内館牧子のレビュー一覧

  • 週末婚
    平日は仕事に趣味にと自分ひとりの時間を大いに楽しんで、週末だけ夫婦一緒に暮らしましょう。
    独身生活と婚姻生活のいいとこ取りのような生活スタイルだが、果たしてそううまくいくのか。

    冴えない妹である主人公が、才色兼備の姉の結婚を機に「姉より幸せになってやる!」と決意したことから始まる、姉妹の愛憎劇を絡...続きを読む
  • 「横審の魔女」と呼ばれて
    週刊朝日に連載されていたコラムのなかから相撲関係をまとめた作品。連載当時から時折読んでいたので懐かしい感じがしました。それにしても横綱審議委員を10年も務めていたとは!せいぜい数年だと思っていましたが長かったんですねえ。大相撲を世間に広めた功績は大きいと思います。ご苦労様でした。
  • 必要のない人
    内館さんの本は初めてでしたが、1冊目がこれでよかったな~と思いました。
    彼女のキライなタイプの女が、私と似ていたから(笑)
    次はどれにしよう。
  • 養老院より大学院
    内館の文章は、しっかりしている。エッジが立っていてかつ論理的だ。社会人大学院の生活が楽しいものであったことがストレートに伝わってくる。
  • 愛し続けるのは無理である。
    うーんやっぱりそうかあとタイトルに唸ってつい購入してしまった。

    私が内館牧子女史について知っていることなんて
    女性なのに横審で大相撲の大ファンで東北大の大学院に通っていたおばさん
    くらいなものだったのだけれど、
    読んでみたらまあ、素敵な中年女性です。おばさんなんていってごめんなさい。
    私はおばさん...続きを読む
  • 愛し続けるのは無理である。
    店でジャケ買いしたが軽く一気に読めた。ニュースで見かける内館さんが、なぜいつもあんなに怒ったような顔をしているのかがなんとなく得心できた。もちろんソレのみじゃないだろうが、人生のかなりの部分をやはり「相撲」に捧げた方だったんだなあと、若貴の頃にちょろっと相撲にハマってたにわかファンの私などは口を挟め...続きを読む
  • 切ないOLに捧ぐ
    正直言って最初はタイトルから手に取ることができなかった。なんだか自分が疲れたOLだと認めるのがイヤだったし、なんか丁度「私ってこのままで良いのかしら」とすごく悩んでいた時期だった。

    この本はシナリオライターの内館 牧子さんがOLからシナリオライターになるまでのことを書いているエッセイだ。

    OLか...続きを読む
  • 切ないOLに捧ぐ
    酒井順子「負け犬の遠吠え」は、あんなにメディアに取り上げられる前であったら素直に気恥ずかしくなく手に取れたのに、と思う女性は多いのではないだろうか。気恥ずかしい題名、それは本書も同じである。エロ本を買う男子が他の本に挟んでレジに持っていく気持ちにも似て、正直、あまり人に見られたくない。自分が切ないO...続きを読む
  • 切ないOLに捧ぐ
     この本は、22歳の就職した年から始まって、13年間に渡るOL生活についてのエッセイ。
      年齢を追うごとに書かれている内容に共感度が高まっていくのはナゼだろう(笑)
  • 老害の人
    “老害”すごーくインパクトのある言葉。「昔はこうだった〜」「今の人達は〜」主人公、戸山福太郎、85歳、老害も老害、バラまきどうし。福太郎を入れて老害仲間5人、通称、老害クインテット。共通の話題よりもそれぞれが得意なパートをかき鳴らす、昔の自慢パート、病気自慢パート、体力自慢パートなどなど。そして老害...続きを読む
  • 今度生まれたら
    今はまだ働いているから仕事も大変だしぴんとこないが、特に趣味もない自分としては色々と老後について考えさせられた。
  • 老害の人
    漫画黒沢での『すべては地続きだ』を思い出す。

    私には小さい子がいる私は今年40になり65の母が居て後期高齢者の義両親がいる。
    かつて私は5歳で、そのうち親の歳になるだろう。あっという間だ。すべて繋がっており必然的に無駄なく物事は進んでいくのだろう。

    つまり老害は遠い未来や対岸の出来事ではなく私の...続きを読む
  • 今度生まれたら
    自分はどんな70代になっているんだろう?身につまされる思いで読みました。
    「趣味じゃダメなのか」「インドアな趣味しかない私は、老後ヤバイんじゃないか」、読んでて焦った。
    読後、身体が動く限り仕事は続けていこうと思った(笑)
  • あなたはオバサンと呼ばれてる
    人気脚本家が50歳頃の1997年頃に書いたエッセイ。古今東西の映画のシチュエーションや登場人物に対し、「女がオバサンにならない」方法に特化して評論している。同性かつ主に同世代の女性に向けた批評は容赦なく、しかし不謹慎にも何度か笑わされた。

    映画評論の面もある本書。女性への批評と同時に映画にも容赦な...続きを読む
  • 女盛りはモヤモヤ盛り
    「雄星さんの読書」で読書の重要さについてのエッセイがお勧め。 メジャーリーガーの菊池雄星投手のインタビュー記事を紹介しています。「僕が読書、本に助けられ、本の影響を受けて育ったので、本を広めていきたい。簡単に情報を得られる時代だからこそ、自分から取りに行く情報を大事にしたい」と語っています。
  • 女盛りはハラハラ盛り
    『週刊朝日』2020年11月27日号~2023年6月9日号まで掲載されていたエッセイを纏めたものでシリーズ最終巻。

    歯に衣着せぬ牧子節は健在。

    宅配便の集荷を依頼しようと電話を掛けたら応答したのは女声AI。
    機械との長いやりとりに「面倒くさいから、もう結構ですッ」と怒って電話を切る牧子さん。
    ...続きを読む
  • 老害の人
    2024年5月からNHK BSで伊東四朗主演の連ドラが放送されるので読んでみた。前半は本当に老害たっぷりで読むのも嫌になったけど、後半はちょっとマシ。私も十分に年寄りと思うけど、登場人物たちで考えると老人とその子の間くらいで、まあどっちの気持ちも分からないことはない。自分もこの先、うまく生きていきた...続きを読む
  • 終わった人
    展開が早すぎて結局何の話だったんだろう…という感想。定年を迎えた男性の人生が軸にありながら風呂敷広げすぎてよくわからないまま終わった
  • 老害の人
    まずまず。
    自分が高齢なのを自覚する。若い人に謙虚に接する。だが、やりたい事を我慢する必要はない。
  • 今度生まれたら
    読んでいてもどかしい気持ちがして少しもやもやするが、結局主人公の気持ちや考えが自分の中にもあり、それを反映しているからなのかなと思った。