内館牧子のレビュー一覧

  • すぐ死ぬんだから
    かっこいいおばあちゃん!
    麻布に昔から住んでいるというのもまた素敵。
    初めて内館牧子さんの本を読んだがすぐに別の本も購入することにしました。
  • 終わった人
    面白かった!

    内館牧子さんの本は、前に「どうせすぐ死ぬんだから」を読んだ。こちらは微妙だったな〜。主人公のおばさんがあまりにも鼻についた。

    けれど、「終わった人」は良かったね。
    男性の老後を描いた小説として、とてもよくできていると思う。とまだ若い自分が言うのも変だけど。

    平日の昼間にジムに通う...続きを読む
  • すぐ死ぬんだから
    快活なかんじの麻布のおばあちゃんのはなし。負いについても考えさせられたし、夫のそんざいとは?ということも考えさせられた本だった!!

    すごく面白かったなぁ。こういう攻める系のおばあちゃん痛くも見えるけど、やっぱり胸張って生きてる法がかっこいいよね。
  • すぐ死ぬんだから
    予想通りの展開なんだけどグイグイ読まされた。ハナのぼやきというか心情が歯切れ良く気持ちが良い。
    要所要所でなるほどと思う文章も多く、人生の節々で読み返したいと思った。
    年を重ねるとまた感じ方も変わりそう。
    意地悪な主人公であまり共感出来ないという声も多いけど私はめちゃくちゃ共感したので自分が意地悪な...続きを読む
  • 牧子、還暦過ぎてチューボーに入る
    つい食べることが疎かになりがちだけど、美味しくて健康的な食事を作ってみようと、とても励まされました。
  • 今度生まれたら
    単行本が出版された時から、文庫本が出版されるのを待っていました。その間にNHKでドラマ化されるも、それも観ずに、やっと文庫本を購入して、一気に読みました。
  • すぐ死ぬんだから
    面白い。冒頭から痛快。
    大台前の同期会での女性同士の妬み混じりの皮肉炸裂。
    高齢者の「ナチュラル」嫌い
    「人間は中身」と言う人に限って
    中身がない。等
    毒気がある言葉が刺さる。

    老化を感じ始めた女性が元気が出る本。

    外見を磨くことは心身の健康も必要であり
    理にも叶ってる。

    草笛光子さんや岸惠子...続きを読む
  • 老害の人
    一番の感想は、「老害を垂れ流せるのは元気な証拠」だ。
    だって、稼働していない工場は公害を垂れ流せないもの。

    ここに出てくる老人たちは、一部を除いて平均寿命よりも年齢が高く、それにもかかわらずボケもせず、自分のことは自分でできる。
    まだまだ、ホームなどに隔離されたくない。
    「娑婆(しゃば)でジタバタ...続きを読む
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞
    源氏物語の時代へタイムスリップする話。
    歴史は詳しくもなく好きでもなかったが、どんどん読み進めていた。
    生活様式がリアルに描かれていたと思う。
    源氏物語の悪役?である弘徽殿女御をただの悪役に書かないところに作者の愛が
    詰まっているのではないかと感じた。
    もし平安時代へタイムスリップしたら、どうやって...続きを読む
  • すぐ死ぬんだから
     どうせこの親父の善行が後から顕らかになって、家族みんなで泣くんだろうな…という期待をしっかりと裏切る面白い作品でした。
     随分前に朝日ジャーナルだったかポストだったか現代だったかで内館さんのエッセイを楽しみにしていた時期があって、そういえば大相撲の関係の記事だったかななどと考えながらの読書でした。...続きを読む
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞
    源氏物語は、授業で習った程度でいつかちゃんと読みたい。と思っていたことから、興味を持ち手に取りました。
    よくできた弟を持つ自分に劣等感を持つ主人公の人物描写にどんどん引きこまれました。
    物語の中にタイムスリップするという変わった設定が、とても面白かったです。

    はじめは、弟が優秀すぎて引け目を感じる...続きを読む
  • 終わった人
    展開が早くどんどん読み進んだ
    連続ドラマになりそうな内容だった
    主役は役所広司で妻役は檀れいかな?
    続編も読んでみたい
  • 大相撲の不思議2
    知れば知るほど面白い。

    外国人力士の日本語の流暢さ→日本人は群れるから話せるようにならないの対比はまさに本質。
  • 大相撲の不思議
    著者の大相撲への圧倒的な愛が感じられた。
    相撲が好きな方は必ず読んでほしい。

    女性が土俵に上がれないということを某国会議員がわからないのは自国の文化の無知とバッサリ切り捨てたのは痛快。
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞
    ラブコメちっくな実写版はあまりタイプではなかったけれど、弘徽殿の女御の台詞がとてもよくて、、!
    これは原作だったらめちゃめちゃおもしろいのではないか?と思い手に取りました。

    結果、毎晩ベッドで夜更かししてしまうほどとてもおもしろかった。
    平安時代の物語の世界へタイムスリップという、「ありえない×あ...続きを読む
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞
    とても面白かった。
    源氏物語に詳しくないけれど、弘徽殿女御のキャラに惹かれ、どんどん読み進めていけました。
    色々考えさせられる事や、共感や感心などもあり、色んな面白さで楽ませんてもらいました。
    後書きも面白くて、だからこの題名なのね!と納得したりして、最後の最後まで楽しませてもらいました。
  • すぐ死ぬんだから
    人生100年時代の痛快終活小説との紹介通り、パワフルでファッション大好きの78歳忍ハナが夫の死後、どうせ死ぬ日々を過ごしていく痛快な物語。実母とダブることも多く、見た目に手を抜かないハナの姿に身につまされることも多い。周囲の登場人物もドラマを見ているように生き生きと、それぞれの性格が立っていて、夢中...続きを読む
  • 女の不作法
    面白かった!今の年齢(43歳)のうちに読めて良かった一冊です。自戒になる部分が多くありました。
    内館牧子さん自身の失敗談も、惜しげもなく披露して下さっています。
    「類は友を呼ぶ」からだと思いますが、ご友人にもはっきりした性格の方が多いのだろうなと、様々なエピソードから感じました。
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞
    就職活動で、59社目の不採用通知を受け呆然とする主人公・雷は卒業後、派遣で製薬会社が主催するイベント会場の設営をすることとなる。『源氏物語と疾患展』というイベントで、光源氏等の登場人物の病気について現代だとどんな病気に当てはまるのか、その病気に効果がある薬品が展示されるといった内容のものだ。源氏物語...続きを読む
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞

    題名がピンとこない。

    源氏物語に題材をとった作品は多いが、脇役悪役憎まれ役の弘徽殿女御をヒロインに仕立てた着眼点が素晴らしい。更にこのヒロインのキャラクター作りが実にいい。兄弟愛 親子愛 男女愛 権力愛と今も昔も変わらない愛情の描き方もすっと頭に入ってくる。(当時の人としてはあまりにも現代風の思考形態になっているような気...続きを読む