酒井昭伸のレビュー一覧

  • 竜との舞踏3
    週刊少年ジャンプか~い!ってくらいの引きの強さ。
    だけど次巻刊行まで何年待たねばならないの?
    作者は来年末には第6部を刊行したいと言っているみたいだけど、それでも日本語版はさらに1年は待たないとならないわけで…。

    ジョンはどうなる!?
    デナーリスは?
    ティリオンは?

    巻末の人物紹介を読むと、思っ...続きを読む
  • 竜との舞踏2
    全7部のうち、第5部の中盤に来てようやく物語の向かう方向が見えてきたように思う。
    国取りについてはまだ、どの国が七王国を統べるのかが全くわからないが。

    とにかく陰謀、裏切り、無知、傲慢。油断をすると、たちまち足を掬われてしまう。油断をしていなくたって、あっさり命は喪われる。

    ジョン、ブラン、アリ...続きを読む
  • 竜との舞踏1
    最初のほうこそ、それまでのストーリーや登場人物をすっかり忘れ、Wikipediaであらすじを確認し、人物紹介や地図などを何度も何度も確認しながら読んでいたので、全然読み進められませんでしたが、ある程度まで進んだらもう、加速がついて止まりません。
    あ~、面白かった~。

    あらすじを読んでも全然イメージ...続きを読む
  • ジュラシック・パーク(上)
    クライトンの本はどの作品もとにかく面白くて、ぐんぐん読めてしまう。
    この人の他作品のおかげで飛行機に乗ることをためらうようになってしまった。
    でも映画化するには結構難しいものが多いのです。
    なのにこちらは映画も本当に面白い!
  • 乱鴉の饗宴 (下)
    再読ですが、忘れかけていた部分もちらほらとあって、
    新鮮な気持ちで読み進める事ができました(笑)

    権力を持った者は、堕ちるのも早い。
    周りに諫言してくれる者がいれば良いのだけれど、
    サーセイには誰一人としていない…
    常に顔色をうかがって媚びへつらう取り巻き、
    国の富より懐を増やす事を考えている連中...続きを読む
  • ハイペリオン(上)
    未来の人類が宇宙に進出し現在の世界がそれぞれの星に文化を確立し、そして一つの大ネットワークによって言語、歴史、文化等がなくなった世界観がとてもいい
    名作『スターウォーズ』のような多種生物、巨大国家が面白い
  • 竜との舞踏3
    何てところで終わるんだ!…定番のツッコミ。次は何年先だろう。
    今回の主役はジョンとダニー。ジョンはまさかの退○!?いやいや、シオンだってしぶとく生きてたから。大丈夫だと願う。章ごとに時差があるから、シオンサイドの動きが気になります。あの手紙は本当なのかハッタリなのか…。
    ダニーはとうとうウェスタロス...続きを読む
  • エアフレーム-機体-(下)
    クライトンが航空ものを書いている!
    たまたまF・ポール・ウィルスンの『体内兇器』の巻末広告で発見し、
    さっそく飛びつきましたね。
    彼の作品を読むのはジュラシック・パーク関連以来だろうか。
    ずいぶんと久しぶり。

    わしは航空ものにやたらめったら弱い。
    ヨワいったらヨワい。
    デジカメを初めて買ったころは...続きを読む
  • 乱鴉の饗宴 (上)
    再読。
    最初に読んだ時は、訳者が代わった事によって
    固有名詞も大幅に変更になり戸惑ったものでしたが、、、
    過去作品も改訂新版にて読み直したので、
    ようやく違和感なく読めるようになりました^^;

    上巻だけで並みの文庫本2冊以上の分厚さですが、やはり面白さは半端ない!
    この巻では、クイーン・サーセイの...続きを読む
  • 竜との舞踏1
    おぉティリオンの章きた!ほんと、この人は一体どこまで流れていくのだろうか…。てっきりダニー陣営に行くかと思ったら…行くのか?そして、ダニーの章と、前章読んでいたら「玉葱ー!」と叫ぶことになる。
    はっきりわかる主役格がいないせいで、だれが生き残って誰が退場するかさっぱり分からなくて、もう心配で仕方ない...続きを読む
  • ハイペリオン(上)
    続きが楽しみ。
    内包する世界観の広がりと厚みがすごい。入れ子構造になっていて、色々な人の視点でハイペリオンの世界が語られるにつれ、ハイペリオンの世界の姿が徐々に明らかになっていく構成になっていて、ついつい引き込まれてしまう。
    それぞれのストーリーもホラー的だったり、恋愛だったり、詩的だったりとテイス...続きを読む
  • エンディミオンの覚醒(下)
    「面白い小説」にはそれなりの頻度で出会うのですが、「読んで良かった小説」については、これまで数える位にしかめぐり合ったことがございません。そして、そんな小説は「読みはじめたら止まらない」性質を兼ね備えているものです。

    400字詰め原稿用紙にして7000枚。全8巻約4500頁におよぶ大叙述詩《ハイペ...続きを読む
  • ハイペリオン(上)
    物語は終わりません。
    本書は、続く「ハイペリオンの没落」、さらには「エンディミオン」、「エンディミオンの覚醒」と全4部に連なる大叙述詩の幕開の巻です。従って、1000ページにおよぶ頁をめくっても返ってくる答えはありません。物語は謎ばかりを残して、終わらないのです。
    …が、それでもこの興奮は暫く抑えら...続きを読む
  • 量子怪盗
    すんっごく好みな作品。色々と合っていたのか、最初から最後まで面白いと思いながら読めた。途中で続編とかあればいいなーとか思ってたら、三部作の一作目とのことで、次巻も読むの決定。

    好きなとこ、面白いとこはたくさんあったけど、やっぱりグッとくるのは、ここまで科学が進み、人類のあり様も変わっているのに、「...続きを読む
  • エンディミオン(上)
    「エンディミオン」ダン・シモンズ/酒井昭伸 訳
    SF叙事詩。赤銅色。
    ハイペリオンシリーズ第3作。

    前2作から300年余を経過した人類社会。
    <ウェブ>の崩壊と共に自由社会が放棄され、往時の没落から一転、キリスト教会パクスが人類を統べている。
    かつての最後の巡礼たちの物語は、禁書『詩篇』として読み...続きを読む
  • ハイペリオンの没落(上)
    「ハイペリオンの没落」ダン・シモンズ/酒井昭伸 訳
    SF叙事詩。水晶色。
    1991年ローカス賞。
    ハイペリオン4部作の第2作。

    前作「ハイペリオン」で広げられた謎、謎、謎が解き明かされていきます。
    全〈ウェブ〉を飛び回って展開する物語。ミクロからマクロにまで至る設定の緻密さによって、描かれるシーン...続きを読む
  • エンディミオン(上)
    久しぶりに再読。古いのではないかと危惧していたが、時間を経て尚、輝きは失っていない。また通巻で読みなおしたくなった。
  • イリアム(上)
    全く関係のない(と見える)3つの物語が順々に進んでいく。それぞれの世界観が理解ができるまでは我慢。神話について疎いのでそこでは色々と「?」だった。何より名前が覚えられない。ただハイペリオンシリーズで、ばらばらな物語を見事一本にする手腕をまざまざと見せつけられていたので、楽しみに読めた。ある程度読み進...続きを読む
  • イリアム(下)
    オリュンポスという続編があることからも分かるように、完結しませんw
    色々解決していないことが多いのでもやもや。それでもこの広大な物語を書きあげる手腕にはまたしても驚愕。続編への期待が高まります。
  • 量子怪盗
    ラノベ風味のハードSF。遥かな遠未来、精神生命体が輪廻転生を繰り返し、何百年も生き続ける世界、この生と死が不透明な世界観と造語が素晴らしい。静者、精神集合体、義人、ゴーゴリ、量子念話、これに一々ルビがふられる。「有知能物質」は”スマートマター”、なんか意味不明だけどカッコいい。大筋は結構王道的な怪盗...続きを読む