瀧羽麻子のレビュー一覧
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食べものをめぐるわたしたちの物語。
フランス家庭料理のレストラン・ファミーユで働く啓太と、看板娘の真衣。2人の家族の顔合わせの日、啓太の母・美奈子は現れなかった。バリバリと働く美奈子を父・雪生は庇う。真衣の父・正造は不機嫌を隠さないが母・芳江は穏やかだ。主人公と時間が代わりながら綴られる温かな連作...続きを読むPosted by ブクログ -
かなり読みやすい。すぐ読める。家族関係で悩んでる時ならグッとくるかも。
いくら仕事だからって両家顔合わせを連絡も無くキャンセルする母親はどうかと思う。後日謝りに行ったとはいえ良い感じの話にできるものなのか。忙しい社会人になったら見方も変わるのか。Posted by ブクログ -
二つの家族の一人一人の視点で過去、現在、未来が描かれている。この構造は凄く読みやすかったし登場人物全員の過去現在未来を追うことができた。
なにか特別な事があるわけでもなく(家族にとっては特別はある)でもそんな日常がほのぼのと描かれている感じ。
自分の身内が相手の家族とこれからどうやって関わってい...続きを読むPosted by ブクログ -
様々な作家による「結婚」についてのお話。
白い結婚側は素敵な結婚で、黒い結婚は不幸な結婚だった。
特に黒い結婚の方で、似た話があってゾッとした。入り口は気づかないところにあるもんだ。
白い結婚の方の初恋のバンドマンの話はこんなカップルもありだよなと思わせてくれる、幸せなお話だった、Posted by ブクログ -
高校生の淡い恋とちょっとのファンタジーと少しのどんでん返し。難しい家庭環境にあっても、暗くない素敵なキャラの人達に癒される。
読んで ほっこりする。良かった。
もうひとつの短編「はちみつ」は「うさぎパン」のスピンオフ。これもいい。Posted by ブクログ -
素敵な音色を奏でるオルゴールが、大切な人とのつながりを思い出させてくれるお話。「必ずしも、音楽そのものに思い入れがあるとは限りません。人生の大事な場面でたまたま流れていた曲が、意外に長く心に残ることもある。」というセリフの通り、音楽は大切な思い出を呼び起こしてくれるものだと感じました。Posted by ブクログ
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結婚の約束をしている啓太と真衣。
両親が小さなレストランを営む家庭に育った真衣と、その店にコックの卵として働いている啓太。
両家の初顔合わせの席に、バリバリのキャリアウーマンとして働いている啓太の母が現れなかったというところから物語は始まります。
家族って、はた目にはわからないけれど、父と母と子そ...続きを読むPosted by ブクログ -
転職エージェントで働く主人公”香澄”。転職の相談に乗るうち、自分の人生を見つめ直す。長編小説。
転職を希望する理由や、会社に求める事、何にやりがいを感じるか、譲れない部分が十人十色で興味深かったです。自分だったらどうだろうと考えながら読みました。
失敗だと思っていた事が、実はいい影響を与えていた...続きを読むPosted by ブクログ -
転職エージェントって
こんな感じのお仕事なんだなぁって思いながら
楽しんで読めました。
主人公にはあまり感情移入しなかったけれど
転職活動をする人たちの迷いや悩み、
そして歩き出す姿が良かったです。Posted by ブクログ -
前に読んでから、だいぶ間が空いてしまったので、恋月橋を読む前に再読。
あの辺りに住んでたから、それだけで評価も上がるけど、その懐かしさを出汁にしながら、花とたっちゃん、山根と安藤の物語を楽しんだ。Posted by ブクログ -
東入から、内にエネルギーを溜め込んだもどかしさを感じさせていた山根の物語。姫の登場でどうなる山根。懐かしさと共に山根の物語、周りの面々との日常を楽しみました。Posted by ブクログ
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転職アドバイザー会社の話。
転職する理由ややり方も人それぞれだなと思った。
主軸の主人公の元夫の不倫の話をもう少し掘り下げて欲しかった。
スナダックに入って退社した一ノ瀬さんは前向きな退職でよかった。Posted by ブクログ