筒井康隆のレビュー一覧

  • 文藝春秋2月号

    文芸春秋3月号

    年間購読にしているのですがどうしたら読めますか
  • おおかみこどもの雨と雪 角川アニメ絵本
    人間の母と狼男の父を持つ、二人の姉弟。
    二人はオオカミであり、ヒトでもありました。
    成長しながら、オオカミとして生きるのか、ヒトとして生きるのか、考え選択します。
  • 日本以外全部沈没 パニック短篇集
    著者大暴れ(紙)の作品。
    うっかり油断したら本の中から
    作品の人物が逃走してきそうな気がして
    ちょっと怖いような気がします。
    (現実にそういうことはありえませんが)

    表題作は本編の後がお楽しみです。
    何かは読んでからのお楽しみ。

    面白かったのは大暴れ大暴走の
    「ヒノマル酒場」と「農協月へ行く」の...続きを読む
  • 虚航船団(新潮文庫)
    まずは読みきった自分を褒めたい。

    読書って、読者が本の世界に入り込むのがいわば暗黙のルールなのだが、この本に限っては本の世界が頭の中に押しかけてくる感じ。
    それが新鮮だった。

    二章は見ただけでうんざりしますが、地図を見ながら、鼬の勢力の変遷を想像したら楽しく読めました。
  • 虚航船団(新潮文庫)
    神話→歴史→SFという歴史的成立過程を倒置し、気狂いだらけの異様な文房具たち、迫力すら感じる歴史書・通史のカリカチュアを経て、"神話"と銘打たれたブンガクのジョイス的極地に至るまでの密度の濃さは類例を見ない。序盤の教会の件以降、宗教的要素のまるで現れない第三部は、しかし"荒唐無稽"という一点において...続きを読む
  • 笑犬樓よりの眺望
    筒井康隆のエッセイは毒舌でふざけているように見えて実は生活をしていく上での大きな基本を教えてくれる。おそらく今の若者が読むと時代遅れの意見ととらえるかもしれない。でも僕にとってはこれが正しい物の見かただ。これからも何年かに一度読み直したい。
    そしてこのエッセイの最後の2葉、「日本てんかん協会に関する...続きを読む
  • 愛のひだりがわ(新潮文庫)
    表紙が素敵だったのとタイトルに惹かれて購入しました。
    「愛のひだりがわ」というタイトルから、”愛”という
    概念を主軸にしている内容と想像していたのですが、
    とっても単純な意味でした♪
    (勿論、概念の”愛”も大きなテーマの本です。)
    そして、「愛のひだりがわ」の意味が分かった瞬間、
    新幹線で読んでいた...続きを読む
  • 家族八景(新潮文庫)

    読了

    始めて筒井康孝を読んでみました。
    こういう人の心理や感情を描いた小説は面白いですね。
    読んでて辛くなりますけど...。
  • ダンシング・ヴァニティ(新潮文庫)
    ジャズ小説×文学部唯野教授×夢の木坂分岐点×その他モロモロの筒井作品(○ ○! 混乱しそうだけど、文章のリズムがいいから、それにうまく乗っかるとスラスラ読める。
  • 虚航船団(新潮文庫)
    大学生時代に読んで衝撃を受けた本。まだメタ的な仕掛けの有る本とかほとんど読んだことがなく、小説の自由さにフィクションの世界の広大さを感じました。
  • 虚航船団(新潮文庫)
    なじ■
    登場人物は全員文房具、
    何十年も宇宙船で暮らし続けている為に
    一部を除き全員が気が狂っている。

    それぞれの文房具の擬人化具合が面白かったんですが、
    戦争に突入して以降とにかく文房具達が哀れで不憫で可哀想で
    仕方なかったです…
    しかしほんと面白かった…何度も味わいたくなる文章。
    ナンバリング...続きを読む
  • 俗物図鑑(新潮文庫)
    個人的に、『国家反逆』カテゴリーに含めている作品(ほかには井上ひさし「吉里吉里人」、小松左京「日本アパッチ族」、大江健三郎「同時代ゲーム」)。
  • 虚航船団(新潮文庫)
    宇宙を彷徨う文房具の乗った宇宙船、長旅に文房具たちは気が狂っている。そんな文房具たちが、イタチ文明の発達した惑星を侵略するという話。

    気が狂った文房具も、侵略戦争を繰り返しながら発展していくイタチたちも、人間への皮肉なんでしょうね。

    三部構成。二部は罠ですが、三部はもっと罠です。
    筒井康隆御大に...続きを読む
  • 原始人
    筒井康孝の小説を全部読んだわけではないが、『原始人』は最高傑作だと(勝手に)思っている。


    「すべてわれらと何ら変わることなし。」


    いや全くその通りだと思う。
  • 虚航船団(新潮文庫)
    登場文房具の心情を細かく描いているのが素晴らしいと思った。
    小説を読んでこんなに圧倒されたのは初めて
    筒井康隆さんの小説の中で一番好きです

    ココココココココココココココココココ
  • 虚航船団(新潮文庫)
    本でなければ味わえない楽しさがたっぷり。筒井作品のなかでも特に好きな一冊。漫画みたいな感じかな。ホチキスが印象的。ココココココココココココココ。
  • 家族八景 下巻
    この難解な筒井作品の漫画化。考えつかなかった。
    SFなら「時をかける少女」があったけど、ああいうわかりやすい話ならいい。
    これは文学というか哲学というかSFというか。ジャンルを飛び越えた話で、
    これまでにそういった話を描いてきた清原さんだからこその作品。
    七瀬はこのあとどこに行くのだろうか。いや、消...続きを読む
  • 夢の木坂分岐点(新潮文庫)
    本人も言うとおり、この小説は「ラストがうまくいってない」かもしれないけど、そんなことは気にせず最期まで休み休み読みました。これを読んだのは確かまだ義務教育を受けていた頃だと思うので、その頃の僕には一気に読むほどの理解力がなく、「え、どうなってるの」と読み返しながら読み進めたのを覚えています。
    だから...続きを読む
  • 愛のひだりがわ(新潮文庫)
    左腕が不自由な主人公・月岡愛は、行方不明の父親を探す旅に出かけ、行く先々でトラブルに巻き込まれてしまいます。しかし、たとえ左腕が不自由でも、その隣には飼い犬や出会った人がいて守ってくれ、襲い掛かる困難を乗り越えていき、そして・・・。
    このことは実は僕たちにも同じで、誰にでも不自由というものは必ずあり...続きを読む
  • 時をかける少女 (角川つばさ文庫)
    父母が子どもの時からある名作が、つばさ文庫に。なお色あせない魅力的な話で、世代を超えて愛されています。