酒井昭伸のレビュー一覧

  • ジュラシック・パーク(上)
    映画よりも原作の方が面白い。
    原作は遺伝子やカオス理論を中心に据えており、読書をしつつも学ぶことが多い。恐竜の遺伝子の話なんかは今読んでも違和感を感じさせないくらいで、時代の先を読んでいたんだなと改めて感心した。
  • 都市と星(新訳版)
    20年くらい前に読んだ、同作者の「幼年期の終わり」は衝撃だった。とても面白かった。本作品は前から読んでみようとは思っていたが、なかなか手が伸びなかった(本屋さんに行った時に、毎回そのことを忘れていただけですけど)。
    本作品も面白かった。またそのうち読みたい。
  • ジュラシック・パーク(上)
    高校の頃、ハードカバー版を購入し、あまりの面白さに試験勉強そっちのけにはまった作品です。
    ジュラシック・パークで起こっている問題、謎を解決していく過程が圧巻。恐竜たちの活躍も迫力があり、本当に大好きな作品です。
  • ハイペリオン(上)
    もう何度目の再読だろうか。何度読んでも面白い。改めて読むとイリアム〜オリュンポスの下敷き的な構想なのかなと思えるアイディアもあったりして興味深い。

    本書の分厚さに気後れする方は、とりあえずルナール・ホイトの告白まで頑張って読み進んで欲しい。後はノンストップの面白さである事請け合いである。
  • 都市と星(新訳版)
    すべての人間がメモリーバンクに登録され、
    青年の体で生み出されて長い長い人生を生き、メモリーバンクに還っていく。
    外界から隔絶されたそんな都市で、アルヴィンはただ1人異質な存在だった。

    という導入で始まるお話。
    最初は自分のことしか考える余裕のないアルヴィンが、冒険を進めるにつれ成長していくのが素...続きを読む
  • オリュンポス3
     オリュンポスついに完結!
     イリアムのように熱い終わり方ではないですが、なんとも言えない穏やかな余韻が素晴らしかったです。
  • オリュンポス1
     イリアムの続編。
     イリアム終盤の熱さが一旦冷却されてしまいますが、相変わらず「世界」の謎に引きこまれる逸品。
  • オリュンポス2
     オリュンポス2巻。
     深まる謎に、どうやって風呂敷をたたむのか気になって、頁をめくる手が止まりません。
  • エンディミオン(上)
    「ハイペリオンの没落」後の世界を描いています。数百年経っているので、登場人物はほぼ一新されています。

    でも小説世界の奥深さ、思想の深さはハイペリオンから引き続きで、ダンシモンズの才能に舌を巻きました。

    下巻途中まで読んで分かったのですが、この物語は「カラマーゾフの兄弟」で、物語の物語として出てく...続きを読む
  • ハイペリオンの没落(下)
    一体どんな結末になるのかはらはら、わくわくしながら、どんどん読みすすみました。
    時間、空間、人間を超越した存在の行方、これだけ各登場人物の背景がしっかり書かれていて、そのどれもが見事に溶け合って一つの物語を紡いでいることに感動しました。

    一番良かったのは、単なる宇宙戦争や、登場人物描写だけで終わっ...続きを読む
  • ハンターズ・ラン
    海外SFものというとどうも腰ひけちゃうんですが、これは面白かった!

    入植者として働く人間と管理する異星人。そして人間社会からはみ出て殺人の罪から逃れ鉱脈を探す男ラモンが山でみつけた異種属の巨人。従属の形で、異種属から逃げるもうひとりの人間を追うことになるが…。追う側、追われる側が入れ替わり、複雑に...続きを読む
  • ハイペリオン(上)
    太陽系の小さな星ハイペリオンの様子があまりにもリアルに描かれていて、読んでて震えるような感覚がありました。
    SFは真実であると確信した作品。
  • エンディミオンの覚醒(上)
    超大作の完結。やや残酷なシーンがあるので苦手な人は注意。宗教観や倫理観を絡めうまくまとめている。魅力的なキャラクター。
  • エンディミオンの覚醒(下)
    超大作の完結。やや残酷なシーンがあるので苦手な人は注意。宗教観や倫理観を絡めうまくまとめている。魅力的なキャラクター。
  • エンディミオン(下)
    ハイペリオンからの続編。恋愛要素が入ってくるので苦手な人もいるかも。冒険色が強くなり、常に逃亡者、ハラハラする。
  • エンディミオン(上)
    ハイペリオンからの続編。恋愛要素が入ってくるので苦手な人もいるかも。冒険色が強くなり、常に逃亡者、ハラハラする。
  • ハイペリオンの没落(下)
    SFに関して詳しいわけではないが、SFの王道的展開になっていると思う。それでも引き込ませるプロット、そして訳は素晴らしい。ばらばらだった話が一本になっていく様は目を離せない。
  • ハイペリオンの没落(上)
    SFに関して詳しいわけではないが、SFの王道的展開になっていると思う。それでも引き込ませるプロット、そして訳は素晴らしい。ばらばらだった話が一本になっていく様は目を離せない。
  • ハイペリオン(下)
    超大作。SFのあらゆる要素がつまっている。登場人物も多く、設定もSF独特なので慣れていない人には最初理解しづらいかもしれない。しかし読み進めていくうちにどんどんつながっていく。没落→エンディミオン→覚醒と続いていくが、ハイペリオンだけでも楽しめる。けれど読んでしまえばきっと覚醒まで読んでしまうでしょ...続きを読む
  • ハンターズ・ラン
    編集長特権で2011年本の雑誌ベストワンになる筈だったのが2位に甘んじた1作。椎名さんが好きなのがよく判るし、目黒さんが好きなのもすごくよく判る。異世界冒険SFダメ男てんこ盛り。何と言っても最後のページ、いや最後の一行の鮮やかさと言ったら!