酒井昭伸のレビュー一覧
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ー “来世というものはあるのかしら。目が覚めてみたら、すべてが夢だったなんていうことがあるのかしら。きっとあるわよね、人間というものは、こんな苦しみを受けるために創られたんじゃないもの”
ああ、ファニー、きみは知らなかったんだ!人はまさに、そのような苦しみを受けるために生まれてきたことを。つまると...続きを読むPosted by ブクログ -
ー リイ、タラとプリンデナスといっしょに、演説の草稿を書いてくれー全〈ウェブ〉向けの警告と宣戦布告、両方のだ。四十五分以内にたのむ。
簡潔に、明快に。チャーチルとストルデンスキーの資料を参考にするといい。現実的だが挑戦的に、楽観的だが決死の覚悟を感じさせる方向でな。ニキ、統合参謀本部の動向をリアル...続きを読むPosted by ブクログ -
今日一日を人生最後の日のような気持ちで過ごせたら、きっと毎日が最良の日になるだろう。アイネイアーのように生きたい、彼女のような勇気を持って死ぬまで全力で過ごしたい、そんなことをこの本を読んで感じた。
誰しもあのような最期を迎えるわけではないが、未来において必ず死ぬという点では同じだ。いずれ訪れるそ...続きを読むPosted by ブクログ -
皆最後は未知なる世界に飛び込んで行ってしまった。未知なる光に飛び込んで行ったコントロール、どうなったか分からない外の世界に戻ろうと歩き出すグレイシアとゴースト・バード。
グレイシアは家族があり戻る世界があるけれど生物学者の進化したコピーのゴースト・バードはどこに戻るのか・・。
なんとも理解し難い終...続きを読むPosted by ブクログ -
令名最初に届いた大当たり!連休中も配達に感謝!!
『氷と炎の歌』の続刊も待ち遠しいけれど、マーティンのファンになったのは「一千世界」のシリーズ!初訳が3編だけなのは寂しいけれど、『ナイトフライヤー』のドラマ化がきっかけで、『ワイルドカード』とかとか未訳作品の邦訳が出るのを期待してます!!Posted by ブクログ -
前作の全滅領域とは打って変わって、エリアXを監視する施設での話。
話は新局長の「コントロール」視点で進む
監視機構は壊滅状態
精神崩壊が始まっているのかエリアXの侵食がすでに始まっていたのか、壊れている職員の静かな狂気が不気味Posted by ブクログ -
幾重にも練られたプロット、ラストへ集約する分かりやすいストーリー展開、普遍的な人間性、余分なSF的解説のオミット、翻訳の読みやすさ。そして第1部完という感じで終わるので、続きが読みたくなる。""Posted by ブクログ
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作者の作品は初めて読んだがすごいSFだ
宇宙最強の銃「禅銃」と退廃する銀河帝国の崩壊という話ではなく
後退理論などの小道具が素敵
ファンタジー小説としては楽しみにくいが
そうあるべく書かれた話でないから仕方がないPosted by ブクログ -
面白かった。これがネビュラ賞を取れてないなんてどうなっているのだろう。しかし、解説読んで、納得。非常に人気のある話しだった。しかも、このつぎのエンディミオンはもっとおもしろいらしい。楽しみ。
シーユー・レイター・アリゲーター、インナ・ホワイル・クロコダイル このセリフでほろりと来てしまうとは。思いも...続きを読むPosted by ブクログ -
Netflixでアナイアレイションを観て原作へ。
物語は調査隊の女性生物学者の手記を読むように進む。
最後まで出ることのなかった彼女達の名前。生物学者の回想でさえ夫の名前も本人の名前も出ることはなく・・。
全滅領域を読み終えても結構エリアXはなんだったの感が拭えない。
なぜ今回の調査は女性ばかり...続きを読むPosted by ブクログ -
ギリシャ神話や英国文学などからの具材をギュウギュウに詰め込んでSF仕立てにしているので、読む側の咀嚼力が試されている気がする。
登場人物はいろいろ出てくるが、最も人間らしさを感じさせるのが、人間の形をしていない機械という点が、とても好き。Posted by ブクログ