投げた女性の遺体が運ばれてきた。
 その女性は、突然、怯えだし、そのまま後ずさるように線路に落ちたのだという。
 しばらく後に運ばれてきた女性も、誰もいないのに、突然、怯えだし、車道に飛び出した、というとてもよく似た状況で……

 そんな話でした。
 実は、電車の女性が運ばれてくる一つ前に、別のご遺体が運ばれてくる話があるのですが、それを読んだ時は、随分、軽い読み物んだなあ……と正直、思いました。
 ただ、それはあくまでも導入だったようで、その次が本題でした。
 話は、映像が浮かんでくるようなテンポの良さで進んでいくので、個人的には2時間ドラマのような、映像が浮かんでくる感じでした。
 だからこそ、ドラマ化できるんじゃない……? という感想を抱いたりもしたのですが、オチを見て、「これは無理だ……」となりました。
 ここまで進んできて、この法医学知識で、最後がオカルトチックな終わり方になるとは思いませんでした。

 うーん……
 いいとも悪いとも言いませんが。
 個人的にはちょっと残念だったかなあ……と思います。

 でも、字も大きいし、テンポもよくて読みやすいので、軽めの法医学もの読みたい人にはオススメします。

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2021年01月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

椹野道流さんの本は昔からよく読んでいたけど、その中でも手を出していなかったシリーズの1作目。それぞれのキャラクターの関係性がこの後どう展開して、それぞれどのように成長していくのかはまだ分からないけれど、読みやすい文体、その場の会話が映像として頭の中に流れてくるようなテンポのよさは他の作品とも共通していて良かったし、キャラクターはそれぞれに個性があって魅力的だった。
ストーリーは法医学の話だと思って最後まで辿り着いたところ実はこれホラーだったの?という若干の肩透かし感があったのが個人的には引っかかったところではあるが、今後の筋としては法医学で展開していくのだろうか。怪異自体は嫌いではないけど、2冊目以降に期待したいと思う。

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2020年07月07日

Posted by ブクログ

大阪府T中市にある、O医科大学基礎研究棟の法医学教室。
この法医学教室の新米大学院生である伊月崇と、同教室の助手で伊月を厳しく指導する伏野ミチルを主人公に、持ち込まれた遺体の不審な点を発端として、事件の謎を解くという形式の医療ミステリー!?です。
僕にとって、法医学がテーマのフィクションとして真っ先に思い浮かぶのは、深津絵里さん主演のTVドラマ「きらきらひかる」や、比較的最近では石原さとみさん主演の「アンナチュラル」がありますが、そういえば小説では脇役、添え物的な印象が強く、ちょっと新鮮なテーマでした。

個人的には、伊月の素直でないちょっと拗れた感じのキャラ設定が、若干苦手に感じられましたが、時に厳しくはあるものの、概ね和やかな教室のメンバーと、彼らが醸し出す物語の雰囲気はとても好みでした。

本巻の大半は、それぞれの死の直前の言動と、その遺体に共通した不審な点がある、若い女性の連続死を扱っていて、それが不可思議犯罪のような様相で、かなり引き込まれて読み進めました。

ただ、評価が5つ星といかなかったのは、そのオチのためです。
自分史上最大級の賛否両論(「向日葵の咲かない夏」や「葉桜の季節に君を想うということ」と同等)を(心の中で)巻き起こすもので、普段なら「充分アリ」で好みでもあるのですが、この物語に関しては納得いかないところがあって、とてもモヤモヤとしてしまいました。

ただ、それ以外はとても面白く読めたので、シリーズ続巻は絶対読んでしまうと思います。

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2020年04月19日

Posted by ブクログ

軽快なテンポで大変面白く一気に読めました。が、医療現場の現実・具体表現と、結末のギャップが大きくてなんだかモヤモヤ星3つ☆☆☆
ライトノベルとして次巻以降キープ。

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2020年03月13日

Posted by ブクログ

シリーズの途中を読んだことがあるので、最初がわかって良かった。新装といってもカバーが変わっただけでなく現代に合わせて書き直されているらしい。それがよくもあり悪くもあり…。スマホがある時代設定にしなくても良かったんじゃないかな…。ストーリー自体は面白い。法医学ミステリと思わせてホラーだった。

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2019年12月14日

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