内館牧子のレビュー一覧

  • 終わった人
    最初は、なんだろうこのおじさんと思っていればたけど、読み進むに連れてワクワクし、まさかの展開で気がつけば応援していた。
    わたしも岩手出身なので、岩手の情景を沢山描写してくれていてとても嬉しかった。次帰省するのが楽しみだな。
    私の定年はまだまだだから、また読みたいと思う。
  • すぐ死ぬんだから
    終わった人、を読んですぐこっちも読みました。
    こちらもまさかの展開が続いて、すぐに読んじゃいました。
    年相応とか、若く見えたいとか、言葉にするのは難しいけど
    自分らしくいれば輝いているんだなと思った。
    背中を押してくれるような本です。
  • 終わった人
    最後の方はあまり読んでいて楽しい内容でなかったのが残念。そうなっちゃうのかぁという感じ。
    でも全体的にはおもしろかった!
  • 今度生まれたら
    70代には、こういう考えや行動、ハプニングなどが起こるのかと予備知識をもらった気がする。
    打算的に結婚し、安泰だと思っていたのに、夫が早期退職する。
    2人の息子は独立するが、1人は結婚生活がうまくいかない、もう1人は会社を辞めて夢を追いかける。
    それを心配したり後押ししたり、幾つになっても親は親なん...続きを読む
  • 今度生まれたら
    70歳の女性の心の奥を、人生を垣間見る事ができることがなんて凄いことなのだろうか。

    なんのために自分の人生はあるのか、
    何をして生きていくべきなのかを最近真剣に考えており、悩み、苦しいとすら感じ始めていた。

    この本を読んで、自分の今感じている悩みや葛藤は、何歳になったとしても、あり続けることなの...続きを読む
  • 牧子、還暦過ぎてチューボーに入る
    著者の本は、本音で書かれているので、面白く、読みやすくて、とても好きです。
    本著は、「料理」をテーマに書かれていましたが、とても面白く、料理がしたくなりました!
    ぜひぜひ読んでみて下さい。
  • 今度生まれたら
    「これでよかったのだろうか」
    「もっとあのとき頑張っていれば」
    わたしは今30代半ばですが、
    このようなタラレバを考えたこと、たくさんあります。

    この小説の中で、もっと先を生きる人のタラレバを体験し、「もっと自分の人生を生きよう」と安直ですが感じることができました。

    人生に迷っている人に、おすす...続きを読む
  • 女盛りは不満盛り
     60代の多くは心と体のギャップに気づかない。60代は間違いなく「転倒注意年齢」 内館牧子「女盛りは不満盛り」、2020.2発行。①著者と愛猫カミラの日々がとてもいい話でした。秋田には忠犬だけでなく村人を救った忠猫もいたそうです。猫はやるときにはやるそうです(^-^) ②北の湖理事長に「どうしたら人...続きを読む
  • すぐ死ぬんだから
    はじめは主人公、皮肉ばかりの押し付けがましい小姑だなと感じた。読み進めるうちに感情移入していき終盤菩薩に化してるのが面白かった。
  • 牧子、還暦過ぎてチューボーに入る
    医食同源。食事も薬も源は同じ。健康を維持するには食事が大切。食べることは生きること生きることは食べることを意識しながら食に向き合いたいと思う。
  • 今度生まれたら
    面白かった!所々 ふふっと笑える箇所があったり 姉夫婦の話はショックだったし ほんとに人生何があるかわからないよね。いい事も悪い事も…
    先々が見えたら生きる気力を失う。見えないから 先々を少しでもよくしようと懸命になる。たとえ
    小さな効果でも生きる気力になる。弱気にならない。付箋を貼った箇所。
    特に...続きを読む
  • 終わった人
    「お互いにいい年なんだから、行きたいように生きる方がいいわ」
    「何にでも終わりはある。早いか遅いかと、終わり方の良し悪しだけだ。」
    「人は《今やりたいことをやる》が正しいと身にしみた。」
    「この年齢まで他人の女が俺と人生を共にし、一緒に年を取って来た。」
  • 今度生まれたら
    タイトルにピンっ!ときた方は是非。
    電車の中で何度も吹き出しそうになりました。
    予想できるストーリーと、後半の盛り沢山な出来事に少々お腹いっぱいなりますが、華麗な着地に星4つです。
    楽しめました。
  • すぐ死ぬんだから
    終活なんて一切しない。それより今を楽しまなきゃ。78歳の忍ハナは、実年齢より上に見られたことで「人は中身よりまず外見を磨かねば」と若くいることに価値を見出している。
    仲のいい夫と経営してきた酒屋は息子夫婦に譲っているが、問題は息子の嫁である。自分に手をかけず、貧乏くさくて人前に出せたものではない。そ...続きを読む
  • すぐ死ぬんだから
    今終活をしている自分と比べハナさんはパワフルだなぁ~と、とてもあんなふうには生きられないと思いつつ、自分も磨いてみようかな?とも思う
  • 牧子、還暦過ぎてチューボーに入る
     若い頃の豪快な食生活から大病体験、料理への遅い目覚めなどさらけ出し笑い話にしながらも、同じような道を歩みつつある予備軍の我々に警鐘を鳴らし、大切なことをたくさん書いてくださっている。良いと分かっているようでなかなか取り組めないことの多い食生活を振り返り、反省し納得すること多数。
     料理研究家の先生...続きを読む
  • 牧子、還暦過ぎてチューボーに入る
    食事にあまりこだわってこなかった著者が病をきっかけに食と向き合う話。「体にいい◯◯を食べましょう」「食事は◯◯しなければならない」というかたい話はなく、テンポが良くて読みやすかった。
    時々、出てくるレシピは料理初心者の自分には難しい食材があったけど、旬のものを食べることはすぐにでも取り入れられそう。...続きを読む
  • 終わった人
    自分現在40後半、これから終わった人が見え始める年代。読み始めは現実と先を重ねて暗い気分になりそうだからやめておこうかと思ったけど、作品は作品として読み進めたら、読後は爽快。

    『十代、二十代、三十代と、年代によって「なすにふさわしいこと」があるのだ。五十代、六十代、七十代と、あるのだ。形あるものは...続きを読む
  • 終わった人
    正月休み、じいちゃんちにいる間に読む本ではなかった。

    著者は、再生の物語と言っていますが。私は、何か、ジーンと寂しさを感じた。
    「若い頃に秀才であろうとなかろうと、美人であろうとなかろうと、一流企業に勤務しようとしまいと、人間の着地点って大差ないのね」

    どうなんだろうか、どうなんだろう。ずっと考...続きを読む
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞

    内館さんの本はおそらく初見。
    弘徽殿女御にスポットライトを当てた珍しい小説。ところどころ、あれ?と思うところはあった(夕顔と会う時に源氏が仮面をつけていたとところ等)が、そこは小説なので都合よく解釈しているのだろう。私も女御に関心を持ったことがなかったので、自分の中に新しい観点が生まれたような気分...続きを読む