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Posted by ブクログ 2015年03月17日
いやぁスゴイ。始めはそれなりにまともな人から、嫌悪感を伴う人になり、しまいには犯罪者が集まって梁山泊か。度量が広すぎる。ラストは連合赤軍事件のパロディか。多分事件直後だったと思うのでよく書けたと思う。寛容な時代だったのかな。本作品より5年後くらいに刊行された、井上ひさしの某小説に質感が似ていると思っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
高校の先生に
「お前好きそうだから読め!」
と言われた1冊…
先生はさすがです、鋭い!
衝撃でした。こんな小説があったのか!と高校生のあいこはびっくりでした。そこから筒井にどっぷりハマりました。
汚い話といえば汚いのだろうけど、おもしろい…ありえそうでありえない人たち、そして話の展開がたま...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
評論家だけの風変りな“梁山泊”プロダクション出現――盗聴、横領、出歯亀、放火などタブーとされる芸ばかりに秀でている彼ら俗物センセイは、一躍、マスコミの寵児にのし上がる。しかし、彼らの奔放な活躍ぶりは、次第に世間の良識という怪物の反撃に合い、両者の壮烈な戦いが開始された……。人間の隠された悪への欲望と...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月30日
接待担当課長の収賄、企業の養子社長の苦悩と蒸発(懐かしい。今なら失踪か)などに端を発した俗物的評論家を集めた梁山泊プロダクションを核として、当時のマスコミや急進的女性団体、世相に対する風刺を効かせたドタバタ劇を堪能した。亭主の失踪を追って妻が、俗悪評論家の犯罪行為の疑いを抱いて刑事が、吸い込まれるよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月18日
ドタバタでグロテスクで、読んでいる最中何度か吐き気がした…けど面白かった!エリート意識や選民意識が強くいっぱしの批判を口にする評論家、体面ばかり気にする警察、センセーショナルであればそれでいいメディアと、それを何の考えもなしに面白がるだけの大衆など、あらゆる方面に向けて皮肉がききまくっていて痛快。...続きを読む
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